AVセレクターで“出力”と言う言葉は、ダビングの為の出力(OUTPUT端子)とテレビを接続するための出力(モニター端子)が存在していますので気をつけなければいけません。
2台のテレビに同時に分配する様な機能は、セレクターの機種がかなり絞られてしまいます。更に高いです。
VictorのJX-S1000(定価15万円)は、モニター出力がMAIN×2(SUBも1つ有るのかな?)あります。入力系統数10、出力系統数10(OUTPUT:7、モニター:3)で、63通りのダビングを実現できるそうです。多分、要求を満足すると思います。
JX-S910(定価8.8万円)、JX-S510(定価5.8万円)はOUTPUT端子への分配(同時出力)は可能ですが、モニター出力は1系統だと思います。当然、その下のJX-S300もダメです。
SONYなど他メーカ製のセレクターは資料を持って無いので分かりません。
多少、邪道な案ですが、パッシブ型の安いJX-S150(定価16,800円)は、入力4系統、出力1系統(音声は2系統)のセレクターですが、全ての入出力端子がS端子とコンポジット端子を持っていますので、セレクターとAV機器をS端子とコンポジット端子を両方接続しておけば、S端子で1系統、コンポジット端子で1系統の2系統同時出力は可能です(音声は両方に分配されます)。
因みに、AVセレクターを通過するだけで画質は多少劣化しますので、分配もその範囲内だとは思いますが、私の目ではセレクターの影響は感じません。劣化するとしても凄く僅かな範囲だと思います。 |
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