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投稿者:りゅう

はじめまして、りゅうと申します。実は私、4月に小さな喫茶店を始めるのですが、その店のBGMのことでご相談したくて書き込みしました。 その店ではミュージックバードを受信しようと思っています。また、過去ログでの皆さんの評価から、LINNのAV5110が「音質+デザイン+コスト」のバランスでベストではなかろうかと考えています。 そこで、アンプの選択で皆さんの知恵をお借りしたいのです。

予算(5〜7万円)とデザインで次の候補を挙げております。
@デンオン PMA−1500R
Aマランツ PM−19
ミュージックバードは、主にジャズのチャンネルを雰囲気を大事にして流したいのですが、どんなアンプがよいでしょうか。他の推薦機種を含めて教えていただきたいのですが・・・ 地方にすんでいるもので、試聴の機会に恵まれず悲しいです(笑)。
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投稿者:きゃらめる

PM-19がお勧めです。 何と言っても、今なら、40000円以下で買えます。 私も1台買いました。
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投稿者:maru

この2つでは、大音響でそれこそロックでも聞くなら絶対ならPMA−1500R。BGMならPM−19でしょう。コストパフォーマンスの点でもPM−19です。 PM-19にされてはいかがですか?7万なら、テクニクスという選択しもありますが。
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投稿者:りゅう

りゅうです。きゃらめるさん、maruさん、早速レスありがとうございます。 PM−19に気持ちが大きく傾きました。 ところで、テクニクスはどうなんでしょうね。型番は忘れましたが、確か定価7万5千円くらいでしたよね。PM−19と比べて音の品位に差が出てきそうでしょうか。一応予算内なのでチェックしたい部分です。 ダイナミックなビッグバンドより繊細なピアノのタッチが再現できたら、極めて理想的です。
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投稿者:maru

実売価格39800円のPM-19と、定価74800円のSU-A808を比べるのも、酷な気がしますが、圧倒的にSU-A808の方がいいとおもいます。SU-A808はストレートだし、繊細だし、静かだし、まさに、エレガントな音です。10万以下の価格いや、15万以下では、ライバル無し!と断言したいです。ぜひ、買う前に、色々試聴してください。 http://www.panasonic.co.jp/technics/product_catalogue/su-a808/su-a808.htm
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投稿者:りゅう

maruさん、レスありがとうございます。 自分の2倍以上の価格の製品にも負けないと断言されてしまったら、SU-A808を多いに検討しなければなりませんね。週末に店に行ってみます。 ただ一番近い店の店員が「アンプはデンオン、またはサンスイ」といって聞かないんですよ。私の住まいは本当に田舎なので、いろんな機種を聴き比べるというのが困難なんです。 でも今回は自分の店のことなので、がんばって少し遠くの大型店に行ってみようと思います。また、せっかくなんでPM-19,SU-A808以外の機種も試聴しようと思うので、お勧めがありましたら教えてください。 よろしくお願いします。
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投稿者:maru

最初にもうしましたように、デンオン PMA−1500Rや、その、1つ上などは、パワーがあって、低音がでてるなと思いましたが、一方、PMA−1500Rのグレードだと、繊細さにかけクラシックには無理だと思います。ロックがんがん向きでしょう。 サンスイは父が907○○○を使ってますが、パワーもあるし繊細な音もでるし、オールラウンドです。とてもすばらしいアンプだと思います。 ただ607だと聞いた感じは、ややパワー優先かもしれません。 但し、以前507○○○を聞きましたが、最低です。サンスイは607までです。 あと、僕はアキュフェーズを使ってます。ちょっと古い型ですが、バランスもよく、完璧です。やっぱりアンプはアキュフェーズでしょう!(あれ?)
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投稿者:バイト君

そのお店ではデンオンのアンプが一番いい場所に設置してありませんでしたか? デンオンの営業はものすごく、接待、リベートは他の追随を許しません。 そうゆう意味で、ついつい勧めてしまいます。 でも、営業も強力ですが、S10IIなどはほんとに良いと思います。 自信を持って勧められます。
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投稿者:りゅう

いろいろとありがとうございます。 私はホームオーディオではラックスマンを使用しており、今回も本当はラックスマンにしたいのですが、予算面で諦めました。そこで、以前試聴したマランツ機の音が割と好みに近かったこともあり、最初の書込みとなったわけです。

お二人がお勧めになるアンプは、多分私の期待に応えてくれると思います。しかしここで予算を無視してしまっては、店の経営に支障をきたします(笑)。 試聴は予算内の物しかしないようにするつもりです。

ところで、バイト君さんはオーディオ店でバイトしていて、そこでデンオンの接待を受けたことがある方なんですか。他の追随を許さない接待とはどんなものなのか、そちらの方にも関心を持った次第です。
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投稿者:エリオル

はじめましてりゅうさん。エリオルと申します。皆様国産アンプの話で盛り上がっていらっしゃいますね(^^)。

しかし、ここで敢えて一言違う事を書きたいのですが、LINNを国産アンプで鳴らすのは個人的には(__;)な感じです。

一般的な大型の国産アンプとLINNとでは、音に対するアイデンティティやコンセプトのベクトルが正反対ですし、 本来LINNを鳴らす為にはLINNのアンプがベスト、価格的に辛ければ、似たような方向性と設計思想にある、 同じ英国製のシンプルな低価格アンプをチョイスするのが無難だと思います。

*喫茶店のBGMとゆー事ですから、静かな環境の中、会話の邪魔にならず、 お客様に心地良く感じて貰える程度の小音量で、オーディオを意識させずに、 優しくふわりと豊かな音場感で鳴らしたい、だけれど、気の付く人には「あっ良い音だな」って感じて貰えるのが理想でしょうか。

その点を考えると、LINNのAV5110は音質、デザイン両面でベストな選択だと思います。 一般的なボーズやJBLのサテライトよりも遙かに自然で気の利いた音を聞かせてくれる筈です。 ですから、せっかくLINNを選択するのでしたら、それに見合ったコンセプトと相性の、 スタイリッシュなアンプとCDPを選んでいただきたいです。

一般的に国産機は、中〜大音量で迫力ある鳴らし方をするのには向きますが、 小音量で混濁感や歪み感無く、豊かな響きと音楽的旋律を奏でるのは苦手としています。 先に挙げられたデンオン等はその典型で、音にインパクトがあって思わずスピーカーに目が行ってしまいますが、 BGMとして聞くにはうるさいし、何より聞き疲れします。これでは喫茶店向きとは言えませんよね。

ジャズの雰囲気を大切にして小粋に鳴らしたいとゆー事ですので、まず先に思い当たるのはクリークです。 4330とゆーモデルが量販店で実売7万円台ですが、雰囲気も含め小音量のジャズにはかなり合うと思います。 僕は自室のサブシステムに旧モデルの4240を使用していますが、音楽性豊かでジャズ等にはバッチリロックします。 同じマイククリークの設計で、ケンブリッジブランドなら、A300等もう少し低価格のモデルもあります。 これらは、聴き易くナチュラルにまとめた、英国的でちょっと古風な色っぽい音色です。

その他では、デザイン的に少し地味ですが、音質的にクリークとやや異なる、 透明サッパリ系でクリーンなローテルRA931(実売4.5万)、 ちょっと変わったところで、国産ですが東京サウンドの真空管アンプValve100(実売6〜7万)も面白いです。 高分解能で聴感に優しく響きの豊かなイメージです。但し出力が小さく、クリップして大きな音は出せませんので、 AV5110の能率(カタログに記載無し)によっては、使用が難しい場合が考えられます。

英国系アンプは他にもありますが、とりあえずこの辺りならバランス良く釣り合うと思います ちなみに、ミュージックバードも良いですが、ナカミチかCECの低価格CDチェンジャーを導入して、 お店で雰囲気の良い曲をランダム再生するのも一興かと思います。 以前に、通りがかりのアンティークな内装の喫茶店で、 ナカミチのCDチェンジャーと低価格アンプIA−4sに、 イギリスのB&Wソリッドモニターを天井の隅に取り付け、 ジャズを小音量で、音場豊かにクリアーに気持ち良く鳴らしているお店に入った事がありました。 クリークだと雰囲気優先で、あの時聞いた様な、ナカミチ独特のシャープでクリアな音場感は出にくいかも知れません。 この点でよりナカミチに近いと思われるのは、ローテルやオーラデザインですね。

ローテルについて詳しい販売店。  http://member.nifty.ne.jp/audio-goto/ クリークについての問い合わせ先  http://www.hifijapan.co.jp/
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投稿者:りゅう

エリオルさん、詳細レスありがとうございます。 困りました。私は半ばPM-19とSU-A808の比較試聴で決めようと思っていたものですから。しかし、エリオルさんの解説は私のBGMに対する理想とバッチリ重なっているのです。AV5110のデザインが気に入っているだけに、こいつを生かしきるアンプがぜひとも欲しいものです。

しかし困りました。というのも、エリオルさんお勧めのクリーク、ケンブリッジ、ローテルといったブランドは雑誌でその名前を見たことがある程度で、私の行くオーディオ店では見たことも無いからです。これらの機種は多分試聴は無理です。(東京への出張が入れば別ですが・・・) 非常にあつかましいかもしれませんが、以下に私の再現したい音空間を列記しますので、これにベストな1台とゆーものをご推薦いただけないでしょうか。

@ビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デビー」をささやくように Aアート・ペッパーの「ミーツ・ザ・リズムセクション」をスキップするように Bクリフォード・ブラウンの「ウィズ・ストリングス」で女性を口説くように

無茶苦茶かつ自分勝手な表現でスミマセン。ここまでくると、客の存在を忘れているかのようでコワイです。でもやっぱり@〜Bの雰囲気は実現したいですね。ぜひとも決めのレスをお願いします。 そうそう、CDチェンジャーも当初検討しましたが、留守中に他のスタッフに触られたくないので今回は見送りました。それに自分の好きな曲しかかけなかったら客が来ないような気がしまして。
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投稿者:SUWA.H

こんばんは、りゅうさん。 国産モデルから選ぶのなら私もテクニクスのアンプいいかもと思います。先代のSU-A900/700とかはイギリス向けに作られたモデルで、音場を大事にしたモデルだったと聞きますし。音決めも現地スタッフの手によるとか。で、現行モデルじゃないSU-A700とか処分品みかけました。結構お安かった気がします。LINNの音にも合いそうだなぁという雰囲気はありますね。
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投稿者:りゅう

SUWA.Hさん、レスありがとうございます。 週末に店に行った際、SU-A900/700があれば試聴してみます。 しかし、やはりエリオルさんの「英国物には英国物で」という発言が気になります。通販のサイトを見ても、決して手の出ない価格ではないですよね。またデザイン的にもコンパクトで、CS-PCMのチューナーとマッチするのはむしろこちらの方かもしれません。 というわけで、週末まで相当気をもむことになりそうです。
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投稿者:maru

どーも エリオルさんの言うことも一理あります。 ただ、最近テクニクスは日本より、ヨーロッパの方が市場として重視しているのは明らかで、(販売台数上そうなってしまったのでしょうが)サウンドも、ヨーロッパ的だと思います。CDプレーヤーなんか、向こうで生産してますしね。 マランツも、フィリップッスの日本支社みたいなもんですから、設計や、目指すサウンドはヨーロッパ的だと思います。 で、結論としてはSU-A808が一番お勧めです。 (どうしてもクリークを買うなら、 http://www.audioadvisor.com/product.cfm?productid=195 をご利用ください、)
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投稿者:りゅう

maruさん、レスありがとうございます。 ここに来てふと我に返ったんですが、私の店はほとんどカウンターのみのすごく小さな店なんで(決して飲み屋ではない)、カウンターごしに仲のいい客とおしゃべりすることを考えているんです。ということは、常時私の好きなジャンル(つまりジャズ)ばかりをかける訳にはいかないんじゃないかと。

ミュージックバードのプログラムを見ると、「30代必聴!あの頃のスーパースターが蘇る」なんてのもありますし、以前お世話になった上司からは「ゆとりの50代向けエンタテインメント」をかけろ、と言われるかもしれません。 こんな時クリークはどんな音を出すのでしょう。

ジャズやクラシックを基本にしつつもその他のジャンルもそつなくこなすという意味では、やっぱりテクニクスが無難かなと考えております。 エリオルさん、どう思われますか。(話の焦点が定まらず申し訳ありません)
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投稿者:エリオル

>以下に私の再現したい音空間を列記しますので、これにベストな1台とゆーものをご推薦いただけないでしょうか。

これはけっこう難しい質問です。 ここに挙げられているアンプのの中で、アンプ単体としてどれが一番、りゅうさんの挙げられた様な音楽を、 より高度に再現できるのかと聞かれれば、それはValve100だと思います。但し、このアンプは真空管ですので、 一般的なアンプに比べて取り扱いが難しいのが難点です。片チャンネル8Wの限界の為、過大入力に弱く、 ピアノソース等のフォルテでは簡単にクリップします。90dB以上の能率の高いスピーカーを組み合わせる場合は、 大音量を入れない限り大抵問題はありませんが、それより能率の低いスピーカーですと、結構中位〜小さめの音でも 場合によってはクリップしてガビガビ鳴ります。ボーカルや普通のバンド、弦楽器は音量を上げてもまず大丈夫ですが、 キースジャレットやチックコリアのソロ等は危ないです。勿論組み合わせるSPに拠るのですが、 AV5110の能率(要問い合わせです)が判らないので何とも言えません。 大抵LINNのスピーカー群は、かなりの高能率ではありますが、この機種に関しては知りませんので。 それと、真空管独特の問題で、使い続ける内にいずれは球切れを起こします。この機種の球自体はかなり格安ですので、 問題無いとは思いますが、交換にはある程度の知識(普通の人なら大丈夫です)が必要です。

とりあえず、サイズも含めて実機をお知りになりたいと思うので、リンク張っておきます。 http://www.tokyomima.gr.jp/member/sound/index.html

買ったは良いが、クリップして使えないとゆー危険性が一番の心配なのです。小さな喫茶店程度の小音量なら 大丈夫だとは思いますが、それでも小型で低能率のSPの場合は難しいです。 この上に、Valve300とゆーモデルがあり、そちらでしたら音量的には全く問題無いのですが、 100と比べて実売で2倍以上の価格でですから。 しかし、ここのアンプは、音質的には本当に素晴らしい(注:低音はあんまり出ません)です。 真空管独特の滑らかな響きの良さと、現代的な高解像度、ハイスピードなクリアな部分が見事に両立しています。

なんだか結局始めに挙げた英国製アンプを押しのけて、こちらを推してしまいましたが、 個人的には、喫茶店で真空管の音が聴けたら、雰囲気的にとっても良い感じではないかと思ってみたりします。 東京サウンドの製品に限らず、日本にはそれほど高価でも無い素晴らしい真空管アンプが、 小規模メーカーから色々売られています。安い自作キットも沢山ありますし。 昔のジャズ喫茶(世代が違うので伝聞です)みたいなのはちょっとオーバーにしても、 喫茶店で、真空管の音が静かに聴けたらなんだかとってもいー感じだと、ついつい想像を膨らませてしまいました(^^;。

*実際問題として、取り扱い安さや保守の面等を加味して考えると、国産機としてテクニクスは無難で良い選択だと思います。 テクニクス製品(除くSP)は確かに国産機としては、クリーンで穏やかな方向性ですし、 ヨーロッパ製と同じとまでは言えないまでも、(マランツ等もそうですが)それっぽい感じはあります。 ちなみに、CDPは確かドイツ製ですね。一言で言うと欧州風の味付けをした国産車みたいなイメージですね。 開店に伴い今直ぐアンプが必要な場合は、お近くで試聴できる物を選ばれるのが本筋かも知れません。 本当は、じっくり悩んで時間をかけて選んで欲しいのですが・・・。どちらにお住まいなのか判りませんが、 車で回れる範囲に、輸入オーディオをじっくり聴き比べ出来そうなお店は全くないのでしょうか?

>ジャズやクラシックを基本にしつつもその他のジャンルもそつなくこなすという意味では、 >やっぱりテクニクスが無難かなと考えております。エリオルさん、どう思われますか。

クリークは、ジャズ、クラシック、ポップス共に欧州音楽全般は強いですが、邦楽はイマイチです。ケンブリッジも同様です。 ローテルはオールマイティですね。音質だけ取ったら個人的にはテクニクスより上ではないかと思います。 Valve100はクリップの危険以外では、ボーカルやアコースティック楽器に於いてジャンルを問わず異次元です。 でも、あらゆる面でテクニクスが無難なのは間違いありません。僕の挙げている機種は、音楽性の面では優れていますが、 それゆえ、作り手の個性がダイレクトに反映され、使う人を選ぶ物ばかりです。その感性に共感出来なければ、 持て余してしまう危険性もはらんでいます。趣味性の強い製品全般に言えることではありますが、 自分(店のイメージ)の嗜好と一致する物を見つけられれば、他には得難い伴侶になりますが、 逆に、個性としてこれは絶対にイヤだと感じてしまう場合もあり得ます。国産車と外車、クラシックカーの違いと同じです。 その辺を踏まえた上で、現状の環境を含め、ご自身で納得できる物を選ばれるのが何より大切かと思います。
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投稿者:りゅう

エリオルさん、丁寧なご説明ありがとうございます。なんとなく自分の取るべき方向性が見えてきたように思います。 地理的に言うと、私の住まいは様々なオーディオ機器(特に海外機)をじっくり選べる環境にありません。ただ年に2〜3回ほど仕事で東京へ行くので、その時は時間の許す限り秋葉原をまわります。そして田舎に帰ってから、近くの店に注文するわけです。

また、今回エリオルさんが推薦してくださったクリーク、ローテルなどは、輸入元に問い合わせたところ私の県に販売店が無く、万が一のメンテナンスに一抹の不安を感じてしまった次第です。 そんなこんなで、私の店のオーディオは近くの販売店で選べるものを(国産機は一通りありますし、海外機もメジャークラスならそれなりに置いてます)、私が趣味で聴きたい音楽は、それこそじっくり試聴した上で自宅で組み合わせていこうと考えております。その時はもっと予算に余裕を持つことにしましょう。

何はともあれ、いろんな方々からすごく参考になるご意見を頂き、感激しています。本当にありがとうございました。次回の東京行きは、いつにも増して忙しい秋葉原まわりになりそうです。 このスレッドを読まれた方がどこかの田舎でビル・エバンスをLINNで鳴らす喫茶店に入られたら、それは私の店かもしれません。その店の名は「Beehive:ビーハイブ」、ミツバチの巣という意味です。
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投稿者:エリオル

そうですね。国産機を選ばれて、そのうちお金と時間の余裕が出来たら、お店のディスプレイとしても映える様な、 真空管アンプを導入する(あるいは自作される)のも粋ではないかと思います。

>輸入元に問い合わせたところ私の県に販売店が無く、万が一のメンテナンスに一抹の不安を感じてしまった次第です。

これですが、国内である限り、代理店に直接TELかEメール&箱詰めで送る (外箱はちゃんと保存しておく)で問題無いと思います。 お店を通すよりもよっぽど対応迅速且つ、不良個所の問題も伝わりやすいですし、変なマージンを取られたりもしません。

クリークの代理店さんは確か直販もしていますし、色々な意味で親切丁寧です(店頭値引き価格もかなりお安いので、 ここの取扱商品は個人輸入のメリットも?です)。

>このスレッドを読まれた方がどこかの田舎でビル・エバンスをLINNで鳴らす喫茶店に入られたら、

せめて県名くらいはお書きになられても良いかと思います。ここを読まれたお客さんがひょっこり現れるかもしれませんよ(^-^)。
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投稿者:たこす

秋葉原で視聴して、地元の店で買うというのでは、 秋葉原の店がかわいそうな気がします。 やはり、視聴して気に入ったら、その店で買うのが マナーだと思います。
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投稿者:岳南健児

失礼します。 自分の喫茶店をお持ちになるとのこと、たいへんおめでとうございます。 具体的にどの機種がお勧め、とかできなくて申し訳ないですが・・・。

私としては、アンプの選択はデザインと値段で決めてしまってよいと思います。 今時のメ−カ−製のコンポであれば、そんなに非常識な音はでないでしょうし インテリアとマッチしたデザインを優先するほうが、良いと思います。 また、毎日使うものなので、スイッチの感触とか使いやすさとかも重要なファクタ−と思い ます。 また、営業中はずっと通電するのですから、真空管は避けたい気がします。 自宅で使用されるなら、ジャズ系にはマッチしそうですね。

ということで、選択肢は狭くなってしまうかもしれませんが、お近くの店で見て触れ るもののなかから選ぶのがやはりベストではないでしょうか。 保守やサ−ビス云々の件は、勤め人の立場から言えば近所に顔なじみの店があることが最重要と思います。

なお、喫茶店内が小さいといっても、天井が高さや、調度品の数、内装とかにより 家庭で夜、小音量で聞くイメ−ジとは大分違うのではないかと想像します。 できれば今お使いのラックスを暫定的に使ってみて、どれくらいの音量で良い 雰囲気が得られるかいろいろ試してから試聴に出向いても悪くはないと思うの ですが。

もちろんスピ−カの選定も本当ならば実機を聴くのが良いと思います。AV5110の音が どんな音か聴いたことはありませんが、私が客としたら 想像する質の良いBGMの音とは、 あまりワイドレンジではなく、中域を中心にバランスのとれた耳触りの良い音では ないかと思います。(身構えたり集中して聞くわけではないという前提です。) もっとも、閉店後や開店前にベストポジションに座って、聴き込むとか耽る場合には ジャンルがジャズでもあり、耳触りの良いだけの音では欲求不満が出るかもしれません。

以上、自分がりゅうさんの立場だったらという想像で・・・。 試聴した店で買うのがマナ−かどうかですが、こだわる必要はないと思います。 そういう試聴を拒む店ってありますかね。? 何店か回って品ぎめをした後、別の通販で 安く買う とかいうのとは全然違います。 出張先の時間が限られた中で、経営者としても衝動買いはできないと思います。 値段だけ比較すれば、秋葉原のほうが安いでしょうに、そこを地元でと考えるのは それなりの理由があってのことでしょう。
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投稿者:りゅう

岳南健児さん、暖かいお言葉ありがとうございます。そしてたこすさん、私も秋葉原で試聴するたび、そしてその店の店員が丁寧に応対してくれるたびに心苦しくなります。ですから、店員とやり取りしてその機種の個性を見分けるというよりも、少しだけなら鳴らしてもらい、そのファーストインプレッションで「好きか、嫌いか」を判断するようにしています。で、その感想を元に地元のオーディオ店でなじみの店員(50歳前後のおじさん)と話をするのです。

前述したとおり、このおじさんは自分の好きな機種しか薦めませんが、私にオーディオの楽しさを教えてくれた恩人でもあります。(言い方を変えれば、アリ地獄に引きずり込んだわけですが・・・) 私の店のオープンもとても楽しみにしてくれており、きっと遊びに来てくれることでしょう。この店はリンショップではないのでAV5110は別な量販店で買う予定ですが、アンプその他はこのおじさんから買いたいのです。そしてコーヒーでも飲みながら「あーだ、こーだ」と話をすることでしょう。

このBBSもそうですが、共通の趣味を持つ人と話をするのは楽しいですよね。そして、以前は教えられっぱなしだったのが最近少し自分の意見を聞いてくれるようになった時、私は無上の喜びを感じます。 私は、私の店に来てくれるお客さんとそんな雰囲気を作っていきたいと願っています。これをお読みの皆様、鹿児島へお越しの際はぜひ当店へお越しくださいませ。(素性を明かすつもりはなかったのですが、ついエリオルさんの情にほだされてしまいました。)
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投稿者:ぺんた

はじめまして。

>質の良いBGMの音とは、あまりワイドレンジではなく、中域を中心に

岳南さんのこの指摘は鋭いと思います。ぜったいこれは言えてます。 たぶん、高域のよく伸びたクリーンすぎる俗にいう「ハイファイ的」音調に仕上げると違和感がでてきそうです。やっぱり、BGMとピュアオーディオは分けて考えた方がいいような気がします。低音と高域をどうバランスさせるか(スピーカーとアンプの組み合わせです)がポイントとなってきそうです。要は音楽が聞こえていても自然に会話が可能で、かつ読書している人にも耳障りでない音にすることが大切ですもんねぇ。
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投稿者:エリオ

>質の良いBGMの音とは、あまりワイドレンジではなく、中域を中心に

LINNのAV5110を選択された時点で、余程違う性格のアンプを組み合わせない限り、 既にこれは実現していると思います。後はデザインも含めて、さりげなく心に響く物を見つけられれば幸せですね。

確かにイマドキの大メーカー製のアンプはそれ程非常識な音はしませんし、無難で破綻し難いチューンをされます。 但し、「無難な音」と、「心に響く音」はやっぱり全く違うと思います。 おしなべて音質レベル的にある程度のクオリティーを有していても、真に音楽家の伝えるメッセージを汲み取り、 心に響かせることの出来るシステムは、限られてきます。それを見つけるのがピュアオーディオの面白さですね。 デザインの美しさ等を何より優先し、ある程度の水準の音質クオリティーと、無難な音色で構わないなら、 現在のハイコンポのアンプ等は、十二分に要求に応えてくれます。AV5110等には、変にハイパワーで無い分、 大型国産単品アンプより、音質的な実用面で相性良いかも知れません。

>前述したとおり、このおじさんは自分の好きな機種しか薦めませんが、

そうゆう事なら、やはりそのおじさんから購入できる範囲からより良い物を選びましょう(^^)。 但しLINNにデンオンはちょっと?だとは思います。サンスイなら大丈夫そうですが。 一般の国産機にはそれほど詳しくないので、お薦めは書きにくいのですが、 その親しいお店で、テクニクスを中心に、じっくり比較されると良いと思います。 後、このクラスの国産アンプでしたら、ハイコンポも候補に入れられた方が良いかも知れません。 パワーハンドリングを求めないなら十分勝負になりますから。