トップページDVHS

初心者ログ- ユーザーの本音- 逸般人の方々を紹介- リンク- シグナル大人の話題
投稿者:V20

たまーにお世話になり、有り難うございます。 どなたか教えて頂きたいのですが、BSなどをDATテープに録音した(特にデジタルで)ものが多少なりとも増えつつあります。お気に入りを(主にクラッシックです。)CDRで焼きたいのですが、現時点で、一番簡単に高音質に作る方法を教えて下さい。今迄に皆さんの書き込みを見ているとフィリップスの業務用CDRデッキ630とかいう型番が記憶にありますが・・・。また、パソコンを自作で作る予定も将来出て来ていますので、パソコンで作成するメリットなど、実際、現時点でどの様なものなのかを、簡単に教えて頂けると幸いです。たしか、普通のCDRデッキでは一度アナログに戻してから録音する事になってますよね。これって・・。

あと、BSでは音楽番組などでAモードとBモードに分けて放送されますけど、家ではDATデッキをロングモードCOAXIALにしておくと、Bモードの時だけ48kHzを表示して録音が始まるようです。BSファンでは前もってAかBかが解る時と解らない時があります。テープの録音時間に倍も違いがあるので事前に知らないと録音が失敗する事が有ります。これは、皆様、どう防いででおられるのでしょうか?ご存じでしたら教えて下さい。宜しくお願いします。
--------------------------------------------------------
投稿者:あい

DATからCD-Rに編集するには、パソコンを使う方法とパソコンを使わない方法の2通りがあります。まずパソコンを使わない方法ですが、マランツの業務用CD-Rデッキ[CDR630]が実売7〜9万円前後で売られています。これを使うのが最も手っ取り早く確実です。普通のCD-Rデッキでは一度アナログに戻す、とありますが、これは[SCMS]というコピー世代管理システムがあって、デジタルで入力出来ないからです(CD-Rデッキ側の問題です)ところがCDR630の場合は、SCMSによる世代管理がありませんので(これが業務用と呼ばれる理由です)デジタルのまま入力出来ます。

もっとも、DATからデジタル録音する場合でも、CD規格の44.1kHzにそろえるためにCDR630内蔵のSRC(サンプリングレートコンバーター)を通過させる必要はありますが…。パソコンを使わない方法の長所は「CD-Rが満杯になるまで何度でも継ぎ足し録音出来る」事があります。手動でTOCを書き込む作業を行うまでは、そのCD-Rは未完成品として扱われ、何度でも継ぎ足して録音する事が出来ます。パソコンを使う方法は、コピー世代管理を一切受けない事もソフトウェアの設定次第で可能です(ただし違法コピー作成の危険性はあります)パソコン側の音声編集ソフトで音声を加工する事が可能ですが、TOCも同時に書き込んでしまうためにCD-R書き込みは一回限りで、いかに記録部分が余っていても継ぎ足し録音は出来ません(実際には可能ですが、その継ぎ足した部分は一般のCDプレーヤーでは再生出来ない、パソコン用CD-ROM専用部分になってしまいます)

私はパソコン用CD-RドライブとCDR630の両方を所有していますが、現時点ではDATとパソコンをデジタル接続する方法が手元にないため、パソコンを使わない方法で編集しています。CDR630の利点は(操作ミスによる書き込み失敗を別にすれば)「パソコンを知らない人でも簡単に扱える」事です。CDR630は他の民生用CD-Rデッキと違って、オーディオ専用CD-Rメディアを強制的に使用させられる事もありません(パソコン用CD-Rメディアが使えます)から、民生用CD-Rデッキより扱いはむしろ簡単です。しかしCDR630は完全無欠のデッキではありません。

最大の不満は「録音スタートで0.3秒程度遅れる」事で、これが原因で録音に失敗する事が結構あります。あらかじめDATのスタートIDを前にずらしておくなどして対処する事が必要でしょう(この点でSONYのDATに装備されているシフトリナンバー機能が役に立っています)
--------------------------------------------------------
投稿者:るり

パソコン用のCD-Rに落とす場合はサウンドカード等を用意しないといけませんが、大抵のサウンドカードはAC-97規格にそっているので注意してください。この手のタイプは必ずデジタル入力はサンプリングレートコンバータがかみます。また48KでしかWAV化できません。よってソフトで48->44.1へレートコンバートする必要がでてきます。48K物ならそれほど気にならないかもしれませんが、32K物なら32->48->44.1とレートコンバートする事になると思います。もちろん32/44.1/48をそのままWAV化できるサウンドカードもあります。あと大抵のサウンドカードはチャンネルステータスがPCIバス等へ転送されません。ソフトもこれに対応している物はほとんどありません。サンプリングレートはWAV化の時に指定すれば良いですが、エンファシスはまずWAV化の時に保存できません。エンファシスを指定できるCD-Rライターソフトを選べばマニュアルでできますので、WAV毎にエンファシスの状態を把握しておきましょう。もちろん曲間コード(DATでいうスタートID)も転送されませんので、TRACK分割して焼きたいときはWAVを分割してください。いろいろとできる反面全て自分でしないといけないので結構面倒ですよ。

もしお持ちのBS録音テープが、チューナーから直に録った世代の物なら大抵もう一世代はデジタル録音できたと思います。もしそうならもう一台DAT買うというのもありかも、せっかくの32K/48K直接録音なのですから・・・業務機であろうとも、著作権を主張している物を著作権者に断り無くほぼ同じ物を作ることは違法なので注意してください。・・・念のため
--------------------------------------------------------
投稿者:TS

>最大の不満は「録音スタートで0.3秒程度遅れる」事で、これが原因で録音に失敗する事が結構あります。

これは、フィリップス・マランツ製のCD-R共通の特徴です。 TEAC、パイオニア等ではバッファーメモリーを持つことでボタンを押した瞬間に録音できるようになっています。先日RW-800によるダビング作業中にうっかり不要な録音を開始してしまい、 一瞬後に止めましたが、おそらく操作が無効となるだろうと思いきや、しっかり録音されていました。 DATテープの耐久性ですが、ビデオテープ並にはあると思います。そうでなければ業務用途で標準装備にはならなかったはずです。業務用DATデッキはメカからして違いますが。


\