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オーディオの基準になる癒し系CDを教えてください スレッド削除
No.773-1 - 2005/01/05 (水) 03:13:08 - ミホミホ
初めて質問させていただきます。
オーディオはあくまで初心者ですので、ご教授いただければ幸いです。

軽めのフュージョンやスローバラード風ジャズなどを中心に聴いてます。
好きなアーチストはラリーカールトンやアコースティックアルケミー、アールクルーなどのギター曲、そして木住野佳子などのピアノ曲、ジャズではジャックルーシェなどです。
もちろん、それ以外でもそのときの気分でクラシックやポップスなども聴きます。
が、どちらかというと癒し系の曲が中心ですね。

快適に聴くためにスピーカーの下に敷く板とか、ケーブルなどを変えて自分なりに好きな音にしてきたつもりです。

ところが、あるCDでは、低音のしまりも高音の出具合も気持ちよくセッティングできたと思っても、ほかのCDを聴くと低音が緩んだり物足りなかったりと、最近何を基準にしたらいいんだろと単純に思ってしまいました。

音をセッティングする際の基準になるCDとか、皆さんはどうされてますか?
また、なにかそういう意味でお勧めのCDなんかがありましたら、教えてください。

使用機器は
アンプ・マランツPM14SA
CDプレイヤー・デノンDCD−1650SR
スピーカー・B&W CDN7−NT
です。

よろしくお願いします。
 

中音 削除/引用
No.773-22 - 2005/01/13 (木) 00:47:31 - 通行人1
 ひろみっく様のお名前はかねがね存じ上げています。常連の方ですね。なるほど、中音といえばよいのか。僕もミホミホ様と同じく納得いたしました。今夜、近所に最近開店したジャズ喫茶に行ってきました。客はまだいないのですが、ジャズが好きなマスターが孤軍奮闘しているかというと、お話を伺うと、近所の友達とワイワイいつもやりながらジャズを聴いていたのでその雰囲気のままジャズのお店にしてみたそうで、この方昼間はお仕事をして帰ってきてからジャズを聴いて過ごすその趣味の時間を開放したということのようです。ですからアットホームな音楽です。プレーヤーはヤマハのYP-10、CDPはCECのCD3300BK、アンプはサンスイのAU-D607XD、スピーカーはヤマハのNS-100とかいうものだそうで、スピーカーはマスターが4畳半の部屋にいた若いころから使っているものだそうです。これが実際に聴いて見ると、何か居心地よいのですね。中音とその倍音とでスピーカーの小ささを補ってはいるのでしょうが、細やかな分解能力は劣っていると分かるのですが、雰囲気ながあるのです。おそらく、これがミホミホ様のボーズに通ずる心地よさなのでしょうか。でも、一方で、僕は、もっと細やかに聴きたいという欲望も、正直言って起こりました。もっと細やかな音で、でも、聴き疲れしない音で、音楽を楽しみたいです。これは欲張りな発想なのでしょうか? それでは、また(長居してしまった通行人1)。

なるほど 削除/引用
No.773-21 - 2005/01/12 (水) 23:05:58 - ミホミホ
なるほどなるほど、ほんとに勉強になります。

中音のことはあんまり考えたことはなかったですねぇ。
なんか中音はちゃんと出て当たり前のように思ってました。
言い方を変えると、自分のシステムも普通に中音が出ているものだと思っていました。
だから、低音や高音ばかり意識して。。。
今日から確実に聴き方が変わってきそうです。
ただ、私の場合、中音をよくするためにはどうしたら良いのでかしら。
うーん。

ここで、サブシステムの話です。

前回も書きましたように、その後別の部屋で使っていました。
そこでDVDの映画を見るためにDV600Aとセリフが聞きやすいかなと思ってボーズの125を購入しました。
だから最初はその機器で音楽を聴くという発想はなかったわけです。
そしたら映画の中の音楽が生き生きと鳴っているのに気がつき、音楽CDを再生して見たら、あらまビックリ!心地いいとなりました。
これって、中音の魅力だったんですね。
うーん、中音ってとても大切なんですね。

で、メインシステムですがそれでも決して悪いとか欠点があるとは思ってはいませんよ。
ただ、まだまだ成長過程なのかなって思っています。
どういう風に育てていけば良いのかがよくわかっていません。
まだパーフェクトではなさそうなのは、なんとなくわかります。
でもサブシステムで聴いたあとに同じCDをかけてみると、やっぱりこれはいい音だなって思います。

それと、音の質というかタイプはぜんぜん違いますね。
どちらが良いとか悪いとか言うのではなく、車で言うと小型スポーツカーとゆったり落ち着けるセダンみたいな感じかな?(わかりにくいですよね?)
それで今、そのときの気分で使い分けてるみたいになっています。
(実際に聞いている時間はメインのほうが多いと思います。)

このスレッドを立ち上げて、たくさんの皆様からいろいろなご意見を伺い、それ以前の一人で何もわからずに試行錯誤していたときと比べて、同じ試行錯誤も楽しくなりました。

皆様のお話がどれくらい理解できているかは別として、皆様のおかげで一人でやっているような気がしません。
ありがとうございます。

DV-600Aはいいですよ 削除/引用
No.773-20 - 2005/01/12 (水) 21:54:36 - ミラグロ
はじめまして、ミラグロです。

DV-600A使ってます、私もこれのCD再生の音は気にいってます。
一応メインにしているCDプレーヤはありますが、ソフトによっては
DV-600Aで聞く方が楽しいと感じる場合もあります。

確かに、こじんまりするし音が硬い所もありますが、価格を考えると
上手く音楽を聞かせてくれて、良く出来たプレーヤーじゃないでしょうか。

ミホミホさんは、メインシステムの音がダメだからDV-600Aの音が良く
感じるのかもと考えておられるようですが、装置の音は価格だけで判断
できない所もありますよ、作り手のセンスが良ければ、そのセンスと合え
ば安い機器でも十分音楽を楽しめますし、高いお金を出して買った機器
より良い場合だってあります。

ただ、音楽を聞いてどう感じるかじゃなく、音を分析的に聞いて判断する
のなら高価な装置の方が有利でしょうね。

中音域の充実は大事ですよね 削除/引用
No.773-19 - 2005/01/12 (水) 00:40:55 - ひろみっく
理屈の話で恐縮ですが、中音域が良いと低音や高音域についても
倍音成分をいい音で聞いているという面が出てくるわけです。
従って、中音域の良さというのは大事ですよね。
その上で、さらに高音や低音も充実していることが望ましいわけです。
で、そのためにはどういう方式が有利なのか?とかいう話になってくる
わけですね。

PMA−390 削除/引用
No.773-18 - 2005/01/12 (水) 00:08:48 - 通行人1
 ミホミホ様、今晩は。僕もPMA-390というアンプと、また同価格のCDPとを10年以上使い続けたのでした。僕は人様に教えられる程の大した知識も経験もないです。それどころか、ミホミホ様は新しい製品に果敢に挑まれていらっしゃる。僕は、むしろ後ろ向きのオーディオです。
 さて、ミホミホ様の第16信めでは、「低音はずいぶん自分好みになってきたのですが、そのぶん高音がやや尖って聞こえるような気がします。永く聴いていると少し疲れるときがあります。(曲によってですが)」とあり、また、第17信めにはサブのボーズについて「明らかに音がこじんまりしていますし、低音も高音も十分とはいえません。なのに、それが心地よく感じるのです。」と言われる。これは第1信の「あるCDでは、低音のしまりも高音の出具合も気持ちよくセッティングできたと思っても、ほかのCDを聴くと低音が緩んだり物足りなかったり」と同じことの別の表現なのですね? 僕は誤解しておりました。第1信の「低音が緩」むという言い方から、びしっとした低音を望むことだと考えておりましたが、これはむしろ高音の質(刺激が強い)の問題が大きくて、低音と高音とのバランスが崩れているということなのですね? 「癒し」というスレッドの標題はここに由来するのですね?
 以上が、またしても僕の早とちりかもしれませんが。
 ここで、古典的な真空管アンプのお話をさせてもらっていいでしょうか? 僕が親しくしてもらっていたあるオーディオ・ショップの親爺さんの言葉です。マランツはきつく、マッキンはやわらかい。というのです。これはどういうことかというと、この親父さん自身がオーディオが好きで、自分の装置を持っているんですが、自分はマッキン党だというのです。
 プリアンプ、マランツのモデル♯7とマッキンのC-22とを比較すると、マランツは高音も低音もよく出る、当時としては素晴らしい性能なのだそうです。それなのに、自分はマッキンの中域を充実させた音に惹かれるのだとその親爺はいうんです。
 高田馬場のジャズ喫茶マイルストーンのような音が親爺の好みなのだろうかと思ってそのことを言ったら、親爺は笑ってましたが。
 僕はそのような機器を自分で使いこなした経験がないので、この親爺の言の妥当性については分かりません。でも、この伝でいけば、ミホミホ様はマッキン党だと思います。僕はマランツを使ったこともないですし、最近のマランツは日本製ですからUS製マランツとの連続性についてもよく分からないのですが、今は昔のままではないようにも思うので、ミホミホ様のアンプについて、この説は当てはまらないかもしれませんね。むしろ、CDPかアンプかスピーカーかはともかく、問題の追い込み方は、高音から低音までのバランスが取れて特に高音をきつく感じないことだと分かったことが大きかったと思います。ミホミホ様の好みの音が見えてきたように思います。
 最後に、リファレンスCDにピアノも一枚。沢野工房から出ているミラバッシというピアニストのアヴァンティというチリの反戦歌を集めたソロのCDはいかがですか? これはややもすると再生音が刺激的になってしまうかもしれない要素を含んだピアノソロの録音だと思います。でも、演奏は美しいなあ。(今、シューラ・チェルカスキーのザ・ラスト・オブ・ザ・グレート・ピアノ・ロマンチクス第1巻、英国ASV盤(CD QS 6096)を聴きながら書いています。これは、リファレンスということではないですが、何回かライヴで聴いた人なので・・・)。ではまた。
 

 

訂正およびサブシステムについて 削除/引用
No.773-17 - 2005/01/11 (火) 20:58:14 - ミホミホ
前回、アンプはマランツの17と書きましたか、14の間違いでした。
どうもすみません。

ついでに、もう少し聞いていただけますか?

サブシステムの件です、最近ボーズの125を購入し気分でタンノイと切り替えて聴いています。
それと、映画も見る関係でパイオニアのユニバーサルプレイヤーDV−600Aも導入しそれでCDも聴いています。

ところが、この音が捨てがたいのです。
ときにはメインシステムよりもこちらで聴きたいときがあります。
これは自分でも理由がよくわかりません。
明らかに音がこじんまりしていますし、低音も高音も十分とはいえません。
なのに、それが心地よく感じるのです。
これは、ある部分でメイン機種には無い魅力があるのでしょうか?
それとも、メイン機種の欠点がある証拠でしょうか?

どうでもいいことかもしれませんけど、どなたかご意見をお聞かせください。

おひさしぶりです 削除/引用
No.773-16 - 2005/01/11 (火) 20:17:53 - ミホミホ
皆さんのいろいろなご意見をお聞きして、とても勉強になっています。

ただ、正直言って私にはむつかしすぎて多分お話の半分も理解できていないかもしれません。
しかし、このスレットを立ち上げて短期間に確実に知識が増えたような気がします。
今後ももし宜しければ、いろいろとアドバイスなどのお話が伺えたらと思っています。

ここで、通行人1様のご質問もありますので、今に至るまでの流れを少々。

オーディオライフをスタートしたときの機種(4年位前)は

アンプ デノン PMA−390W
CDP TASCAM CD−RW700(録音する際の母体機にはDVDプレイヤーを使ってデジタル録音)
スピーカー タンノイ REVEAL

以上です。

これはこれで、クラッシクなどを適当な音量で聞く分には良いところもあったのですが、将来これを寝室に持っていってサブシステムとして使う前提で、少しずつグレードアップすることにしました。

まず、音質的に好みだったスピーカー(B&W CDM7NT)を購入し上記のシステムで聴いてみると音の広がり、低域の量?がよくなり驚きました。
ただ、このアンプではスピーカーの性能が十分発揮されていないことは、私の耳にも明らかにわかりました。

後日、いくつかのアンプを同じスピーカーにつないで貰って視聴しました。
(デノンの20万円くらいのもの、ラックスマンの20万円くらいのもの、マランツの14と17などなど。。。詳しいことは覚えてませんので申し訳ありません。)
その中で、マランツの17がすっきりした音で適度なメリハリを感じ、特にいやな癖もなく気に入りました。

そして最後にCDP、ティアックの20万円くらい?の機種とマランツの10万円?くらいの機種、デノンの20万円の機種と1650と四機で迷いました。
最終的には音の好みでティアックとデノンに絞り込み、予算の関係もあって1650にしました。

スピーカー(B&W)購入後、この組み合わせになるまで、約一年かかりましたね。

で、音ですが、一つずつ機種が変わるたびに音が良くなることに驚きました。
デノン1650も自分的には、結構満足しています。
まず導入してすぐ気が付いたのは、音の粒がはっきりしたこと、ボーカルにぬくもりが出たこと、楽器や声が一歩前に出たことなどです。

ただ、このシステムで毎日聴いていると欲が出てきました。
低音はずいぶん自分好みになってきたのですが、そのぶん高音がやや尖って聞こえるような気がします。
永く聴いていると少し疲れるときがあります。(曲によってですが)

それで、jiroseさんから以前、デノンのCDPの中高音とB&Wとの組み合わせが好みでないとのご指摘がありましたので、それによるものかと思ったりしていますが、いかがでしょうか?

いずれにしても基準になるCDの音みたいなのがあるのかぁと思ったということで、このスレットを立ち上げました。
またまた、ご意見をお聞かせください。

よろしくお願いいたします。

訂正 削除/引用
No.773-15 - 2005/01/11 (火) 17:40:04 - 通行人1
フイング・アム・メカ→スイング・アーム・メカ

しょぼい僕のCDP群ですが… 削除/引用
No.773-14 - 2005/01/11 (火) 17:36:35 - 通行人1
 Akkey様、正月明けて仕事再開と同時に、インターネットを見ることも激減します。通り過ぎてしまったのではありません。
 それにしても、jirose様のユニバーサル機は素晴らしいというよりも、正直凄いと思います。羨ましい限りです。僕も宝籤が当たったら、購入したいです。
 さて、通りすがりの僕のしょぼい機器の話をいたします。僕は10年以上デンオンのサンキュッパのCDPを使用していました。都会に住んでいましたし、オーディオよりもライヴ(演奏会)派だったので。ヘッドフォンで聴くことが多かったです。それがライヴに行く機会の稀な環境に移ってから、突然、中学高校のころのオーディオが蘇ったのです。といっても、僕は一庶民です。中の下くらいかな。そうしますと、田舎ゆえ部屋に若干のゆとりはあるものの、それでも機器にそれほど投資はできない。僕のできる限りの投資はしているけれど、限界はずいぶん身近な金額です。
 そうしますと、CDPですが、ここ数年でこれもいくたびか変遷がありますが、jirose様のような華麗なものではありません。
 ここに住んでから購入したCDPは、オンキョーのC-729(友人に譲った)、パイオニアのPD-HS7、サンスイのCD-α717DRとCD-α917XR、ティアックのVRDS-10です。今は4台所有の大所帯になりましたが、いずれも中古です。全てを足しても10万円くらいの買い物なのですが、僕なりに満足しています。そうしてこれらを使ってみると、それぞれに持ち味があることに気づきます。ジャズに向いているのはサンスイのCD-α717DRだと思います。クラシックの繊細な音を聴くのにはティアックがよいと思います。サンスイとティアックのは1ビットDAC機です。1ビットDAC機は高音は綺麗だけれど、低音の迫力に欠けるとよく言われますが、僕は低音弱いかなとも思いますが、清潔な清んだ音なので気に入っています。一方、パイオニアはちょっと癖がある感じですが、CDには再現されない二万ヘルツ以上の音を擬似的に再現してみせるのが売りです(私にはよく分かりません)。パイオニアはちょっとわざとらしく音を作っている感じが前に出ている気がするのですが。(そもそもオーディオは、音を作っているんですが、それをあからさまに意識させられるのも、なんだか、味付けの具合ですか、それがさりげなくあるのがよいのでは、という感じです。)
 知人にもいろいろと尋ねてみると、やはりCDPもいろいろと癖があるのですね。僕の周りにはジャズ喫茶店のマスターを含め、90年前後のマランツ(フィリップスのフイング・アム・メカ)党が多かったです。
 一方、デノンの癖ってどんな感じなのでしょうか? 僕の場合は、今と機種も価格帯も違うので比較できないと思います。デノンの10万円くらいの機種の音って、どんな感じなんだろうかと思います。「理想のアナログ波形再現技術AL24 Processing+マルチ24bitD/Aコンバーター搭載」というのは、パイオニアの二万ヘルツ以上再生というのと同じ仕組みなのでしょうか? ミホミホ様のご感想をお聞きしたいです。ミホミホ様がDCD-1650SRを選ばれた理由をお聞かせください。そこにミホミホ様の次の機種選定のヒントも含まれているのではないでしょうか。

お奨めするわけではないですが 削除/引用
No.773-13 - 2005/01/07 (金) 00:22:27 - jirose
ミホミホさんからリクエストがありましたので。

お奨めするわけではありませんが,私は半年程前にUX-1の導入に
踏み切りました。
システムの詳細やインプレを「AV板」のNo.0290に纏めていますので,
参考にして下さい。

通行人1様 削除/引用
No.773-12 - 2005/01/06 (木) 22:40:11 - Akkey
まぁ通行人などといわずにしばらく居てくださいよ。
私の周囲のミュージシャンというのはJazzの人がほとんどです。
ただし,大きなホールでコンサートをするようなメジャーな人たちではありません?
それにPAとオーディオもまた別物だと思います。PAの場合は音のバランスを主に気にしているんでしょうね。
Jazz喫茶に通うJazzミュージシャンというのもあまり知りませんね。
私も大音量でガンガンやっているJazz喫茶に最近よく行くのですが,最初は辟易しました。
そこに行って居たたまれなくなって早々に出てきたというミュージシャンも知っています。
ところが,これがまた慣れると心地いいのですよ。ついうたた寝すらしてしまいます。
実は今日も行って2時間半ほど居座っていたのですが,こんな日に帰って我が家の貧相な装置で聴くと萎えますね。
それはともかく,私がメインで聴くJazzでは'50年代後半から'60年代前半のものが最も好ましい録音だと思うのですが,それに合わせた装置で聴くと最近のものはやたら刺激的でちょっと疲れます。

あれまあ! 議論が・・・ 削除/引用
No.773-11 - 2005/01/06 (木) 19:53:27 - 通行人1
 平日なのに議論が進んでいるようですね。
 原音ですか。僕もAkkey様と同じくちょっと違うのではないかなあと思います。僕は最近は田舎に引っ込んでしまったのであまり行きませんが、コンサートに出かけるのが大好きでした。クラシックの場合、じつは客席で聴くオーケストラや室内楽の音は見事にブレンドされていて、ステレオ装置のように音源がはっきりとすることはないと思います。いろいろなところで音が反響しているのがホールの音なのではないでしょうか。でも、僕は自分の部屋では、たとえばオーケストラの場合、第1バイオリンが聞こえる位置とかビオラが聞こえる位置とか、第1バイオリンと第2バイオリンが対抗配置の場合の聞こえ方とかを気にしてセッティングします。(その結果が同軸2ウェイスピーカー導入になってしまいました)。これは、どう考えてもコンサートホールの音の聞こえ方ではないんですが、頭の中で指揮者はこんなふうに聞こえているんだろうなとか考えてバーチャルな原音を楽しんでいるのです。原音を信じているのではなくて、作っているという感じが楽しみで、僕は楽しんであれこれ試しているのです。これは原音主義ではないですね。じつは指揮者は音のブレンドをめざしているんだという指揮者のインタビュー記事を読んだことがあって、僕の方向は逆立ちしているなと自戒を込めて思いました。(もっとも指揮者にはブーレーズやギーレンみたいな楽曲分析みたいにしてしまう人もいるから一概には指揮者はこういうものだとはいえないのですが。)。。難しいですね、どういうところに価値を求めて音を音楽を「作り上げて」いくのかというのは。菅野沖彦がどこかの雑誌で「レコード演奏家」という言葉を使っていましたが、恐らく随分個々に違う部分があってオーディオを「演奏」しているような気もします。
 ところでAkkey様、オーディオに興味ないという音楽家とはクラシックの音楽家なのでしょうか。もしそうならば、オーディオに興味ない人が多いというのは。何だか分かる気もします。小説の研究をしている人が、小説「のようなもの」を自宅で趣味として読むのはつらいのではないでしょうか?
 一方でジャズ・ミュージシャンの場合は、コンサート自体が電気増幅と切り離せないところに成り立っているので、オーディオと無縁ではいられないようにも思います。この間、ラーシュ・ヤンソンというピアニストのコンサートに行ったのですが、ベーシストの日本人の方が、音のバランスこれでよいですか?と観客に聴いていました。ピアノ・トリオでしたが、なるほどジャズは電気増幅がライヴでも当然のごとくあるんだなと、電気増幅を前提にした音楽だなと納得した次第です。
 話変わって、ジャズ喫茶もいろんな音がありますね。かつて渋谷のグルーヴィーとかいうジャズ喫茶に行きましたが、うーん、僕には辛い修行みたいな場所で30分も居られなかったです。けれども、そこで悠然と雑誌や新聞に読みふける常連さんたちがいるということも知りました。耳って不思議です。あれっ、オチがない。すみません、論も何もなくなってしまいました。
 ミホミホさま、お使いの機器、
 アンプ・マランツPM14SA
 CDプレイヤー・デノンDCD−1650SR
 スピーカー・B&W CDN7−NT 
の組み合わせですが、「低音のしまりも高音の出具合も気持ちよくセッティングできたと思っても、ほかのCDを聴くと低音が緩んだり物足りなかったりと、最近何を基準にしたらいいんだろう」ということですが、これが相性か、あるいはCDもしくはアンプもしくはスピーカーの問題かという(1)機器の問題と、部屋とかスピーカースタンドとかラック、ケーブル、インシュレーターなどの使いこなしという(2)セッティングの問題と、「軽めのフュージョンやスローバラード風ジャズなどを中心に」どのような再生を目指すのかという(3)好む音楽の問題と、3つ考えてみることだと思います。ミホミホ様の場合には、一番確かなのは(3)の頭の中の理想の音のように読みました。それに近づくのに(2)→(1)と問題を攻めていくか、(1)→(2)と問題を攻めていくかはミホミホ様のお考えひとつだと思います。今のミホミホ様は多分CDプレーヤーを買い換えたいんだと拝察します。つまり、(1)→(2)の方向ですね。それも楽しいと思います。低音が緩んだり、物足りなくならない機器とはどのようなものか。誰か、友人にオーディオ好きな人がいれば、CDプレーヤーを借りてきて聴き比べてみるとよいのでは。あるいはCDウォークマンでもいいですから繋いでみてそれでも傾向が変わらなければ、アンプ辺りかもしれませんし。。。
 一方、問題は「低音が緩んだり、物足りない」とあるので、これは(2)のスピーカーやリスニング・ルームの対策もありのような。悩むのは、タイヘンですが楽しい事でもありますね。羨ましいです。がんばってください。贅言お許しください。

 

楽器とオーディオ 削除/引用
No.773-10 - 2005/01/06 (木) 14:03:39 - Akkey
全く別モノだと思います。
「原音再生」をめぐる議論は今でもあるのですか?って感じなんですけど
レコード(CD)に録音された段階ですでに原音ではない,というのが一般の認識かと私は認識しております。(???)
強いて言えば「原音のイメージ」を追及するのが「オーディオ道」ではないでしょうか。
ちなみに,プロ・セミプロの演奏家でオーディオに興味のある人はむしろ少数派のようですね。
私の周囲では皆無です。彼らの前では恥ずかしくてオーディオの話はようしません。
ただし,それは私自身のミュージシャンに対するコンプレックスからで,必ずしも再生音楽が生演奏より劣るとは思っているからではありませんが・・・

(無題) 削除/引用
No.773-9 - 2005/01/06 (木) 13:28:07 - ミホミホ
うーん、奥が深いですね。

私は、楽器を少しやっている関係で好きな音楽をいい音で聴きたいというのが、そもそもオーディオを多少意識する要因でした。

電気屋さんでいくつかのスピーカーを聴かせてもらってB&WのCDN1NTというのが気に入ったのですが、お店の方にスピーカースタンドが必要なので、それならCDN7NTのいいですよということでそれを購入することになりました。

アンプとCDプレイヤーは当初以前から持っていたもので聴いていたのですが、ぜんぜんお店で聞いた音とは程遠く疲れる音でした。
それで、徐々に今音作りを進めているところです。

なにかの本で読んだのですが、いいオーディは「原音に忠実」かどうかというのが一つの目安になるというものなのですが、その原音というのが難しいですね。
ほんとの楽器の音とオーデイオの音は、ほんとに最終的に一致するものでしょうか?

また、原音再生をある程度無視して、自分の好きな音作りをすることも大切なのでしょうか?

PS. 
jiroseさんがB&WのスピーカーとDENONのプレイヤーの組み合わせは好みではないというお話でしたが、もしSACDプレイヤー、もしくはユニバーサルプレイヤーを購入するとしたら、どういう機種がお勧めになりそうですか?

ジャズ喫茶「ベイシー」の場合 削除/引用
No.773-8 - 2005/01/06 (木) 11:34:45 - Akkey
↑のマスターの本を最近読んだのですが,「日本一音のよいジャズ喫茶」は「80点主義」だそうです。
特定のレコードだけを追い込んで調整すると,それは凄い音になるけれども他のレコードをかけたときに悲惨なことになると。
いろんなレコードをかけなければならない店としてはそれはできない,ということらしいです。もっともなことだと思いますね。
また,ウィーンフィル(だったかな?)が美しく鳴らないシステムではJazzもダメだ,というようなことも書かれています。
ただ当のマスターは,よその店に行った時は「これしか鳴らない」というような音を聴きたいそうです。そちらの音の方が凄いということなんですね。

よい音楽とよいCD(LP)と 削除/引用
No.773-7 - 2005/01/06 (木) 01:15:20 - 通行人1
 追伸
 音ばかりよくても音楽として感動できないのは、私はダメなんです。だから、ライヴのガサゴソしているものでも、感動してしまいます。マリア・カラスのライヴとか。

音楽と技術と器械と 削除/引用
No.773-6 - 2005/01/06 (木) 01:10:54 - 通行人1
 菅野沖彦著『オーディオ羅針盤』(1985年、音楽之友社刊)に面白いたとえ話があります。菅野氏が三人の客人の前でオーディオの音楽―音を聴かせたら三者三様の反応があったというのです。
 【一】凄い音楽だ(ジョニー・ホッジスの演奏は凄い気迫だ)と音楽に感動した(―オーディオには無知)
 【二】凄い使いこなしだ(中音が凄い、ウーファーともよく繋がっていて)と技術に感動した(―音楽には無関心)
 【三】凄い器械だ(JBLは凄い、カートリッジはどこの?)と機器に感動した(―メーカーばかり気にかける)
 菅野氏は、この三者の誰にも与せず、しかしこの中でも最終の感動は音楽への感動を挙げた上で、その音楽を奏でたのはオーディオとその使いこなしなのだからそれに対して無知なのは困るとして、この三者に相亙る態度がオーディオ演奏家の取る道だと言っていました。
 私は菅野氏の考えに影響を受けています(ただし、お金はないので、そんなに高価な器械は買えませんが)。生活優先の趣味人でありたいと思い、生活優先の中で、一番よい音で音楽を聴きたいと思っています。
 その結果、【三】が弱いかも(^_^;)。。。
 でも【二】に努力して、【一】を目指しています。
 よい音楽目指してスピーカー・セッティングがんばりましょう。

勉強になります 削除/引用
No.773-5 - 2005/01/05 (水) 17:40:53 - ミホミホ
みなさん、早速お返事ありがとうございます。
ほんとに勉強になります。

AKKEYさん、そういう基準になる音源のことを「リファレンス」というんですか?
それさえ知らなかったです。

jiroseさん、私もまずスピーカーの低音が締まった感じを出すのに一番苦労しました。
お店の人の勧めでケーブルが太いやつ(メーカーは覚えてません、結構高価でした、私にとって)にしてたんだけど、低音がボアンボアン。
で、それを高音用にしてモンスターケーブル(中間くらいの値段)を購入し、低音用につないで見ると結構いい感じになりました。
そのあと、下に敷くボードなんかで調整しました。

通行人1さん、今度ぜひ、ドボルザークの「アメリカ」を聞いてみたくなりました。
だけど、ガサッとする胴鳴り音って、ぜひ一度聞いてみたいです。

で、ふと思ったんですが、オーディオマニアの方って好きな音楽が優先なのか、それともいい音のCD(レコード)が優先なのかって。
逆に言うと、いい音のCDを聞きまくるってのも楽しそうだし、好きな音楽を極力いい音にして聞くってのも楽しそうだし。
みなさんは、どうしてますか?

それと、ちゃんとしたリファレンスCD(?)で、調整したオーディオは何を聞いてもある程度のいい音がするってことでしょうか?

ぜひ、お教えください。

リファレンス・CD(LP)−私の場合 削除/引用
No.773-4 - 2005/01/05 (水) 13:25:53 - 通行人1
 私の音決めCDは、ヤナーチェク弦楽四重奏団の弦楽四重奏曲「アメリカ」(ドボルザーク)(ポニーキャニオン盤)です。室内楽はスピーカーの左右の音決めに効力を発揮します。クラシックですが、「アメリカ」は中学校の音楽あたりでも取り上げられていた曲ですから、癒し系とはいかずとも参考になるのでは・・・。
 ジャズ喫茶「メグ」(吉祥寺)のマスターが、何かに70年ころにはオスカー・ピーターソン・トリオの「ウイ・ゲット・リクエスツ(日本では「プリーズ・リクエスト」という題で発売)を音決めLPにしている人が多かったと書いていました。LPのB面1曲め(CDでいう第6曲め)の弓弾きで始まるベースの連続音を決められるかが、腕の見せ所なのだそうです。私もやって見ましたが、これは難しい!おそらくウーファーとツイーター(あるいはスコーカー)との音の連携がシビアーに現れるのだと思います。
 私が低音でよく使うのは、アン・バートン「ブルー・バートン」の第1曲め(I can't give you anything but love)のアンがバースを歌い終わった後に出てくるベースのブルーーーンと震える音です。これをただ美しい音にするのではなく、ちょっとガサッという感じのする胴鳴り(?)音にしたいというのが願望です。そういう音が入っているはずです。
 リファレンス・CD(LP)は、誰にでも共通のスタンダードがあるというのではなく、個々人の趣味の反映であってもよいとも思います。自分の聴く(そして演奏する)楽器としてオーディオはあるのでしょうから。失礼しました。

高中低でCDを使い分けています 削除/引用
No.773-3 - 2005/01/05 (水) 12:36:34 - jirose
CDM-7NTでも低音が緩むのを感じますか。私は9NTを使っていますが,
7NTの方が高音から低音までバランス良く鳴ってくれるなという
印象を持っています。
9NTのダブルウーハを手なずけるのにアンプのパワーをかなり使って
います。Accu PX-600のブリッジ設定でバイワイヤ接続したところで
満足しました。

リファレンスにするCDは,高中低音で複数枚を使い分けています。
低音は,ウッド&エレキベースをかき鳴らすようなソースを
リファレンスにしています。9NTでは音の引き際に最後まで悩まされ
ました。
高音は,どんなCDでもNTの気持ち良さが後退していないかチェック
します。
中音は,女性のジャズボーカルものをリファレンスにしています。
(あまり音程が高くないもの)

個人的には,DENONの中高域とB&Wの組合せが好みではないので,
この組み合わせに合う具体的なCDをあげることはできませんが,
上記のように,どこにポイントを置いて追い込んでいくか,具体的な
イメージを作っていくと良いと思います。

お気に入りのCDが基準では? 削除/引用
No.773-2 - 2005/01/05 (水) 10:53:54 - Akkey
うーん,万人向けのリファレンスというのは難しいでしょうねぇ。
やはり一番よく聴く,お気に入りのソースを気持ちよく聴けることが大事だと思いますよ。まぁ当たり前のことですが。
私はオーソドックスなJAZZを聴くことがほとんどなので,ミホミホさんの挙げられた中で言うと,木住野佳子なんかはご機嫌に聴けるのですが,アール・クルーの最近のブルーノート盤などではベースやバスドラがうるさく感じてしまい,音量を絞ってBGM的に聴くかラジカセで聴いたりしています。
仮に「基準になるCD」なるものがあったとして,それを基準に調整すると何を聴いても「それなり」にしかならないのではないでしょうか?(「何を聴いてもそれなりには聴こえる」とも言えるが)
あらゆるソースで満足できることは理想ですが,野球の打者に全打席ホームランを期待するような要求は現実的とは言えないでしょう。
答えになっていませんが,感想まで

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