結論から言えば、ダビングモードが一番DNR=OFFに近い画質です。“OFF”なのか“弱”なのかは説明書に明記されていませんが、多分OFFでしょう。ビデオステータスモードで調整してもダビングモード以上にはならないと思いますが、使ってないので試す価値が無いとまでは言いきれません。
デジタル処理デバイスはDNRだけじゃなくてTBCも同様です。TBCが悪影響するテープも沢山あります。TBC誤動作?によってデジタル映像(DVD等)の様に画面がフリーズする事だってありますからね。TBCは万能では無いので、テープによってはOFFにしなくては上手く再生できないケースもあります。
一番ソースに忠実な画質はダビングモードでTBC=OFFですので確認してみて下さい。これでダメならX7の性能ですね。やはりデジタルデバイスを最初から搭載していないVCRと、搭載しているけど設定をOFFにしたVCRでは全く同じになりません。
レンタルビデオの様に悪化したテープは、629TBC、デジタルワイドTBC、TBC非搭載VCRで全て結果が変わります。多くの場合、629TBCはデジタルワイドTBCより良いですが、稀に逆の場合もあります。しかし一番安定するのはTBC非搭載機でしょう。
2年以上前の話ですが、私もX7を購入した際、ダビングモードでもDNRが効いている様に感じました。スタンダードモードなんて厚化粧でとても見れた映像じゃないと感じました。その当時、X7は評判が良かったのでビックリしました。しかし、今でも常時ダビングモードですが評判通り高性能だと感じています。それまでにもそれ以降にも沢山のVCRを使いましたが、結局、X7のダビングモード以上の画質を得る事はできませんでした。多分、HR-20000,W1,W5等に次ぐ性能なのでしょう。TBC性能だけを言えばNV-SB900が最高でしたが。 |
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