AV機器ユーザーの本音

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『破壊王様の声』
使用機器、日立 DT-DR3000

日立DT−DR3000を購入しました。

これは過去のBetaや8mmのマスターライブラリー化のためのものです。 使ってみましたが、D−VHSの画質はさすがで、ノイズはさっぱりありません。 ブロックノイズも全く見たことがありません (sony S-VHS 赤ラベル OR マクセルDF300使用時) 画質はどちらかといえば色乗りが強く、エッジも強くべったりした感じです。 逆に言えば画面にざらつきは感じられません。 三菱BS89の逆という感じでしょうか?

エッジが強いため、縁取りができた感じとなります。 これはS−VHSでも同じ傾向なので、チューナーの性格かもしれません。 録画時にMPEGの画質を設定できるので、少し画を淡めにした方がいいかもしれません。 全体的に、信号をきっちり見せるというより、 より見やすさを追求した画造りとなっているようです。

テープナビは結構便利ですが、タイトルの入力は少し手間がかかります。 また、ライブラリ・ナビ機能は付いていないため、 この機種で録画したものしかナビ記録されません。 リモコンは使いやすく、録画予約も、やりやすいです。 但し、本体では録画予約の確認はできず、画面表示のみです。 本体の反応は悪くありません。

しかし、テープを入れてからテープナビの認識に5〜8秒ほどかかります。 この間はすべての操作を受け付けません。 高速巻き戻しは260倍速で、今の400倍速に比べると少し遅いですが、 それほどストレスを感じるものではありません。 但し、チャンネルの変更時などは 一瞬画面が暗くなってから変わるというタイムラグがあり、少し気になります。

S−VHSのテープでもリモコンのスイッチ一つでD−VHS録画が可能です。 これだと録画時間はS−VHSの2倍となりますし、私の試したところ 少なくともSONYの赤ラベルの場合は全くブロックノイズもでません。 (2世代前の黒ラベルはブロックノイズだらけで使えませんでした) マクセルも問題ありません。 S−VHSも質的にはD−VHSに似た傾向です。 おそらくDR3000のS−VHS部分は 旧型の7B−BS700にTBCを入れたものと思われます。 できればGCTがほしいです。

特殊再生の苦手なD−VHSの場合、テープナビとタイムナビは必需品でしょう。 できればCMスキップ(ソニーのようにワンプッシュで30秒スキップ)がほしいです。 ファンノイズはほとんど気になりません。逆にパナのように天板が焼けるようにあつくなり さらにイジェクトしたテープが熱くなっているということもないようなので、 ファンをつけたことには賛成です。

しかし、基盤が少し増えたぐらいで、あそこまで分厚くなる必要があったのかは「?」です。 しかも持てば軽い。本体の金色はいいが、リモコンの金色は成金臭い色です。(笑) ビクターの方が上品に感じました。 せっかくテープナビがついているのですから、16番組予約をつけてもらいたいです。 以上、使用後1ヶ月の感想でした。