まず、デメリットに見えるけど、メリットな点:
片面再生=>メカニカルにピックアップが動かない分、この部分の故障の可能性がとても低いことと、ピックアップがしっかり固定できるので、振動等の影響を受けにくいメリット。
LD以外は掛からない=>ディスクの中央部を挟み込む部分が、LDサイズなので、しっかりディスクをホールドしてくれる。(CDがかかる機種はこの部分が小さいです。)
上記2点以外はほぼ同じ機構部のCLD959と比べてLD再生に関して有利な点ですね。
次に、純粋にメリットな点:
スピンドルモーターの軸が、Φ10と極太(これは、CLD959,X9、X0と同じだった気がします。)
ピックアップがアキュフォーカス(4つのフォトトラで平均値を取る方法だったかな?ランダムなノイズ成分が減衰します。当社従来比で約6dBも低いとのこと)で、素S/Nが良いこと。
言わずと知れた、重量級(28kg)、ハニカム構造のハイカーボンシャーシによる振動の影響極小=>色ムラなどが他機種に比べて凄く少ないです。青い空や赤い夕日が凄く綺麗です。
徹底したセパレート電源。でかいコアトランスがオーディオ、ビデオ別々に載ってます。素の音はかなり良いです。下手なAVアンプより上。
最後に、デメリットな点:
とにかく、LDを片面再生しか出来ず、かつ他のディスクは再生できないと言う堅物です。(でもこれがイカス!)
設計が古いため、A/Dコンバータが8ビットのために、若干それ以降の機種に比べて肩などの斜め線の部分が、ジャギっぽく見えます。
改造されていないと、ドルビーデジタル対応してません。でもドルデジなディスクを持って無ければ気にならないでしょう。
最後に、デジタルフォーマットに吸い上げるのが目的で、かつそれがDVのように後でコマ単位の編集が出来るのなら、両面再生の必要も無いので、コンパチ機に比べて耐久性能の良いX1はかなり最適な機械では無いかと思う次第です。
ちなみに中古の適正価格は、5〜6万円ってところでしょう。でも出物がなかなか無い物なので、状態がよければ、7万円でも買いかも? |
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