D-VHSでの録画で、サウンドが5.1チャンネルかどうか…その通り、5.1チャンネルで録画されます。D-VHSは本来「放送で送られてくるデジタルデータを、内容には一切関知せず単純に録画再生するだけの、単なる入れ物」として作られました。(実際にはコピー制御に関する部分はきちんと処理されているようですが)
ですから、5.1チャンネルで放送されている番組は、D-VHSテープ上に5.1チャンネル用のデータとして録画されます。5.1チャンネルの再生装置をもっていれば5.1チャンネルで、なければ他のチャンネル数で再生される事になります。
保存について。簡単に言うなら「『内容』は劣化しないが『入れ物』は劣化する」というのが正しいです。テープに限らずあらゆるメディアに言える事ですが、「劣化しない入れ物」は存在しません。
D-VHSテープだから(VHS/S-VHSテープと比べて)特別に保存に強いという事はありません。素材がテープである以上は伸びも発生するでしょうし磁性体も剥がれるでしょう。
デジタル記録の長所は「入れ物が劣化する前に、内容を劣化なく他の媒体に移し変える事が出来る」事です。「入れ物の寿命=内容の寿命」ではないところに、デジタル記録の価値があります。(コピー制限されている内容の場合は、この限りではありません) |
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