昨日(9/14)お昼に店頭デモを見てきました。
今回は私にとって大変有意義な視聴となりました。
見たのは、オーストラリアの列車に乗って各地を紹介するものと、映画です。
まず列車の方ですが、これを見ていてBSデジタル(MPEG2)の特長を掴んだ感じがしました。同時にMUSEの特長も再認識した。私はCSデジタルやDVDを導入していないので(というより最近、新機種の導入を全くしていない)デジタル方式の画がどういう物か見慣れていなかった。
MUSEは動画になると情報量が1/4になる通り、背景だろうが人肌の質感だろうが全て均一に動画の解像度が落ちる。1/4にはなるがカメラでとらえた映像はそのまま画面上に再現される。
MPEG2は静止画、動画うんぬんより画の情報量の上限が決まっているように、その容量の中で画を圧縮、復元する。この時に元の画にはない物が生まれる可能性がある(輪郭付近のモヤモヤ等)さらに、葉っぱの輪郭辺りはキッチリ情報を与えるが輪郭内側の緑一色の部分は情報量が曖昧になる、といったことも見えてきた。
このことを踏まえて映像を見てみると、画面を近くで見た場合MUSEは動画で情報量が減って見えるが偽の情報が無い、画素1粒1粒というか周辺2、3粒で絵になっている。MPEG2は動画でも基本的に情報が多い、しかし偽の情報がある、というか画素1粒1粒で絵を作っていなく5、6粒、ときには数十粒で絵を作っている感じです。
しかし、実際TV画面を見るときに画面の縦の長さの1倍(=1H)で見ることはほとんど無いと考えて、3H、5H、7Hの距離で見るとどうなるか試してみた。
3Hで見るとMUSEと比べて解像度が高いのは確かであった。画面近くで見た1粒1粒で絵を作っているか5、6粒で絵を作っているかの違いは、まだ僅かに見られた。
5Hで見るとMUSEの動画情報低下も和らいで見えるが解像感はMPEG2の方が上であった。ここまで来ると、粒数の件は見ても違いが分からなくなった。
7Hで見ると(なかなか店頭で7H離れて見る事は難しいと思うが)MUSE、MPEG2、地上波NTSCどれでも綺麗に見られます。(^^;
上記のことから、BSデジタル(MPEG2)は近くでは偽の情報が含まれた映像だが、実質の視聴距離では問題無い解像度の高い物だと認識しました。ところがこの後見た映画で……
あと、同様に考えるとBSデジタルのSDも実質の視聴距離なら見られますね、アナログNTSCやHDと比べなければ。
次に映画を見たのですが、上記に書いたことを覆してくれる綺麗な映像を見せてくれました。
全体的に暗めの映像で、初め見たとき画面が真っ暗で何やってるのかと思いました。
いや〜良かった、MPEG2のデジタルの癖は皆無で近くで見ても絵が1粒1粒で書かれていました。MUSEで見られる動画の解像度低下も全くといっていい程無く、動こうが止まろうが常に高画質でしたね。もうはっきり言ってそのまま持って帰ろうかぐらいの気持ちになりました。
さて帰ろうかというときに、僅かながら、もうほんの僅かながらの、MPEG2の特長かと思わせる癖の部分が発見でき(映像品位が崩れたというものでは無い)私的に有意義な視聴となりました。
フィルム物は相性が良いのでしょうか、秒間24コマで情報を沢山使えるからなのかな、全ての映像でこのクオリティーになることを願います。
私の導入計画では、12月の各局のコンテンツを見て、これはという物があれば導入しようと決めているので、各局の皆さんに頑張って頂きたい所です。 |
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