ハードウェアMIDI音源ですか…。懐かしい。
「音質の良し悪し」というより、むしろ「データの互換性」の方が現実的な問題かと。
すなわち「Roland GS音源 vs YAMAHA XG音源」という事になります。他社製品も少数ありますが、まぁ初めての人は避けておいた方が無難かと…。
基本的にはYAMAHA XG音源にはXG音源用データ、Roland GS音源にはGS音源用データと、それぞれに合ったデータを使う事になります。(これ以外に互換性を重視した「GMデータ」というのもあり、これはどの音源でも鳴らす事が可能です)これが合わないと音が鳴らない…というわけではありませんが、突拍子もない音色が出たりして正しい音色にならない場合があります。「互換性のない2つの規格(GSとXG)が共存している」と思ってください。
相互にデータを変換しながら演奏するソフト(TMidi、フリーウェア)があったり、音源内部に互換モードがこっそり実装されていたりするので、必ずしもどちらかが一方的に不利ということにはならないのですが…。
Roland GS音源よりもYAMAHA XG音源の方が歴史が新しいのですが、その代わり過去のデータの蓄積という点では不利になります。数年前の話で現在ではちょっと違うかも知れませんが、MIDIデータの流通量に関してはRoland GS音源の天下でしたね。SC-88Proなんか憧れの的でした(当時は高かった…)
とりあえずはSC-88Pro系を1台買っておけば、SC-88無印・55系のデータも鳴らせるのと、TMidiでXG用データもそれなりに鳴らせるので個人的にはお勧めです。
データを作られるのであれば、出来るだけ多くの音源で鳴らせるデータにしておいた方が汎用性があって良いです。本当に上手い人はGMデータやSC-55系GSデータでも凄いのを作っていたりします。(音源の性能に安易に頼らない)
MIDIに関しては知識がちょ〜っと古いところがありますので、「それ古いです」という人は指摘してください。^^; |
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