〜97年までのS-VHS機は、普及機(TBC,3DNR無し)でも定価10万円以上、高画質デバイス(TBC,3DNR)を搭載した上級モデルは定価15万円以上と言うのが常識と言うか相場でした。この当時は“ビデオはビクター”と言うキャッチフレーズは必ずしも間違っていませんでした。三菱は厳しい時代かな?
97年9月頃に高画質デバイスHR-VX8が定価8万8千円で登場し、それをきっかけにしたS-VHS機の低価格化が急速に進行しました。
ビクターはそれ以前に確立した技術により、当面(98年)までは低価格競争中もそれなりの地位を確保していたと思いますが、最近では他社に負かされてる部分もありますね。
やはりコストダウン競争に持ち込んだのはビクターにとっては失敗だったのかもしれませんが、環境がそれを必要としていたのでしょう。
と言う事で、一部の高級機を除けば、ビデオはビクターとは言えない状況ですが、高級機はトータルバランスに優れていて良いと思います。
ビデオ選びとしては、テレビ云々は関係無しに予算と(重視する点における)機能・性能で選択して下さい。一部のメーカを除けば、テレビとビデオが同一メーカであるメリットは全くありません。ビクターはメリット無いハズです。
テレビ、ビデオの両方の画質傾向(絵作りの方向)が同じだと、そのメーカの特色が強調され過ぎてしまう可能性もあり、寧ろデメリットになる場合もあります。 |
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