皆さん、こんにちは。奈木野です。
本日(11/17)、秋葉原 某家電店にて、日立のDT-DR1を\49,800にて購入しました。早速、Maxellの120分S-VHSテープをSTDモードで試してみました。
まず、内蔵TVチューナが、Victor HR-STG300のGRTに比べ、GRが無い分やや
劣ります。すかさず、STG300をTVチューナ専用マシンとして接続し、外部入力に切り替えて使うことにしました。我が家の受信環境は「中の下」程度で
決して良いとは言えませんので、もっと良い受信環境の方は、内蔵TVチュー
ナで十分かもしれません。
画質は、事前にPCのリアルタイムMPEG2エンコーダで試していたモノと同様の
傾向です。解像度の高さ、ノイズの少なさ、ドロップアウトなどの無い安定感
は素晴らしいですが、全体にややノッペリした感じはMPEG2そのものです。
MPEG2の良さと、アナログに及ばない点を、同時に再認識しました。できるこ
となら、W-VHS(アナログ)のVictor HR-W5と併用したい気分です。
とは言うものの、通常のS-VHSよりも高画質であることは、間違いありませ
ん。しかも、手持ちのS-VHSテープがそのまま使えて録画時間も2倍になるの
ですから、本日以降、私がS-VHS機を使うことは、未来永劫もう無いでしょ
う。
地上波アナログ放送を、(保証外ではあるが事実上問題なく使える)S-VHSテー
プで、S-VHS以上の画質で、超長時間録画することに的を絞ったDT-DR1は、
VTRの歴史に残る傑作かもしれません。
だって、たった\50,000で、S-VHS以上の画質で2倍の録画時間が可能なので
すから、BSデジタル云々に関わりなく、VTRを求める全ての人は、これを買う
べきでしょう。\20,000のVHS機も\80,000のS-VHS機も、ほとんど存在価値が無くなったのではないかとさえ思えます。
一つ残念なのは、リニアPCM録音です。
DT-DR1のSTDモードのビットレートは、画像+音声の合計で12.0Mbpsに設定
してあるため、音が良い代わりにビットレートを喰うリニアPCMを使うと、画
像へのビットレートの割り当てがが9.6Mbpsになってしまうのです。
それでも、かなりの高画質ではありますが、、、。
まだLS3モードは試していませんが、180分のS-VHSテープで360分のSTDモー
ド録画ができるのですから、私はLS3モードを使うことはなさそうです。
ということで、PCキャプチャ用のマスターとして十二分なVTRを手に入れるこ
とができました。結構 満足しています。後は耐久性の問題と、実はD-VHSの
STDモードを上回るかもしれないW-VHSのHR-W5をどうするか、、、?
という点に尽きます。 |
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