お久しぶりです、よしなさん。
V920MNの箱にも書かれていますが、ニジマナイザーの正式名称は 「 スーパーワイド3次元Y/C分離 」 です。
やいまさん、某所では余計なツッコミをしまして失礼しました。
私はあの質問の答えとしては、4.,2.,3.の順だと思います。
私はSX200の3DY/Cを使うくらいならば、いっそのこと3DY/C:OFF設定のDT-DR1やDR3000へダイレクトにコンポジット入力することを選びます。そうなると、これまでの自分の行為を全否定することになりますので望んでやろうとは思いませんが(^^;;
具体的なY/C分離の見分け例としてコンポジットソースにかの有名なカードキャプターさくらの第3期OPを素材(X9からのコンポジットアウト)としますれば
・NEC系の3DY/C(DT-DR20000,DR1)の場合
「みつめたいな かなえたいな」の歌詞の部分で回転しているさくらの腕などに特有のドット妨害が‘大きく’見えます。それ以外には動画時にはややクロスカラーが多いだけで、映像の癖としてはYCS5より少なく見易いものがありLDのY/C分離用として使っても効果は十分。
・東芝や日立、三菱(S77,BS88,BS89)のS-VHSやD-VHS DT-DR3000,DR5000に搭載されているYCS5の場合
背景が動いていると画面下の歌詞の文字がちらつきます。
静止画のクロスカラーやドット妨害除去能力は最強クラスだが、様々なソースを見ていると「動画→静止画」に移行する瞬間に輪郭がぼやけて目立つ時があるという副作用も。
意外にもDR3000で3DY/Cをオフ設定で使うとDR1の3DY/Cオフ時よりもクロスカラーが少なく、残像の無いY/Cを極めたい方には必見のY/C分離とも言えます。
・ニジマナイザー(HV-V900L〜V930、HLD-X9など)の場合
とりあえずニジマナイザー特有のドット妨害や前像は散見されますが、注目すべきは歌詞の中でも細かくみえる方の文字(内側は白色で黒ぶち有り)の内部にごま粒状のドット妨害が現れます。(これも特有とも言えますね)
好き嫌いは別としてあらゆる3DY/Cの中でも特異な存在であることは確かです。
・HV-VX100以降のビクター製3DY/C(HM-DH30000、HV-BX200,HD1000など)の場合
いたるところにクロスカラーや細かなドット妨害が出ていますが、作品タイトル文字に注目。まるで普通のDCFのように「タ」と「ー」の間にドット妨害があからさまに見えるのはこの3DY/Cだけです。
・ワイドエキスパート3次元Y/C分離回路(HV-V900,S780,BS890)の場合
上記のどれにも該当しない特徴をもっており、最もこのソースと相性が良く、適度にクロスカラーやドット妨害が除去されている。特に静止画状態でのクロスカラーやドット妨害除去能力はYCS5に次いで高いものがある。言うなれば究極のバランス重視型3DY/C!
・YCS2(HV-V6000,V700、VC-BS600、HR-20000,X3,X3SPT,VX1など)の場合
HR-20000の標準設定を例とすれば、「みつめたいな かなえたいな」や「歌うように」の部分とかのドット妨害発生箇所がNEC製よりも多いですがやや小面積です。他はクロスカラーやドット妨害除去能力もV900タイプに僅かに劣るだけで、特に副作用もなく標準的です。旧式のため動きの速い場面などでは稀に処理がとろいとも感じることもありますが普通は気づきません。
EH10さんのような達人になるとV6000を使用しての任意パラメーター設定が活かされます。おそらく、VX100タイプを超える絶妙な設定も可能ではないかと思われます。そういう意味では、もっとも夢のある3DY/Cと言えますね。
以上、一時停止して静止画を事細かに見なくても各3DY/Cを判別できる方法を述べさせていただきました。 |
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