実はBSデコーダーはスクランブルされた画像を元に戻すだけではありません。
BSデコーダーはBSチューナーのFM検波出力・ビットストリーム出力から繋がれ、
デコーダーからは映像・音声が出力されているのはご存じですね。
FM検波出力はというのはFM信号を映像信号に検波された信号が出力されています。
(この信号を直接ビデオ入力端子に繋ぐと分かりますが、これだけだとノイズだらけです。)
この後、ディエンファシス・エネルギー拡散信号除去などの映像信号処理が行われます。
つまり、デコーダーを通さないときの映像信号処理はチューナーの中で行われ、
デコーダーを通した時はデコーダーの中で行われるわけです。
ということで、チューナーの映像信号処理部に画質補正回路が組み込まれているとしたら、
デコーダー経由ではこの回路を通らないので画質に違いが出るかもしれません。
ちなみに、チューナーのチャンネル設定で「デコーダー入力」の項目「入」「切」すると、
BS7やBS11でもデコーダー経由の時とそうでない時の差異が見られます。
録画された物は再生時に画質補正が行われるので、差異が分からないかもしれません。 |
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