ビデオデッキ、本音のインプレ

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HR―20000がOHからようやく帰ってきました。で、さっそく20000のSPとW5のSDの比較をしてみました。ソースはX7のチューナから本日放送「渡る世間は鬼ばかり」、TVはソニー32HV50モニターモード。なお、画質モードは20000がAIオート、W5がスタンダードです。20000はさすがS−VHSとしては、出色ですが、とかく、赤い文字の周りにカラーノイズが多めに発生するのは、Sのフォーマットの限界でしょうか。あと、人物の顔がやけにのっぺりして平面的で、てかてか光り、残像がやけに発生するのが気になります。強烈なNRの結果でしょうか。W5では、赤がじりじりするような事は全く無く、肌色が実に自然で、立体的で、残像は殆ど目立ちません。総じて20000は暖色系が少々苦手なようです。あと、両機とも629TBC搭載に関わらず、家具、柱など縦長の物体で20000では本当に微細ですが、ジリジリ横揺れします。

W5では、微動だにしないといっても良いです。解像感では、一見、20000が勝っているように思うのですが、W5と比較すると、不自然なエンハンスという感じがします。結局、映像の官能評価としては、カメラスルー的な立体感のある絵を出す、W5をとりたいところです。音質は、X7のチューナ使用という事で、けっこうアレなんですが、両機とも、場の雰囲気、楽器の躍動感、レンジの広さを充分に満たしており、実に甲乙つけがたいです。試しに坂本真綾のCDをCDP−XA50ESで録音してみたところ、両機とも、文句無しの音質で、MDなど遥かに上回り、D-07Aのアナログ入力といい勝負です。しかし、S−VHSの再生能力では、20000の圧勝でしょう。非常に言葉足らずな説明となって申し訳ないのですが、以上が私の印象です。 
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投稿者B.Jack - 1999/03/14(Sun)

バトルズさん、W5のSD ダビングモードの、暗部でのS/N感はどんな感じですか? うちのW5ではS標準よりかえって悪いような気がするんですけど…。
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投稿者バトルズ - 1999/03/14(Sun)

こんばんは、B.Jackさん。W5ダビングモードでは実験しておりません。すみません、上の記事お役に立てなくて。ところでW5は基本的に素の映像を見せる機械だと私は感じております。ですから、スタンダードモードでもノイズと紙一重の微小信号を意欲的に出すところがありますので、かなり、見た目のS/Nは厳しいと思います。ですから、ダビングモードですと、更に厳しくなるでしょうね。対して、昨今のS機は結構なNRをかけているので、見た目のS/Nは上がるのだと思います。しかし、残像等にそのしわ寄せがくるのではないでしょうか。とにかく、明日に、じっくり観察いたしまして、ご報告致します。
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投稿者2001:a - 1999/03/14(Sun)

いかに20000でもS-VHSの限界はありますね。20000の「平面的」「残像」などはダビングモードにすることでかなり解決できると思います。少なくとも、わが家では常時ダビングモードで、まず不満を感じることはありません。この機会に、とくに20000ユーザーの方におたずねしたいのですが、どのモードでふだん視聴されていますでしょうか。バトルズさんの書き込みに便乗して恐縮ですが、教えていただけると幸いです。
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投稿者アッキー - 1999/03/14(Sun)

) 私が20000ユーザーだった時は、Sの3倍でダビングモードにて使っていました。ドラマを見るのには全く不満の無い画質でした。
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投稿者バトルズ - 1999/03/14(Sun)

B.Jackさん、SDダビングモードの暗部のS/N感ですが、うちでも、S標準(20000、ダビング)と比べると明らかにノイズっぽいと思いました。例えば人物の髪に注目しても、服装の暗い部分に注目してもSDでは非常にノイジーです。が、表現の細やかさ、生々しさはスタンダードより出ているなと思いました。画素の一つ一つがおとなしくなって、より、オンエア的な絵だと思いました。2001:aさん、20000のダビングモードを試してみました。恥ずかしながら、実写はあまり見ないので、今まで殆どダビングモードは使用しておりませんでしたので、少々驚きました。かなり、のっぺり感は払拭されています。SDのスタンダードモードにちょっとだけ近づいた感じです。でもS/Nは厳しくなるのでアニメには少々不向きかな、と思うのですが如何でしょうか。
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投稿者20K - 1999/03/14(Sun)

こんにちは。 私の場合は、設定1を使っています。設定内容としましては、Y,C共に1です。CNRは常に「切」です。そして3次元Y/Cは常に動画設定にしております。一番残像の少ない設定ですね。私はこれでも残像が気になってしまいます。特にカメラがゆっくりとチルトやパーンをすると、人肌の表現がうまく出ないようです(人肌が一番大事なのに…)。ダビングモードは水平方向の強調がキャンセルされるので良いのですが、このモードではY-DSPの設定が2ぐらいに設定されているようで、残像が増えてしまうので使っていません。3次元Y/Cも適時「切」の設定にできると有りがたかったですね。  バトルズさん、私はS-VHSとSDの一番の違いは、エッジノイズの有無だと思っています。SDの場合は全くエッジノイズは有りませんね。ただ、私はSDの経年安定性にかなり不安が有りますので、SDモードは使っていません。それから20000の不自然な映像の原因はTBCに有ると思います。家庭用の限界なんでしょう。白と黒はつぶれるし、変な残像(薄いノイズの膜が、右へ行ったり左へ行ったり)は出るし、設定のしようによってはかなり個性が強いですね。最近20000の評判が良いので、こんな事を書くと訳がわからなくなる方がいらっしゃるかもしれませんが、20000を使うと、この辺が気になる人もいるでしょうね。
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投稿者バトルズ - 1999/03/14(Sun)

20Kさん、こんばんは。違いはエッジノイズの有無ですか。今、スタッフロールの字を見ているのですが、確かに輪郭が20000だとジリジリしています。対してW5では非常に安定しています。人物の顔の縁でも、20000では目障りなジリジリが発生しています。しかし、これはW5のSDを経験してみての不満で、家庭用S−VHS機として見ますと、20000はやっぱり良いですね。
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投稿者B.Jack - 1999/03/14(Sun)

バトルズさん、テストしていただきありがとうございます。 SDのダビングモードでS/Nが悪いのは、やはり本当なのですね。ようやく納得することができました。
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投稿者ohsaka - 1999/03/14(Sun)

ダビングモードは2台のVCRで2重に補正(輪郭補正やNRなど)がかけられてしまって絵がつぶれないようにするために「素」のままの忠実な信号を送り出すためのモードです。化粧を落とした寝起きの状態の女性に「なんで化粧をしないんだ?」と問うのはかわいそうですX-p


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