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47研究所の単線ケーブルについて トピック削除
No.323-TOPIC - 2000/11/24 (金) 16:48:32 - 2001:a
0301の「オヤイデ電気で手軽に通販ができる」のスレッドから分岐しました。
最近、話題になっている47研究所の0.4mm単線ケーブルをオヤイデ電気でも
扱っているのですが、先日までは品切れとのことでした。

しかし、本日(24日)、近くを通ったので寄ってみましたら入荷しており、
ケーブルだけ買ってきました。まだ、接続には至っていないので、
インプレッションなどはあらためて書き込みますが、このケーブルの
愛用者は意外に多く、また、パフォーマンスも見かけ以上のものが
あるようですので、こちらでこのケーブルについて情報交換などを
できればと思います。
 


ふと疑問が・・・ 削除/引用
No.323-12 - 2001/02/10 (土) 01:04:18 - ハティ
 47研究所の単線ケーブルは前前から興味がありチェックしてたのですが
商品の写真を見てふと疑問に思ったのですが、ケーブルの音質って
 シールド対策、制振対策、絶縁体の種類、導体のサイズや構造、
などで決まるものですよね(かな?)、

このケーブルは絶縁体の種類や構造は良いとして、制振やシールド対策
などは見た目から推測するとなんだか不安になってくるのですが
そこらへんは大丈夫なのでしょうか?

失礼しました 削除/引用
No.323-11 - 2000/12/16 (土) 12:13:01 - Bergkatze
私が小難しい書き込みをしたために、他の方が書き込みしづらくなった感がありますね。すいませんでした。
オーディオでは理論も大切ですが、何よりもまず実践が大切ですからね。
単線ケーブルについてはこの2,3ヶ月ほど試行錯誤をしておりましたので、
新スレッドではその実験結果を報告し、少しでも皆さんの参考になったら、と思います。

新スレッドに移行したく存じます 削除/引用
No.323-10 - 2000/12/14 (木) 07:32:50 - 2001:a
Bergkatzeさん、またもや詳しい説明をありがとうございました。
さっそくエナメル線を買ってきたのですが、まだ実験する時間がとれません。
実験してみてから、また書きこもうと思っていたのですが、時間が経ってしまうので
とりあえずお礼を申しあげます。

さて、新スレッドの件ですが、初心者の質問板のほうで、ちょっと似た話が話題になりました。
SPケーブルのグレードアップの話は多いですが、特に5.1チャンネルの場合だと
ケーブルの合計が20mくらいになるのは珍しくないと思います。
20mですと、500円/mのケーブルでも1万円を超えてしまうわけで、
気軽にケーブル交換して効果を確かめるわけにもいきません。

で、付属のSPケーブルが1本10m(5本で50m)ほどもあり、実際には計20m使っている
というような場合なら、ダブルで使い、しかも、縒ったり、離したり、
また、4本ある芯線をどのように2本にまとめるか、などで出てくる
音の違いを、全く費用をかけずに実験できる、という話が出ました。

ですので、47研の単線ケーブルやエナメル線によるものも含めて
実験の結果の公表、提案、理論的考察などを展開していければと考え、
新スレッドを立ち上げることにしました。
[0408 費用をかけないスピーカーケーブルのグレードアップ法]です。
今後ともよろしくお願い申しあげます。

なお、初心者質問板の関連スレッドは、[4347] スピーカーケーブルについてです。
よろしければ、ご覧になってみてください。

ちょっと理論的考察(長文失礼します) 削除/引用
No.323-9 - 2000/11/30 (木) 13:04:02 - Bergkatze
>お話をうかがいますと、0.4mmという線径にひとつポイントがあるようですね。
>理論上、(単線で)太くなるほど低域は出るが、高域は落ちるわけですよね。

ケーブルによる音の変化とは、ケーブルに電気信号が流れる際の周波数特性による変化と考えることができると思います。
周波数特性とは、たとえば20Hz、20kHzともに10の入力があり、ケーブルを通した出力がそれぞれ9、3となったとします。このとき周波数による出力の関係を周波数特性といいます(本当は位相も考えなければいけませんが)。
簡単にいうと低音が出るけど高音が出ないケーブルというのは、相対的に見て低音の周波数の電気信号は通しやすいが、高音の電気信号は通しにくいケーブルである。といえます。
つまり色付けの少ないケーブルというのは周波数依存が少ないケーブルといえます。

さて、ケーブルを回路ととらえて近似すると、周波数特性はインダクタンスL、キャパシタンスC、表皮効果に依存します。Lは平行線、ツイストペア、スターカッドなど線の空間配置や、シールドなどによる導体の空間配置によって決まります。Cは導線を覆う絶縁体皮膜と導体の空間位置によって決まります。ケーブルによく使われるのはPVC(ポリエチレン)で高級なものにはテフロンなどが使われています。
残った表皮効果が導体径に関わる部分です。交流信号は周波の高い信号ほど導体の表面付近を通るという性質があります。言い方を変えればどんなに太い導体を使っても周波数の高い信号は導体の表面付しか流れないのです。つまり低周波信号と高周波信号では同じ導体を通ったときに、見かけの断面積が異なります。低周波は高周波よりも見かけの断面積が大きくなります。断面積が大きいほど抵抗が小さいので低周波は高周波よりも通りやすい信号となります。表皮効果のパラメータは導体径と周波数で、導体径が小さくなるほど周波数依存が小さくなります。

ということで、空間配置(L)、絶縁体(C)、導体径が異なるとケーブルの物理的特性も変わってきます。同じOTAKITでも線同士を離したり、2本縒りにするのでは音が変わるのはこのためです。
よく8Nの音、とか銀の音といった表現を目にしますが、その比較がL、C、導体径を同じにした上で比較かどうか注意する必要があります。
私はテフロン銀メッキ線の直径1mmのものと0.5mmのものを持っていますが両者では音質がまったく異なります。1mmのものは0.5mmに比べて高域が伸びず、低音も締まりがなくゆるい音がします。

>すると、音のバランス上、0.4mmがいいところにあると考えられます。
>OTAKITがいい、というだけでなく、0.4mm単線がいい、表現もできるかも。

そうですね、あと2本縒りなどの空間配置ですね。
0.4mm単線2本縒りがいい、と表現できるかもしれませんね。

聴覚上だけではなく、理論上でも優れていることを示せればいいのですけどね。

2本縒りのLとCはモガミのホームページにあるCADを使えば計算することができます。表皮効果ですが、丸線の単線は構造が単純ですので理論的解析がある程度可能です。
2本縒りではなく単線一本に流れる交流電流の表皮効果は、
Maxwell方程式を円筒座標上で解くことによって解が得られます。
興味のあるかたは電磁気学の本を見れば例題などでよく見かける問題です。
それをもとに2本縒りの表皮効果を推論することも可能かと思うのですが、
出てくる解が複素数を引数とするベッセル関数という厄介なやつでして、具体的な数値を得るのはちょっと大変なんです。
具体的な数値で示せれば0.4mm単線2本縒りについて議論を深めることができると思うのですが。

こういうのは? 削除/引用
No.323-8 - 2000/11/29 (水) 23:48:45 - irc
はじめまして、最近オーディオに興味をもった初心者なもので、
とんでもないことかも、と思いつつ質問させていただきます。

>エナメル線はさまざまな太さのものが出ていますのでお好みに
合わせて選択できるのも魅力です。0.5mmのものでは0.4mmに比べ
て解像度はやや落ちますが低音の量感は増します。0.6mmではさ
らに低音の量感が増します。同じ太さでもピッチを短くすると少
しハイ落ちになり、聞きやすい音になります。

ということなので、OTAKITも0.4と0.65があるようなので、アン
プのA出力に0.4をB出力に0.65を繋いで、1つのスピーカーに接続
したらどうなのでしょう?中途半端な感じでしょうか?SPケーブ
ルもいろいろとあると聞いたので、高音の出るものと低音の出る
もの繋ぐなどもできるのでは?

どなたかやってみたことのある方はいらっしゃいませんか?

エナメル線の話題も大歓迎です 削除/引用
No.323-7 - 2000/11/29 (水) 10:47:55 - 2001:a
Kさん、Bergkatzeさん、とても参考になるレスをありがとうございます。

お話をうかがいますと、0.4mmという線径にひとつポイントがあるようですね。
理論上、(単線で)太くなるほど低域は出るが、高域は落ちるわけですよね。
すると、音のバランス上、0.4mmがいいところにあると考えられます。
OTAKITがいい、というだけでなく、0.4mm単線がいい、表現もできるかも。

で、線材を4本とか増やしていくと、エネルギーバランスは当然変わっていくわけで
撚ることなども含めて、使いこなしで自分好みの音を作っていけるわけですね。
自作で自分好みの、しかもクォリティの高い音を作っていくという、
最近のオーディオでは失われがちな楽しみを思い出させてくれたという点でも
この単線ケーブルを高く評価してあげたい気持ちになります。

250円/mとはいえ、4本使えば1000円/mで、そうそう湯水のようには使えないですから、
エナメル線を使って、本数や縒り方の実験をしたいと思います。
現在は、スピーカーケーブルをアクロにもどしてあるのですが、
また時間をつくっていろいろ試してみます。非金属製プラグの自作も。

引き続き、OTAKITや、それにまつわる投稿をお待ちしています。

エナメル線でも代用できますよ 削除/引用
No.323-6 - 2000/11/27 (月) 11:22:00 - Bergkatze
単線ケーブルについて日々試行錯誤しているBergKatzeと申します。
これまで銀メッキテフロン線、エナメル線などで、直径0.4mmから1mmまでいろいろな太さのものを試してきました。また47研究所の0.4mm単線(オタキット)も所有してます。

さて、オタキットの使用法ですが、理論上ではプラスとマイナスを縒り合わせると、自己インダクタンスが小さくて高域の減衰が少なく、またノイズにも強い構造となります。2本を離すと自己インダクタンスが大きくなり、高域が減衰します。またループを作るのでノイズを拾いやすくなります。

理論はともかく実際に試してみても、2本を縁るとストレートで高解像度でストレートになり、2本を離すと高域が出ずに音源が遠く感じました。ただうちの環境ではそうなりましたが、環境が違うと結果も違ってくる可能性があるので、いろいろ試してみるのがよろしいか思います。

さて、このオタキットですが、私の試したところでは0.4mmのエナメル線でもほぼ同等の音質を得られることができます。2本のエナメル線をピッチ(縒る間隔)1cmほどで寄り合わせるだけです。肝心なのは2本の線をぴったりと寄り添わせてやることです。

エナメル線はさまざまな太さのものが出ていますのでお好みに合わせて選択できるのも魅力です。0.5mmのものでは0.4mmに比べて解像度はやや落ちますが低音の量感は増します。0.6mmではさらに低音の量感が増します。同じ太さでもピッチを短くすると少しハイ落ちになり、聞きやすい音になります。

47研究所の単線の話題なのにエナメル線の宣伝になってしまいました(^^;。すみません。
でもオタキットといえども250円/mしますので1.5mペアを作ると250×6=1500円ほどします。エナメル線ならハンズで10m200円でですからちょっと試してみたい、という方には有益な情報かと思い、書かせていただきました。

(無題) 削除/引用
No.323-5 - 2000/11/26 (日) 17:06:07 - precision
プラグというのは、例えばCDプレーヤーとアンプを接続するときなどに使うピンケーブルのプラグのことで、スピーカーケーブルの場合にはプラグは関係なく、線を買って,被覆を剥いて、端子に差し込むだけです。

ピンケーブルの場合には通常芯線の材質とは異なるプラグがあり、プラグと芯線をはんだ等で接合するという形をとっていますが、この47研究所のピンケーブルは、プラグの形をしたただの樹脂の塊に、芯線を巻きつけるという形をとっています。つまり、芯線のみによって直接ジャックとジャックがつながっているのです。

この結果,プラグによる音質劣化や癖の付加が全く無いピンケーブルが出来上がります。

便乗 削除/引用
No.323-4 - 2000/11/26 (日) 15:44:46 - ガックリ
 47研究所の0.4mm単線ケーブルのことで質問させてくだ
 さい。

 皆さんの話を聞いていると,プラグという言葉が出てき
 ますが,これって何のことでしょうか。オヤイデのホー
 ムページのこの線の解説にも
 「直径0.4mmの単線を用い、金属部分の全く無い樹
  脂製プラグ(デルリン)によって構成されるケーブル
  システムを考案いたしました。」
 と書いてあります。

  もしかして,スピーカーへ接続するためのプラグという
 ことでしょうか。でも金属部分のない樹脂製プラグ・・・
 ピンときません。
  うちのミニコンポのスピーカーへは銅線のまま繋いでい
 ます。47研究所の0.4mm単線ケーブルは直に繋いだらだめ
 なのでしょうか。

  どなたか教えてくださるようお願いします。

SPケーブル 削除/引用
No.323-3 - 2000/11/24 (金) 21:19:34 - K
> 単線なので、プラスとマイナスで2本使うわけですが、その2本を
> 離したほうがいいのか、くっつけたほうがいいのか、さらに縒った
> ほうがいいのかなども研究の余地がありますね。

いろいろと試してみました。
プラスとマイナスそれぞれに複数本使うと音が変化します。
それを撚るとまた微妙に変化します。
おもしろいですね。(^_^)
音質は好みかと思いますが、私自身はプラスとマイナスに2本ずつ使い
それぞれを撚っています。

まずはSPケーブルとして使用 削除/引用
No.323-2 - 2000/11/24 (金) 20:21:43 - 2001:a
まだ聴きはじめたばかりですが、結論から先にいえば、驚くべきコストパフォーマンスです。
うちのリファレンスはアクロテックの8Nで、ケーブル長は1m(パワーアンプを
モノラルで2台使っており、スピーカーのすぐ近くにアンプを置けますので)。

数十倍の価格差があるリファレンスと比較して、互角に近い感じで渡り合っています。
低域の量感、声の生々しさなどはリファレンスにやや劣るものの、そのぶん、
高域がクリアで、澄んだ感じがします。Precisionさんの印象と共通していると
思いますが、音の見通しがよく、付帯音的な色づけがなくストレートというのが
ファーストインプレッションです。

見かけから感じる頼りなさは全くなく、低域もそうとう低いほうまで伸びていると
思われますが、高域は意外にそこそこという感じもします。
ケーブルもエージングによって変わるものなので、とりあえずつないですぐの印象だけ。

なお、単線なので、プラスとマイナスで2本使うわけですが、その2本を離したほうがいいのか、
くっつけたほうがいいのか、さらに縒ったほうがいいのかなども研究の余地がありますね。
そのへんをオヤイデで買うときに訊いたのですが、売り始めで、買った人も
いろいろ試している段階なので、どうするのがよいかはまだわからない、とのことでした。

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