文章での説明は非常に難しいのですが…
(どこかに説明しているサイトがあるはずなので探してください)
AとかBとかいいますが、ランクではなくアンプの動作方式です。
紙に正弦波を書いて中心に直線を書いたとき、
直線より上側にある波をプラス側、下側にある波をマイナス側として、
A級はプラス側マイナス側のすべての帯域を1つの増幅器で
増幅する(出力の関係上並列接続はしますが)方式。
B級で発生するスイッチングノイズが発生しないことと
動作切り替えが無いので歪が少ないことが特徴ですが
常に最大電力を消費する増幅器に十分な電源供給をするため
電源部とヒートシンクは大きくアンプセットは重くなる
傾向にあります。
B級はプラス側とマイナス側で増幅する増幅器を分け、
あわせる方式。片側の増幅器が動いているときもう片側の
増幅器は全く動作していない状態になります。
消費される電力が少なくできるので(最大出力は一瞬だけ
出ればいいので)電源部を小さくできますが
プラス側とマイナス側の境目の部分でどちらの増幅器も
動いていないという瞬間が発生し、これがスイッチングノイズ
といわれるノイズとなり歪が悪くなります。
他にC級、D級というのもありますが、据え置き型のアンプでは
殆ど使われることはありません。
カーオーディオでは電源電圧が12V DC程度しかないため
D級増幅器をBTL接続して使用されることが多いです。
A-927はおそらくAB級のアンプだと思います。
AB級とは、上記B級の利点を生かしつつ、スイッチングノイズを
抑えるためプラス側とマイナス側の境目の部分では
両方の増幅器が動作するように回路を構成したアンプのことです。
A級だから十分な能力というのは、
A級とAB級のアンプの出力(スペック)を見てもらえば
わかりますが、たいていのA級アンプは負荷4オームのときの
出力は負荷8オームのときの出力の倍になっているはずです。
これは、常に最大電力で動いている増幅器のために
強力な電源部(トランス、整流器、平滑コンデンサ)が用意されている
ということです。
AB級のアンプでも4オームの出力が8オームの出力の倍に
近いものほど電源部が強力であるといえます。
もともと文書のみで書くのは難しいことでかなり端折って書きましたので
もっと詳しい内容が知りたい場合は、サイトを探してもらうか
書店でトランジスタ増幅器の解説書を求めてください。 |
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