■ D-VHS のディジタル記録
S-VHS 以上に美しく記録できる。また、ディジタルならではの安定した画像が期待できる。ただし、元ソースの品質が良くない場合(ゆれていたり)、満足に記録できない可能性がある。
ビットレートが低い場合(LS3 など)、動きのある画面では、汚くなる。
■ VHS, S-VHS 記録
残しておきたいソースを VHS や S-VHS に記録するとどんどん劣化していく。もちろん、性能の良いデッキならある程度劣化は少ないだろう。ディジタル記録できるならそちらのほうがよいと思う。
また、3倍の品質劣化は著しい(やはり標準と比べれば)ので、標準で残すことになると思う。テープの保管場所を多くとるのが難点。
■ VHS, S-VHS 再生
いまお使いのデッキがあまり性能が良くないのなら、再生が得意系のデッキをあたるのも良い。少し昔なら Panasonic の SB900 とか話題に上っていた気がする(詳しい情報を持ってないのですまぬ)。
お持ちのライブラリは、原則的に記録されたものより良くなることはありません。ただ、より再生能力の高い (S-)VHS 機では、記録された情報を最大限に再生してくれるものもあるということです。
■ 同質のコピーを作りたいときは
コピーするときには必ず劣化します。ということは、すくなくとも受け側の録画性能は送り側以上でなくてはならない。
■ 結論
要求が今お持ちの VHS とほぼ同等のコピーが欲しいですから、記録側はそれ以上でなければなりません。
1.お持ちのVHS -> S-VHS
手持ちのVHSからはさほど劣化を感じないと思う。
2.お持ちのVHS -> D-VHS
D-VHS の録画能力(MPEG2エンコード能力)と送り側の再生能力の性能次第で、うまく記録できない可能性はあるが、劣化は気にならないと思う。とはいえ、そこまで神経質になる必要も無いと思う。
3.再生能力がより高い VHS,S-VHS機 -> D-VHS, S-VHS
コストがかかりますが、今のライブラリが貴重ならこの選択も。
1.2.はとりあえずお考えの D-VHS を買ってから試せますね。ご自分のスタイルに合っている方法を見つければよいでしょう。
■ その他の選択肢
BS-Digital とか CS のビットストリーム記録しないなら、以下の選択肢もありますね。
・手ごろな S-VHS 機を購入
安く済ませます。
・手ごろな(うそ) W-VHS 機を購入
テープ代が多少かかる。趣味な人向け。S-VHS クラスの画像を9時間テープに残せる。また W-VHS 機は高級機しかないので(笑)、基本性能が高い。
・手ごろな DV 機を購入
テープ代が多少かかるが、良いです。S-VHS と引っ付いた機種もありますし。NTSC の資源を最大限残したい、これから、残すというのならこの選択もありか?
DV 派の人はビットストリーム記録を熱望しているが・・・ |
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