AV機器ユーザーの本音

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『背後 霊様の声』
使用機器、日立 VT-F470

私の記念すべきVHSビデオデッキ第一号です。93年製で、95年の春に展示処分品として売られていたものを買いました。その頃の私は(今もそうなんですが、それに輪をかけて)AVの知識などありませんで、ただ前面に蓋があって格好良さそうに見えたのと、展示処分品で非情にお得だと店員に薦められたことで、何も考えることなく購入していました。16ミクロンヘッドやFEヘッドがないと知ったのはかなり後になってからです。また、今の日立が売りにしているテープナビもありませんでした。しかし、私はVT−F470をとても気に入っています。

まず第一に、EPの画質がそこそこいいということが挙げられます。輪郭にちらつきがあるのは仕方ないと思いますが、色のにじみがあまり感じられないのです。今の主力機であるHR−20000とはさすがに比べるべくもありませんが、当時の私にはVT−F470のSPとEPがほとんど同じに見えたので、ほとんど録画はEPで行っていました。たかがVHSデッキに5万円以上もした時代ですから、メカの安定性なんかは現行機種よりずっといいのかもしれませんね。

第二に、使い勝手がいいことを挙げます。賛否両論あるとは思いますが、予約や各種設定を全てテレビ画面を見ながらリモコンでできてしまうのは、私にはとても有り難いことでした。今使っているHR−20000やNV−BS900では時間合わせなど本体でやらないといけないものがありますが、いちいち席を立ってラックの蓋を開けて云々というのが面倒に感じてしまうのです。特にNV−BS900はリモコンで予約が出来ないので、今ではほとんど再生&テープ巻き直し装置と化してしまっているくらいです(^^; かなり昔であるにも関わらず、このころから一般向けの利便性を追求する日立の姿勢が、後のテープナビなCM飛ばしワザへと発展したような気がします。

そして最後に、テープリフレッシュ機能があることを私は挙げます。これはテープを消磁(?)してしまう機能のようで、これに録画済みテープをかけることで中身を綺麗さっぱり消すことができます。これでテープをリフレッシュすると、重ね録りの画質が、気持ち、リフレッシュしないで重ね録りした時よりいいような気がします。キブンの問題だと言われればそれまでなのですが、リフレッシュ機能のついたデッキを、私はこれ以外に見たことがないので、FEが普及している今はもう不要な機能なのかもしれませんね。それでも私は、心にゆとりをくれるという点から、この機能を評価したいと思います(^^;;

というわけで、ここでは珍しい(?)VHSデッキの使用感でした。お目汚し、失礼いたしましたm(__)mでは、またの機会に。

Homerより:昔のVHSは本当にしっかり作ってありました。うちにもソニーの古いVHSがありますが凄く安定しています。