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70年代のスピーカー トピック削除
No.256-TOPIC - 2000/10/29 (日) 20:07:28 - ---
みなさんこんにちは。
70年代のスピーカーについておききしたいのですが。
77年の発売のソニー"SS-G7"なのですが、中古を見つけました。
エッジなどのへたりはないようで、音もまとも?(ただしくきいてはいません)
が、どうでしょうか。
この掲示板なら、オールドマニアのかたも多いと思いますし、
当時は人気があった機種とおもいます。
アッテネーターをまわしてみるとガリは少し聞こえましたが、
なんかいかまわしたらだいじょうぶでした。
それよりもあまり変化を感じないのですが...
一応大丈夫でも張り替えなどしたほうがいいでしょうか?
当時の広告が手元にあり読むとほしくなってしまったんです。
使っている方、使っていた方、知っている方、
いろいろとお話し聞かせてください。
 



ご返事が遅くなりました 削除/引用
No.256-15 - 2000/11/13 (月) 20:38:59 - 2001:a
--さん、こんにちは。ごていねいな挨拶をいただき恐縮です。
ずっと仕事が詰まっていて、ポツリポツリとしか書き込みできなくてすみません。

> なんとかおさまりました。磁気による画像歪もなくよかったです。
> もしかしてアルニコなので減磁してるのかなと、逆に心配。

確か、アルニコは漏洩磁束が少ないという特徴があるのではなかったでしたっけ。
うちのJBLもアルニコ時代のものですが、プロジェクターとの組み合わせで、
テレビはそばに置いてないので、磁気の影響がどれくらいかはわかりませんが。

> いま、アンプを何にするか考えております。
> ソニーなので、当時のV-FETアンプなんかどうかなとおもい、
> 整備しようとしています。音は出るのですが、

当時のアンプというのは、ひとつの選択肢ではあります。そのころのアンプでドライブすることを
想定して設計、製作されたスピーカーですから。しかし、現代のアンプでドライブするのも
充分にアリだと思うので、間口を広げて考えていいように思います。

ただ、ソニーのアンプというのが...。というのは、これは好みの問題ですけど、
私がG7にもっと躍動感やうるおいがあれば、と思ったのは、ソニーのアンプとの
相乗効果のような気がしてきたからなのですが。好みにより、ソニーがいい場合もあると思いますが。

> それか、今のラックスの真空管プリと自作の6L6PPと併せて鳴らそうかなとおもっています。ぼくはウルトラリニア接続派です。

>KT88アンプはもしかして、オリジナルのマッキントッシュの275ですか??
> ぼくはいつかこいつをてにいれたいです。

私は残念ながら自作のスキルがないので、既製品を使っています。ラックスのMB-88Uという
モノラルアンプ(2台でステレオ使用)で、ペアのコントロールアンプ CL-36Uもあります。
275よりは出力が控えめで60Wなので、KT-88も長持ちするのでは、
と思っていますが。接続は確かULだったです。

ちなみに、球はオリジナルのゴールデンライオンです。一度、交換しまして、それもそろそろ寿命かな、
という感じです。次はもう、ゴールデンライオンは手に入らないでしょうから、ドラゴンになってしまうかも(;_;)。
あ、MC-275もいいですが、個人的な好みでは、240の繊細でウェルバランスな
音も捨てがたいです。

> >毛布やクッション、梱包材などで試してみてはいかがでしょうか。
> カーテンで調整して見ます。あと座布団とか。
> でも、心配していたひどい定在波などや、ブーミングもなく、
> まずまずです。

カーテンは高域には効くのですが、低域にはほとんど効果がないと思います。高域が変わると、
低域の聞こえ方も変わるので、無意味というわけではないですが。低音の吸収には、
あるていどの質量や内部損失をもった物が必要でしょうね。とはいえ、まずは、対策をしない素の状態からスタートして、
好きな音楽を聴きながら徐々に追いこんでいくのがいいかも、と思います。
なお、ユニットをはずしたりされて、対応済みかとは思いますが、古いスピーカーの場合は、
ユニットの取り付けネジがゆるんで、冴えない音になっていることが多いので、ユニットの増し締めは大切です。
それでは、また、機会がありましたら、進展状況を教えていただけるとうれしいです。

リサイクル店 削除/引用
No.256-13 - 2000/11/10 (金) 05:32:04 - sookun
問題なくてよかったですね。アッテネーターはセッティングの幅を広げて
くれるのでやっぱりあると便利ですよね。

リサイクル店ですか、そういえば近くに見かけたけど入ったことなかった
です。どうせあまり良い物は無いだろうと高をくくっていたんですが、
そうですよね、そういう所にこそ掘り出し物っていうのはあるんですよね。

チャットでもオーディオの中古が高額で取引されてるということを知らない
うえ、NS-1000Mを粗大ゴミに放り出してしまった人なんかもいました。
「売れるぞ」と教えたら悶絶してましたけど。

このまえ 削除/引用
No.256-11 - 2000/11/06 (月) 04:33:29 - sookun
このまえ中古でG7が15万円で売ってました。2万円っていうのは安いですねぇ。

僕もオールドマニアと言うか、オーディオに興味を持ち始めたころではとても手が出なかったような機種を今購入したりしています。

アッテネーターは最近のスピーカーで付いているものが少ないんですがマルチウェイスピーカーなどの各ユニットの音量調節ができるので、セッティングでの調節などの際に大変便利ですよね。それがまったく変化がないというのは・・・壊れてるのかな?

どこがどういった理由でっていうのはわかりませんけど、どちらにしても一度オーバーホールに出してみると精神的にもすっきりするかもしれませんね。ついでにチューンアップしてしまうっていう手もありますね。僕も店の保障期間が切れたれやっちゃおうかな〜と考えてるんですよ。

懐かしいスピーカーですね 削除/引用
No.256-8 - 2000/10/31 (火) 08:11:40 - -SHU-
 --さん、ご購入おめでとうございます。入手されたSS-G7は、おそら
くソニーのスピーカー史上随一の傑作だと思いますよ。
 1970年代までのソニーは、アンプやテープレコーダーでは高い評価を
得ていたものの、スピーカーにはほとんど力を注いでいませんでした。
そのソニーが突然、磁気回路の歪みを低減したとして発表したのがUL
Mシリーズですが(ユニットも発売していました)、「ULMスピーカ
ーは音がうるむ」などと揶揄されるありさまで評価はさんざん、第二世
代になってようやくそれなりの(ごく普通の)評価を得られたのですが、
そのように低空飛行を続けていたソニーのスピーカーが突然1980年ころ
になって爆発したのがG7です。
 この時期、国産スピーカーには、テクニクス7ことSB7000(リニアフ
ェーズ方式の元祖)、ヤマハNS1000M(ベリリウムドームの元祖)など、
10万円前後の価格帯に力作、名作が出現しましたが、G7もそのような高
揚期に現れた傑作です。バッフル面の反射の影響を軽減するために切込み
処理を施すなど、エンジニアのやりたい放題にやらせた感じもあります(
このようなバッフル面の処理は他に例を見ません)。
 このように一世を風靡した名作ですが、価格が安すぎためか?同時期の
多くのフロア型スピーカーと時期を同じくして、数年でカタログから落ち
てしまいました。一説によれば、発売時から既に原価割れだったというの
ですがね。
 その後、ソニーはカーボン繊維を使用したユニットを手がけたり、アル
ミの平面振動板に手を出したりしましたが、いずれもこれといった製品を
ものにすることができないまま、現在に至っています。
 そういうわけで、G7はある種の突然変異として出現した名作です。現在
では、このような大口径ウーファーを使用した大型フロア型スピーカーそ
のものが海外製の少数の製品しか存在しないわけで、貴重ですよ。おそら
く現在でも愛用者はかなりおられると思いますし、完動品であれば耐久力
も問題ないと思われます。大切に使ってあげてください。

ご購入おめでとうございます(^^) 削除/引用
No.256-4 - 2000/10/30 (月) 18:29:11 - 2001:a
先のレスで消極的な意見を書いてしまいすみませんでした。
--さんが納得して買われるのなら全然問題になることではないので。

> 2万円ならやすいとおもいます。ぼくは。

それは安いですよ。エンクロージャーだけでもお買い得でしょう。
もともと、当時の定価でも、ユニット構成やエンクロージャーを
考えればとても割安感があり、それが人気の理由でもあったと思うので、
そのスピーカーが2万円というのはほんとうにお買い得です。

> ただ今搬入する予定です。4.5帖のビデオルーム(汗)
> テレビの距離を考えるとでかいです。

確か38cmウーファーでしたよね。まあ、そのユニットのわりには
スリムで、トールボーイ的フロア型という感じだったと思いますが。

> コンディションは良いのでスピーカーユニットの張り替えの必要はなさそうで安心しています。とりあえず6550、PPの自作アンプとマッキントッシュのC29で鳴らしてみました。4312などの中型スピーカーに比べて音圧は高いと予想しますがマイルドな印象です。
> でも嫌いではありません。

そのころのフロア型の能率は90dB以上、92とか93くらいが標準だった
ような感じがします。43112が93dBだと思うので、だいたい同程度か
それ以上ではないでしょうか。もっと広い部屋でも管球アンプで
パワー不足を感じることはないでしょうね。
4312と比べれば、優等生的でおとなしい音だとは思いますが、
38cm3ウェイならではの余裕が感じられるのではないでしょうか。

話はちょっとそれますが、うちのJBLは4333の民生バージョンである
L300(アルニコ)です。また、うちのパワーアンプは6550と同規格の
KT88プッシュプルですから、なにか縁を感じます。

> 部屋の関係上、壁に着けないとだめで、テレビと30-50センチはなしていればいいかと思いますがどうでしょうか。
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> ただ、SS-G7は、アルニコなようで、磁石がしんぱいです。
> フロア型をせまい部屋で使うお知恵がありましたら、
> 使いこなしのほうほうなどおしえてください。

壁に着けないとテレビが置けませんよね。
壁との距離は、やはり数十cmは離す方がよいとは思いますが、
不可能な場合は壁やコーナーに吸音材を貼ったり置いたり、
壁との角度を調整してみたりのカット&トライでかなり
カバーできると思います。吸音材も市販のオーディオ用品を
買うとけっこうな金額になってしまうので、ありあわせの
毛布やクッション、梱包材などで試してみてはいかがでしょうか。

また、フロア型であっても、木のブロックなどで床から少し浮かせる
ほうがよい結果が得られるかもしれませんね。低域のかぶりが
気になるようでしたら、TAOCのように振動を伝えにくい素材のものの
ほうが効果的かもしれません。

よろしかったら、また鳴らしこなしのレポートなど聞かせてください。

当時はベストセラーでしたが 削除/引用
No.256-2 - 2000/10/30 (月) 08:22:59 - 2001:a
--さんが試聴して気に入られたのならいいのですが、
当時の広告などで購入意欲をかき立てられたのなら、
よく検討されるほうがよいと思います。

発売当初は一世を風靡するというくらい人気があり、
私自身も、その影響を受けたひとりです。
G5、G3といったジュニアモデルもリリースされたましたが、
それらも含めて人気が衰えるのも早かったように思います。

ユニットの位相をそろえたインライン、リニアフェーズの配置、
キャラメルの表面上の溝を付けたバッフルなどの工夫をした
設計思想のためか、当時の大型スピーカーでは音像の定位など
よいほうだったとは思いますが、あくまでも当時としてはですし、
音そのものの魅力はそれほどではなかったと思います。
私は結局、G7ではなくJBLのフロア型を選び、現在に至っています。

決してG7がダメということではないです。
逆にG7のほうを気に入って、今も使っている方もおられるかも
しれません。ただ、いきなり飛びつかず、慎重になってもいいかなと。

エッジは、見た目で傷んでいなければ特に交換の必要はないと思いますが、
一応、ソニーに保守体勢を確認しておくと安心でしょうね。
ちなみに、私のJBLも同じ時期の製品ですが、ユニットが大きな
モデルチェンジなく現役で残っているので、今も保守の心配はありません。

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