ビデオデッキ、本音のインプレ

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ビクターのHR-20000を探し疲れた私は、「業務用S-VHS」と言う言葉にひかれて、ソニーのSVO-260と言う機種の中古を買ってしまいました。今日、届いたところなのですが、外観から推察するに、SLV-R7あたりをベースに、端子類を変更したモデルではないかと思います。例えばAV端子がBNCプラグだったりとか、コントロールL-SのIN-OUTと、コントロールLの端子が両方付いていたりとか言う点です。録音レベルの設定が左右独立でできること、映像と音声を別々のソースからサイマルキャストで入力できることなど、外付のGCRチューナーと組んでも使いやすそうです。 一番気に入ったのは、操作ボタンが全部本体表面に付いていることでした。(ジョグダイヤルを除く)そっけないデザインの小振りのボタンが並んでいるだけなのですが、とても使いやすそうでした。ビクターVXG1のように「操作ボタンがフタの下に付いている」と言うデザインは非常に使いにくいと思います。ただ、よくよく考えると、年末に手放した三菱HV-V1000も、今言った点は全てカバーしていたのですね。(^_^;)

買い換えたメリットがあるとすれば、SVO-260が現行機種なので何年かは修理時の心配をしなくてよい事くらいでしょうか?V1000を売った代金に多少足した位で買えたのでよしとします。FEヘッドも付いているし。売り手の方のお話では「シールドが家庭用よりしっかりしている」とのことでした。タイマー部分にジャストクロック機能をありませんでしたが、その代わりクオーツタイプになっているのは、古きよき時代の設計のなごりだと思います。編集端子を完備しているので、パソコンで制御してカット編集できるのもいいですね。マック用のソフトの「MOMENT」と言うのがあるのですが、皆さんご存じないでしょうか?
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投稿者赤坂 - 1999/03/13(Sat)

ご希望に添えるかどうかはわかりませんが、佐藤やすしさんの運営されている「Macでお手軽ビデオ編集」で MOMENTの事が詳しく紹介されています。http://www.ne.jp/asahi/mac/dtv/index.htm
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投稿者アッキー - 1999/03/13(Sat)

まだ使い始めたばかりですが、チューナー映像にはノイズがほとんど無いように思いました。これに比べると、パナのSB900の映像は画面全体にざわざわとしたノイズが乗っているようです。どうもSVO-260のビデオ周り全体にノイズが少ないように思えたので、SB900 ->SVO-260 -> TVと言う順に接続しました。SB900で再生する時も必ずSVO-260を通ることになりますが「SVO-260は業務用だから悪影響がない!」と思いこんでしまうことにしました。(SB900の残り出力端子はNV-DV10000に)SVO-260のチューナー映像は、しっとりとした感じがしていてとてもいいです。再生画像はノイズ感たっぷりですけど。赤坂さん、ありがとうございました。
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投稿者20K - 1999/03/13(Sat)

アッキーさんこんにちは。そして、業務用デビューおめでとうございます。業務用導入予定者として心からお喜び申し上げます。もしかして、私の数回に渡る業務用についての書き込みが影響してしまった訳では、ないですよね(笑)。アッキーさんへのお祝いとして、SVO-260の仕様をちょっとご紹介します。☆高画質フルHQ方式と高音質VHSハイファイ音声 ☆SP/EP各モード2ヘッドのDA(ダブルアジマス)PRO4ヘッド搭載 ☆高密度フルイレースヘッド搭載 ☆S映像入/出力端子を装備 ☆大きさ:430(幅)×97(高さ)×386(奥行)o ☆質量6.7kg  と言う事でした。 画質レベルとしては、再生画はそんなに特別きれいと言う事はないと思いますが、特に再生時に「3次元なんだか」とかに頼らない映像は、本当に自然な映像だと思います。ところでアッキーさん、録画時のY/C分離はどのようにしますか。私の場合そんなに3次元にはこだわりは無いので、もし業務用を導入した場合には、2次元と3次元を使い分ける事になると思います。あと、録音レベルが左右独立だと、左右を同じレベルにするのに手間取りますね。左右独立になっているのは、業務用では納品テープをステレオ音声で仕上げる事がまずないからだと思います。それでは失礼します。
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投稿者アッキー - 1999/03/13(Sat)

おお、20Kさん、あなたから多大な影響を受けました。(^_^;) SVO-260のスペックを教えていただくことができて参考になりました。現行品と言うのは売り手の方の勘違いだったようです。今日になって完了品と言うことが分かりました。今は三洋電機のOEM品が後継機種としてソニーの業務機ルートで販売されているそうです。
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投稿者TS - 1999/03/13(Sat)

業務用といってもいろいろなレベルがありますが、スペックからしてSVO-260は「家庭用の部品を業務用の機能でくるんだ」機械です。 業務用の部品で作られた機種には、実使用時間を記録する「アウワーメーター」がありますし、重量が10Kgを切ることもまずありません。(たとえ携帯型でも!)また、3倍モードはありません(そして、重量級メカと50ミクロン音声用ヘッドの共演による異次元の高音質が待っています。)その代わり、このタイプが壊れると修理ルートが限られ、費用も家庭用とは比較にならないくらいかかるので、一概にこちらがよいとはいえません。
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投稿者6no - 1999/03/13(Sat)

↑業務用DVCAMデッキのDSR-30も欧州家庭用DHR-1000の部品を流用したものでしたからね〜(^^;。機能的には完全に業務用(DVCAM only)になっていましたけど。他の会社でも、民生機を業務用にチョコチョコっとアレンジして発売って結構有りますよね。この『チョコチョコっとアレンジ』が結構ミソだったりするみたいです。
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投稿者タッキー - 1999/03/13(Sat)

録音レベルが左右独立は左右を同じレベルにするのに手間取ります。ビクターのSVHS機ではHR-S10000が最後でした。その後の機種は、録音レベルとバランス調整になりました。私はSL-HF900が最初のHiFi機だったせいか、録音レベル左右独立のほうが好きです。業務用によくあるアナログ式の音声メーターは見にくいと思います。ピークレベルを1dB、2dB単位で調整するのはアナログメーターでは不可能でしょう
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投稿者ほしろう - 1999/03/13(Sat)

ちなみにSLV-R7は重量が11Kgありましたので、ベースというのは考えられないですね。(笑)しかも、5点設置インシュレーター、厚みのある銅メッキ鋼板、高耐振性のVIFF構造と今でも目が眩む程の、1品でした。画質も色バランスの良い素直なものだったのを覚えてます。
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投稿者20K - 1999/03/13(Sat)

 アッキーさん、そうですか…、私の影響があったとは…、少し反省、いや反省の必要は無いかな。もうこうなったら私と一緒に業務用を極めましょうか?
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投稿者アッキー - 1999/03/14(Sun)

20Kさん、行くとこまで行きましょう。どこまでもついて行きます.... S-VHSの本格的な業務用でためらう理由は「3倍モードが考慮されていない」ことです。プログラムは埋め込みずみなのか、3倍のテープをかけると再生はしてくれます。でもその画質は家庭用以下になると思いました。松下の一機種で試しただけですが、ソニーと松下には「3倍専用ヘッド」を備えた本格的な業務用は無いと、営業の方から聞いたものですから。
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投稿者TS - 1999/03/16(Tue)

>ソニーと松下には「3倍専用ヘッド」を備えた本格的な業務用は無いと、 >営業の方から聞いたものですから。 今どれだけ現存しているかは判りませんが、 S-VHS登場直後に、完全な業務用として3倍モードを持つ機種がありました。 松下だったと思います。 S-VHSによる画質の大幅向上によって、3倍モードで収録されたビデオソフトが でることを見込んだようです。 もっとも、S-VHSのソフトは沈没してしまいましたので、 後継機はおそらく存在せず、現存台数も非常に少ないと思います。 当時の資料が眠っていますので、ご要望がありましたら、 機種名などお知らせできると思います。


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