テープダメージを考慮して、早めに移行したい、ですか…。確かに納得出来る理由ではあります。ただ、カビテープは残念ながら廃棄処分するしかないでしょう。それか、中身をどうしてもサルベージしたいのならHR-VX8やVX11あたりを中古で安く入手してカビテープ再生専用デッキとし、このデッキでカビテープを再生して他のテープにダビングしてから元のカビテープは廃棄処分ですね。カビテープ再生用デッキに健康テープを入れることや、高級機にカビテープを入れる事は絶対に避けるべきです。(カビは生物ですから、最悪の場合デッキを経由して他の健康テープに感染します)
それと、「デジタル移行を機会に所有テープを整理して、視聴する頻度の低いものは廃棄処分する」という思い切った決断も必要かも知れません。3倍モードで録画しているわけですから、1本のテープには6時間(以上)の内容が詰まっているわけです。これが100本と仮定しても600時間。1日2時間鑑賞したとして、全てを鑑賞するには(毎日鑑賞しても)10ヶ月かかります。
それにテープ所有に対してかかる保管費用(家賃)とテープ管理の手間を考えると、所有テープ本数が増えれば増える程「割に合わない」ものになります。
まして、それを手間暇かけてデジタル媒体に移行しようとするわけでしょう?それに伴って発生する時間的・金銭的損失は無視できないものです。
デジタル媒体に移行するテープの量は最小限度に抑えて、あとは廃棄処分にするのをお勧めします。「所有テープ全てを救おう」とすると、計画が破綻してしまう可能性があります。 |
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