-SHU-様
まずは、量的に豊富、質的に深い投稿をして頂いたことを感謝します。
お手数をお掛けしました。
それにしましてもモノラル再生にもお詳しいのですね。
なかし様
>SME3009-S2の針圧調整について、お店の方は、針圧目盛りが0.5g刻みで3gまであるので
>DL103Rも大丈夫と言われていたのですが、本当なのでしょうか?
>(0.25g刻みで1.5gまでじゃないかと思っているのですが)
私はMC型カートリッジとこれに適合するトーンアームとのアセンブル経験のみでして、
軽針圧型カートリッジ用トームアームの使用経験がありません。
本や雑誌に依る知識だけです。
なので、アナログ経験豊富な-SHU-さんに、この件についての投稿をお願いしてしまいました。
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また、複数の意見を集めればより良い情報が入手できる可能性があるので、2ch掲示板に
質問を投げかけてみました。
MC型カートリッジと軽針圧用トーンアームとのアセンブルでは低域再現性に不満があるのでは
ないかとの懸念とゼロバランスが取れるのかどうか、経験者の声を聞きたかったから。
☆以下、2ch掲示板の「中級以上のアナログプレーヤーの話題スレ」からの回答。
@まず、DENON純正昇圧トランスの組み合わせにより、低域の量感質感の調整は可能という。
推薦機種 AU-300LC 10,000円 (税別)
http://denon.jp/products/trans.html
↑
アンプのヘッドアンプを使用せず、昇圧トランス経由でフォノイコライザに接続します。
(昇圧トランス経由でMM型フォノ端子に接続するイメージです)
実際どの程度効果があるのかは興味あるところですね。
A次に針圧調整の方法ですが、ゼロバランス不要なやり方があるとのこと。
1.シュアーのシーソー針圧計(2,700円程度)を2gにしてから針を乗せる。
2.シーソーが水平になるように、アームウエイトを調整する。
3.バランスがとれたら、アームウエイトの目盛りを2gにする。
(目盛りが1.5gまでしかないなら、0gにすればいいと思われる。)
4.カートリッジがDL-103なら、適正針圧が2.5gなので、あと0.5g足すので
アームウエイトを2.5gに回す。
(目盛りが1.5gまでしかないなら、0.5gにすればいいと思われる。)
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☆さらに、yosh様にも質問を投げかけてみました。
同氏は「アナログレコード再生のページ」を公開されていますので、質問などあれば
教えて頂けそうですよ。
下記URLから覗いてみてください。
http://www.mcc.sst.ne.jp/~yosh/
以下、回答。
「さて、3009II/S2-improvedにDL−103は載りますが次の注意が必要です。
1.アーム側針圧調整が1.5gまでなので、シュアなどの針圧計で測るなどして2.5-3
gの針圧を得ること。
2.ゼロバランスはネジが深いので標準錘で12gあたりのカートリッジまでとれる
(DL-103の自重は約8.5g)。
ラテラルバランス調整も12gまであります。アンチスケート調整は最大にする。
3.<重針圧カートリッジの重厚な低域>が何を意味するか私にはわかりませんが、
この組み合わせではアームの共振周波数は15Hzあたりになりますので
それ以下はダンプされて出ないと考えてよいと思います-このことは必ずしも悪いこ
とではありません。
3009にはコンプライアンスの高いDL-301などの方が適していると思います。
と言ってもお好みなので、不適=音がダメだと結論しているつもりはありません。」
↑
やはり、DL-103を使用だと、シュアーのシーソー針圧計を購入することになりそうですねぇ。
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☆以上の事柄を踏まえて、私の意見を述べさせてください。
私も-SHU-さんやyoshさんの意見に賛成です・・・ていうか-SHU-さんのパクリになりますが・・・
軽針圧用トーンアームSME3009-s2を搭載するのであれば、下記カートリッジを推薦したいです。
元々SMEはShureとの相性は抜群らしいですね。
・MM型として、ShureのV15VxMR,M97xE
・MC型として、DENONのDL-301II
MC型として、DENONのDL-103を使用するのであれば、前記の方法によれば使えなくはなさそうです。
但し、本質的な意味において、SME3009-s2の設計思想・使用条件からするとDL-103とのアセンブルは
アンマッチであることは確かなので、あまりお勧めはできないですが、トライするのも面白い
かもしれませんね。
故瀬川冬樹氏が著書で指摘されている問題点、即ち、不適合では性能を発揮できないという事柄に
チャレンジされるのも面白いかもしれませんよ。
あとは、なかし様の選択にかかるでしょう。
一つだけイチャモンつけさせて頂くと、そのお店、少々不親切な対応に感じられますね。
「確かに最適ではなくMM系の方が良いかもしれないが…」というくだり。
消費者サイドから質問されて答えるのではなく、事前に説明すべきことではないでしょうか。
ユーザーが満足のいく買物ができることに業者の使命があると信じる私の、タカビー調ツッコミ。
(以上、Yoko=ミッキゃんでした) |
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