それはやっぱり、コンポーネント端子があると「いかにも高画質だと
思わせる」ことができるからでしょう。:-P
テレビはコンポジット→Y/C分離→Y/Pb/Pr→RGB→ブラウン管という信号変換を経て映像が映されます。
DVDはもともとディスク上にコンポーネント(Y/Pb/Pr)で記録されているので、それをそのまま取り出せば、コンポーネントをS信号(Y/C)に変換した出力で接続するよりもDVDプレーヤやテレビでトータルの変換の回数を減らせるし、より広帯域の出力が得られます。
VHSやS-VHSはY/C分離の形でテープ上に記録されているので、ビデオデッキでY/C→Y/Pb/Pr変換してからテレビに渡してやっても、テレビの回路の一部をビデオが肩代わりしただけで、トータルの変換回数は変わりません。つまり画質にはほとんど影響しません。
シャープのコンポーネント出力付きS-VHSビデオデッキは99年8月に発売になっていますが、あまりにアホなコンセプトにあきれたのか、現在まで他のどこのメーカーも追従していません。(笑)
スカパーの放送はコンポーネントですから、一応S-VHSのコンポーネント出力よりは意味があります。もっとも画質で有意な差があるかは疑問ですが。 |
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