DV端子の弱さは私も感じました。
うちではDHR−1000、WV−D700、HM−DR10000の3台のVTR
があり、主にWV−D700を編集の送りに使います。
DHR−1000とHM−DR10000にはDVケーブルを刺しっぱなしにして、
WV−D700側を差し替える形で使っていました。
先日、うっかりD700にケーブルを刺し損ね、DV端子を壊してしまいました。
内部を見ると、DV端子部だけは切手ほどの小基板でした。
「これなら、破損しても基板ASSYで取り替えればいいや」と、メーカーに部品を
発注すると「その部分の基板は部品設定がありません」とのこと。
メーカーにいろいろ聞いてみたのですが、結果として基板組品での入手は出来ず、
DV端子単位での部品交換ということでした。
私の場合は不具合を調べるためにDV端子をはんだごてで外す途中、パターンを剥が
してしまい基板組でどうしても取り替えしたかったのですが、部品が手に入らないこ
とからそれこそ1mm以下の間隔の端子を半田付けしジャンパを飛ばしました。
あまりに難しそうな半田付けの状態から、本当はメーカー修理も考えたのですが、
その間DVデッキが1台になってしまうことから、ムチャを承知で自力修理しまし
た。(よい子はマネしないでね。自己修理はお勧めしません。一応自HPに修理の
様子は紹介していますが・・・)
その時サービスの人と話をし、「DV端子は抜き差しを頻繁にする部分であり、
基板組の設定はないのか?」と食い下がったのですが、「ないです。工場が部品設
定してないのでどうしようもありません」とのことでした。
ちなみにメーカーサービスでも、パターンが剥がれている状態の基板でもジャンパ
を飛ばして修理されるとのことでした。
イマイチ納得できないのは、DHR−1000はその部分の基板の部品設定があり、
もし端子を壊しても部品供給がある限りは、単純な基板交換で修理が出来ること。
どちらかというとDHR−1000の方が世間での流通量は少ないはずなのに、
ちょっと納得がいきませんでした。
なお、双方の基板の互換性はありませんでした。
WV−DxシリーズはすべてDV端子部基板での部品供給は出来ず、コネクタのみ
の部品交換となるとのことです。
ちょっと話題からそれたような気がしますが、一応ご参考までに。 |
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