投稿者:coldroom
この時代、音楽ソースはデジタル一色ですが、あくまでも人間の耳に入るときは
アナログです(いまさら言うこともないですが・・・)
そこで質問です。
音楽(デジタル)ソースからスピーカーなどにアウトプットされる際、必ずDAコ
ンバーターを通るわけですが、このDAコンバーターの良し悪しは何で決まるので
しょうか?
使ってる部品(部材)?複雑な回路?物量?
よろしくお願いします。
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投稿者:F.マーロウ
こんにちは、初めて書き込みます。
ちょっと思ったのですが、ユーザーレベルではさすがにそこまでのことは分かりませんし、
知る必要もないと思うのです。
極論、やはり「まずソースありき」ですし。
それに一部品にこだわるよりトータルの環境
(本当のコンバータである「耳」に入ってくる環境)
こそが「音作り」なのですし。
だから、ハードやシステム、つまり部屋、空気そのものがアナログコンバータといえるのでは
ないでしょうか?
まあ、石にこだわるのはAVマニアとして好感が持てますが。(^^;
あえて言うならばSONYのMDR-5100システムなんか素晴らしいDAコンバータだと言えると思いますね。
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投稿者:Lapis
にゃにゃ、久しぶりにこちらにいらしてみたら面白そうなスレッドが。
#ただ私が参加してはいけない気がするのですよ。確かこの掲示板の原則が「質問も『解答も』初心者に親しみやすくわかりやすい内容で」ですから。私はこれがえらく苦手なので(^^; この注意書き読んだ段階で即巡回コースから外れちゃいました(^^;
では今回だけ、なるべく専門的にならないように気をつけて。
まずDACと言うのがDAI以降のものを指すと拡大解釈します(一般的な概念から言うとこうでしょうね)
オーバーサンプリング&デジタルフィルタは汎用性/価格を考えて最近DAC内蔵のものが増えてきましたが(しかしデジタル段(しかも高周波系)のステージをアナログ段の直近に配置するのはどうかと思います)、基本的にここら辺は最近のものを使う限り性能はとても安定しています。一般的には直線位相FIR型3パスの8倍構成、1/2fsから理論限界までほぼ-110dbアンダーをギャランティ、20bit以上のIOを実装したものが大半です。ディザリングやデジタルATTもこれの付加機能です。
DACチップ本体はデジアナで言うとアナログ系に分類されるパーツで個体差も含め性能はまさにピンキリです。アーキテクチャは大別して2種類あり、伝統的な電流加算(抵抗ラダー)型はノイズが少なく混変調歪みも穏やかですがゼロクロス歪みやグリッチなどローレベルのリニアリティが問題。最近人気な多段ノイズシェイピングを利用したΣΔ型(e.g.MASH、bitstream)は解像度がパルス密度で決定されるのでビット数が上げやすくゼロクロス歪みも原理的に発生しませんがノイズが高域に集中しやすく、微少振幅領域でのSNとチャンネルセパレーションに難があり音質的にもノイジーになりやすいといわれます。
ちなみに最近のDVDプレーヤが採用するのはこの後者です。個体差が多く製造コストがかさむ電流加算型に比べて安価(1000ロット時、デジフィル内蔵ステレオ24ビット型で3〜5ドルくらい。何かとハイエンドと話題のAD1853でも10ドル。これがSM5843+PCM1704*2なら40ドルはします)でビット数が上げやすい(カタログスペックで大きいウリになります)ため。
個人的な意見になりますが、AnalogDevices社AD1853とかBurrBrown社PCM1702/1704など好みですね。特に前者はバランス型のアナログ段にぴったりです。
また、使いこなしではデジタル/アナログ段で電源を分けるよりは電源波形自体をクリーンにする方に注力します。周辺に高周波部品を実装しないことと電源のデカップリングと低ESR化(等価直列抵抗)をケチらず十分に行うこと。
あとはアナログフィルタ。デジタルフィルタが普及する以前は急峻な遮断特性を持つ9パスくらいのチェビシェフ型が使われていましたが、最近は位相特性の良好な2〜3次のバターワース/ベッセル型が多いです。信号経路にアクティブ素子が挿入されないGIC型が高級機に人気。
長くなってしまいましたが結論として、私が重視するのは1に実装技術(これで品物の程度がわかります)、2にDACの品質。安価なΣΔはノイジーなので嫌いです。そして3番にアナログ段のラインバッファ/IV変換用のOPアンプ...かな?
回路が読める方はあまり難しくお考えにならずご自分で直接機体をちょこちょこいじってみると楽しいですよ。↑を実感できるあたりマイブームです。
☆★結局やはり簡単にわかりやすくは書けなかったですね。申し訳ありません。
こんな技術的なお話でよろしければ本家AV掲示板かまんが掲示板(笑)でいつでもお待ちしておりますので、ご用の際は一声おかけいただければと。
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投稿者:ひろみっく
DACって、技術の進歩でどんどんいいものが安く出てくれば
いいなあと思っていたらそうでもないという困った分野ですが、
結局聞く側の耳によりますからね。
ただ、それを言い出すと全てのことに関係した話になるわけ
ですが。
結局、視聴する場所で視聴するソースで試してみるしかないと
いうことが言いたいわけです。いくら高価でも気に入らなけれ
ば性能が良くても結局だめですし。
値段のおかげで全てがマスクされてしまうような場合もあるで
しょうけれど、まあそれはそれで1つの価値観であって間違って
いるわけではないですし。
古い1ビットDACもそう捨てたもんじゃないですし。
まあ、シンプルさを追求するのならそもそもDACなどないほう
がいい、ということにまでなりかねないので。つまり、その場で
演奏して歌うということですね。
結局、哲学論みたいなことになりますが、実際に確かにDACで
音が変わるんです。もちろん、伝送ケーブルなど他の条件も加味
されますが。で、その結果として自分が気に入るものが良いもの、
ということでよろしいのではないでしょうか。
私は現在のDTC77ESをDACがわりにしている音で現状
は満足しています。ただし、あくまでも小音量再生主体での
話で、そういうことだけでも変われば多分満足しないでしょう。
たとえば、そういうものなんですよね。奥は深いです、きりない
のです、実際には。
後に残るのは価値観ということになります。
たとえば、お金を湯水のようにかけていい音が出るのはある意味
当たり前です。そうでなくて自分の納得できるレベルまでもって
いくことが楽しいわけです。
たとえば、そのために欲しいものが安くなるのを何年も待つとか
いったことも1つの方法であるわけです。あるいは、高くても
買えるようになるまで貯金を続けるとか。
とりあえずは、192で24のもの(あるいはそれ以上のもの
が出てくればそれ)しか現在は購入予定にしていませんが。
で、対象商品がばか高くしかも選択の余地が少ないので、これ
は単に待ち状態に入っています。もったいないですから。
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投稿者:hinaki
回路は単純に、其処に至るまでの理論は複雑にと言った言葉があります。
余計な物を通さない、単純明快な回路にする為に複雑な理論を駆使する
と言った感じでしょうか。
回路も複雑かどうかではなく、如何に綺麗かと言うのも重要かと思います。
例えば、平面実装多層基盤で各電源毎に1層づつ使用して電源供給の安定化を
計るとか、左右対称の部品配置、基盤上のデジタルラインとアナログライン、
電源ライン、等の干渉・・・挙げればきりがないです。
物量は、拘った結果物量が増えてしまったと言うならともかく、
ただ物量があれば良いと言うものでは無いかと思います。
使っている部品はかなり重要だと思います。
同じ回路構成なら、部品のスペックが良いに越した事はない訳で。
好みの問題を抜きにすれば、スペックは高い方が良いです。
(部品の特性が悪いと言うのは、最後まで付いて来ます)
あと、ある一線を超える為には、FMアコースティックの様な
ペア使用の部品の特性を揃える為の選別、辺りが必要になってくると思います。
こういうロジックには、
必殺技は無く(新開発の石等は普通他社にも供給されるので)、
良い音は、小技の積み重ねが生むものだと思います。
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