BSデジタルが開始されてから、BS−IFの伝送チャンネルが従来の4波から8波に増えたため
ブースターの相互変調妨害が頻繁に障害として出ています。
デジタルチャンネル、アナログチャンネルともに障害が出る場合があります。
チューナーの特性にもよりますが、特定のチャンネルのみ障害が出ることが多いようです。
BSチューナーの作り方により、入力レベルオーバーに対する影響度が異なりますので、同じアン
テナを別のBS機器で見ると正常な場合が多くあります。(といっても、障害の出るチューナーが
不良・欠陥と言うことはありません。BSチューナーとして要求されたスペックは持っているわけ
で、それ以上マージンがどれくらいあるかの差となります)
マンションの共聴ですと、ブースターが入っていると思われますので一応疑ってみる事も必要です。
もし、相互変調妨害が原因でしたら、ブースターのゲイン調整かブースター入力側にアッテネーター
を入れることが解決策ですが、共聴で個人の意志がなかなか反映しない場合は、障害の出ている受
像器のBSアンテナ入力にアッテネーターを入れて解決することもあります。
BS用アッテネーターは高価(3,000円程度)なので、お試しでやってみるとすると障害のあるチャン
ネルを受信した状態で、BSアンテナのコネクタ(接栓)を少しずつ抜いて見てください。共聴な
ので電源は不要なはずです。1GHz帯なので少し抜いてFケーブル心線の接触が外れて電気結合
がとけても電磁結合して受信できます。
もし、少しずつ抜いた状態で障害が取れ綺麗に受信できるとなるとアッテネーターが効果あります。
(コネクタを少し抜くと結果的にアッテネータを入れたと同じに電波を減衰出来ます)
アッテネーターが必要な場合は、電気店に相談してください。マスプロ電工等アンテナメーカーの
WEBサイトにカタログがあります。http://www.maspro.co.jp/genecata/index.html
マスプロですと、ATT15か20でしょうか。 |
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