プリメインアンプでもシンメトリカル構造にこだわる気持ちはよく分かりますね。
内部が左右対称に整然としていると美しい構築物を見ているような気がしてきます。
シンメトリカルといっても各部の配置の仕方はいろいろあるようですが
中央に電源、左右に増幅部というものか
電源も左右独立したものを前方に、増幅部を後方に、あるいはその逆
といった一般的なパワーアンプの構造のさらに後方にプリ部が申し訳なさそうに付いている程度のものが
ここでの対象になるものと言えるでしょうか。
これでプリ部もきちんと左右独立して基盤配置などされていると上等ですね。
ところで、リアパネルの端子の並びについては皆さんはどう思われますか。
内部には気を配りながらピンジャック類を向かって左、SP、電源を右と分けていたり
LRを分けていながら入力系のすぐそばに電源コードが出ていたりというものです。
Victor AX-900 だったと思いますが、LRも分かれている上に電源コードはトランス直下から引き出されている
という徹底ぶりで印象に残っていますね。 今では市販のコードとの交換の楽しみがないといえるかもしれませんが。
シンプルな構成でプレイヤー、アンプ、レコーダーを縦型のラックに収めてスピーカーの間に設置する場合
LとR、扱う電圧、電力量の違うケーブルの交錯といったことがないように考えると端子の配列にも拘りたいものです。
もちろん、アンプ内部での線材の引き回しについても同じことが言えますね。 |
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