ビデオデッキ、本音のインプレ

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エアチェックのマスターとして活躍していたEDV9000が故障してしましました。 音が出るのに画が出ない!!サーチではかろうじて出ますが、画の下半分がぐちゃぐちゃです。 そんなわけで病院送りです。購入してから約11年。2年に1回のペースでトラブります。 ヘッドかなあ。4〜5万円の出費は覚悟しなければ。

そろそろバックアップ用に新規マスターデッキを物色しようかとも思いますが、 9000並み、もしくは超える画質(ダビングのマスターとして)のデッキは何が良いでしょうか?

DVはもちろん優れていると思いますが、貧乏なため手が届きそうなものはD700くらいかな。 でもLANC端子が無いのがネック。(編集コントローラーRM−E500愛用のため) 中古S−VHS(たとえばV社の20000とか)も考慮しています。 皆さんの推薦機種を教えてください。

9000のほかに三菱のS11とV700を所有していますが共に9000にはおよびません。 また、最近(V700以降)のS−VHSの画質はよく知りません。良くなっているの?
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投稿者JONES - 1999/03/15

家のマスター、EDV5000は入院どきなんですが、去年、「補修部品がありません」と宣告され 今は、大事に大事に使ってます。7000、9000だったらまだ大丈夫って言われました。 思えば約10年、数度の入院しながらもよくもったものです。未だ壊れてないけど・・・ 無理しても9000買ってればよかったなぁ。
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投稿者スワロー - 1999/03/15

購入当時貧乏学生だったのですが、無理して買いました。 ところで9000は登場から10数年たっていますが、まだ現役が続くのでしょうか? SONY CALLにもっていったら「これが最後の修理でしょう」なんて言われちゃいましたよ。 そんなわけで、かわりを物色しようかな なんて思ったわけです。
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投稿者タッキー - 1999/03/15

EDV9000を超える画質、音質のS-VHS機は無いと思ってます。 HR-20000はTBCが不調だという書込みが最近ありました。 EDV9000を超えるのはDVですが、EDV9000並みの機能を持つDHR-1000はまだまだ高いです。 多機能DVが20万以下になるまで、EDV9000を修理したほうが良いと思います。 ベータをメインに使用してると、VHSの大きいカセットに抵抗はないでしょうか。 私はかなり抵抗があり、いまだにVHSカセットに愛着が持てません。仕方なく使ってるという感じです。
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投稿者bumi - 1999/03/15

私の使用しているEDV9000も同様の故障が・・・去年の年末にあって、画像はぐちゃぐちゃでもう10年ものだから諦めていた所に、近くに怪しいジャンク屋さんが出来て「だめもと」で診断修理してもらったら、とりあえず元に戻りました。?? でも逆転ピクチャーサーチはイマイチ。走行系のトラブルがあいついでいますので注意してます。Ejectも時々・・・。 修理できるときにまとめて修理したほうが、いいですね。
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投稿者スワロー - 1999/03/15

タッキーさん、レスありがとうございます。やっぱり9000を超えるS-VHSなんてないですよね。 修理して使おうと思います。 でも何年かまえのビデオサロンでのVTRランキングで9000はサンヨーのS-VHSに敗れています。 そして、最近ではノミネートすらされなくなってしまいました。(まだ現役なのに) サンヨーのVHSやV社の2000の画質を見た事無いので、S-VHSが9000を本当に超えたのかどうか ずーっと疑問でした。 ところでエービックの中古リストに8000や9000(ともに中古)が6万円台であります。 ちょっと興味あり。
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投稿者タッキー - 1999/03/15

スワローさん、こんにちは。私もサンヨーのVHSやV社の2000の画質を見た事無いのですが、 HR-X7と比べると、EDV9000の方が解像感が高いと思います。 HR-X7はSVHSモードで録画再生しても、ソースと比べてややボヤけた感じがします。 この辺はビクターのSN重視の絵作りだと思います。 VHSモードでは解像感はかなり甘くなり、SL-HF900のHi-Bandベータを見慣れた目には耐えられません。 Hi-Bandベータって見た目の解像感は高いと思います。でも、SL-HF900はジッターが多いので、見苦しいです。 EDV9000のHi-Bandベータはジッターが少ないので、きれいです。 HR-S9800を購入した時にEDV9000を手放しましたが、後悔してます。 EDV9000をDV導入まで、メインデッキとして大切に使ってあげてください。
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投稿者TS - 1999/03/15

EDW95を使っていた者です。 ビデオSALONでEDV-9000がVZ-S6000Bに劣ると判断されたのは、 「内蔵チューナーによるエアチェック画質だけで判断する」という 判断基準の結果です。 EDV-9000の内蔵くし形フィルターはガラス遅延線による3ライン型で、 デジタル3次元Y/Cを積んでいるS6000Bとは、記録する前の信号処理で負けてしまいます。

また、EDV-9000は地上波チューナーしか内蔵していませんが、 S6000Bは最高クラスのBSチューナーを内蔵しています。

従って、EDV-9000は設計時期の関係上差がつくのは当然の入力部分で劣る結果、 最終画質でもS6000Bに劣るとされたのです。 では、S端子で外部ソースを入力した場合にどうかと問われれば、 「入力ソースの質が極めて良い場合に限り」EDV-9000の真価が発揮されます。

最近の例で申し上げれば、少し前のAVReview誌の「高画質ビデオチェック」 において、アナログ・デジタルの組み合わせがダビングに与える影響を 比較する記事がありました。 その記事において、アナログマスターとして登場したのがEDC-50で撮影された 映像です。ちなみに、デジタルマスターとして使われたのはDCR-VX1000でした。 これは、良い条件で使えばEDの画質は今でも十分最高レベルであることを 評論家も認めていることを意味します。

Sの方がEDより良いというのは、3DY/CとTBCのおかげで、 不安定なソースを入れてもソースのあらをうまく抑えて平均点を稼いでいるため だと思います。これに、圧倒的なランニングコストの差が加わるので、大半の人は Sでよしと判断するのです。

逆に言えば、カメラをマスターとしている方(良いソースを確保できる)の 場合には、TBCがないことによる不利は大きいものの、EDV-9000はまだ第一線級の実力を 持っていると思います。

特に、操作性の面ではDV(インデックス手動で消せない、録画ボタンが切り離しパネルにない!) S-VHS(動作転換が遅い)も9000番にはかないません。 編集効率が気になる場合には、これは見逃せないポイントです。 新しいビデオを入れると、しばらくは信頼性のチェックをしなければなりませんので、 10年以上も現役で使える9000番は、本当にコストパフォーマンスが高いと思います。

DVつきWビデオには、実はLANC端子が隠されています。 電子工作が出来る方なら、簡単な回路をつなぐことでLANC端子をつけることができます。 方法は、ここの過去ログにあります。

ただし、DVのコマ送り逆転速度はEDよりかなり遅いですし、FRサーチも同様です。 また、薄暗くて情報量の多いシーンではJPEGのような輪郭の汚れが出ることもありますので、 よく検討されたほうがいいと思います。
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投稿者ほしろう - 1999/03/15

ビデオサロンの記事なんて参考程度に留めましょう。たしかに実画面などを載せているので、信憑性が有るように見えますが、画質というものは静止画や測定器などの評価より、むしろ動画像(実画像)の方を重視すべきですね。

昔のことで覚えている範囲ではEDV-9000と6000Bを比較しますと確かに画面の安定度、リンギングの少なさ、S/N感で6000Bのほうに分がありましたが、9000の方は実動画の情報量が圧倒的に優れていました。考えられるのは、相対速度7m/sec及びメタルパワーから得られる記録密度。(スペック上はS-VHSを大幅に越える)W-VHSのSDモードのように時間軸の圧縮を行っていませんから映像の存在感でも差を付けます。他にもDSPを使った20000番やXシリーズなども時間軸方向は幾分削られますし、3次元Y/C回路でも、追い打ちをかけるように時間軸方向(隣接フレームまでに及ぶ)の情報量を削らされている現状が在るのです。私も渋々X7を購入した口ですが、やはり生気のない映像には物足りなさを感じています。

具体的には、階調のきめ細かさ(信号の強弱に対してのリニアリティ)、発色や質感などの艶(相対速度の高さから生まれる余裕感)、空間連続性(時間軸方向の情報量)、微少振幅特性(強力なNRのため削除されている場合が多い)、などで私が愛用しているBeta群に劣ってしまっているのです。(アニメなどではあまり差が生じないですが、生に近いビデオ素材ではハッキリと差が出ます)ですから、これらを越えるにはDVしか現状では考えられないですね。

DVもDVコーディックで圧縮されてはいますが、フィールド内で完結していますので、フィールド相関のMPEG処理や3次元処理の様に残像が出ることはまず考えられないですし、フィルタ類で各キャリアの帯域ごとにカットオフしているとはいえ色信号と輝度信号が入り交じっているアナログフォーマットに比べれば遙かにメリットが有りますね。(W-VHSのSDモードは別)今までのレポートからすると保存性も良いようですので乗り換えるとすればこれしかないでしょう。サイズに関してですが、高校の頃、学生服のポケットにスッポリ入るBetaのサイズには感動した覚えがありますが、これぐらいのサイズが一番しっくりきますよね。

私も今VHSの置き場で苦労している現状が在るので、早くなんとかしたいとは思っていますが…。PS、W-VHSのSDモードに関してですが、3倍モードと同じトラック幅とはいえ、メタルパワーと時間軸圧縮TCI信号記録方式(輝度信号、色信号をそれぞれデジタル化した後にフレーム内、ライン上で時間軸方向に1/2に圧縮し並べ直したあと別々の場所に記録する方式)で辛うじて、DVに匹敵するものとなりましたが、トラックピッチの狭さはテープの伸びによる経年変化を引き起こしそうで心配なのも確かです。(^^;)DVはトラックピッチが10ミクロンでHi8のLPモード(10.2ミクロン)より辛そうですが、ビットストリーム記録なので記録レベルが一様でないアナログフォーマットと同系列では比較できないのかもしれません。(デジタル8ならトラックピッチ16.34ミクロンでかなり安心なのですが)というところで、EDV-9000の価値は今でも有ると信じてます。
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投稿者タッキー - 1999/03/15

ベータ2のトラックピッチはいくつでしたでしょうか?すっかり忘れてしまいました。
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投稿者ほしろう - 1999/03/15

29ミクロンじゃなかったですかね。(うろ覚え^^;;)ヘッド幅はβの場合HF77が33ミクロンで少しはみ出し、HF300でジャストトラック、HF900で27ミクロンと2ミクロン空いていたので確かそうだと思います。ちなみにヘッドギャップ幅はピッチよりもかなり狭くEDβで0.35〜0.4ミクロンでしたし、S-VHSは0.2ミクロンでした。ギャップ幅は幅の広さで周波数特性が決まり、狭いほど短波長記録に有利ですが反面弱い磁界になりやすいという欠点があります。SL-2100では記録用と再生用とでギャップ長を変えてましたのでテープパフォーマンスを最大限利用できてました。未だに、これ以上効率の良いヘッドは存在してません。(^^)
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投稿者スワロー - 1999/03/15

EDV9000の価値を再認識しました。みなさまありがとうございます。 でも5000の「保守部品なし」は悲しいですね。 10万円台のEDベータも残しておいてほしかったんですけど。 とうとうベータもカタログ上は2機種のみとなりました。
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投稿者ひろみっく - 1999/03/16

おう、凄い。EDV−9000で盛り上がっていますね。 私もVHSテープの大きさについていけずにHi8にひよったりしながら もβを使い続けてきました。今は2100と9000を大事に保存 していくつもりでいます。中古はかなり安くなっているので、 部品取り用途の意味でも中古の9000を買い足すのもいいかも。 私もそうして2台になりましたし。今度は2100かな。まあ、 3年に一度ヘッド交換くらいのペースですが。 EDV−7000あたりもそろそろヘッドがやばかったような。
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投稿者TS - 1999/03/16
訂正です。
>また、薄暗くて情報量の多いシーンでは
>JPEGのような輪郭の汚れが出ることもありますので、

これは、気になって再度確認したのですが、 どうやら元画像の汚れ(リンギング)のようです。 あらを見つけてやろうと必死になっておりますが、 まだ明言できるDVのあらは発見できません。

トラックピッチの件ですが、EDV-9000のヘッドは27ミクロンですし、 Beta I の58ミクロンの半分ですから29ミクロンで間違いないと思います。
#SL-2100のOPT4ヘッドは、松下が「3倍録る見る専用ヘッド」として アイデアを拝借しています。(録画26ミクロン、再生19ミクロン) もっとも、最近ではSB900を除いて素材はフェライトですが。 (3倍再生用19ミクロンのみ積層型アモルファスです。)


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