AV機器ユーザーの本音

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『かつ様の声』
使用機器、Hal クロッサム2+

クロッサム2+についての話題が出ていますので、私も使用した感想を書かせて頂きます。ティアックブランドの初代クロッサムを持っていたのですが、それに比べて記憶できる機器の種類が増えました。18年前に購入したテクニクスのシステムコンポ「インザスペース」付属のリモコンや、証明器具、エアコン等のリモコンの信号が初代ではどうしても記憶できなかったのですが、2+では記憶でき重宝しています。

もう一つの長所は一つのボタンに複数の信号をコピーでき、しかもそれら複数の信号を記憶する間隔まで記憶してくれることです。これで何が嬉しいかと言うと、CMスキップです。ビクターのビデオ HR-X7 にはステレオ放送のCMのオートカットとオートスキップはついているのですが、マニュアルのスキップはついていません(1回押せば30秒、2回押せば1分スキップする機能です)。今時ほとんどのアニメ番組はステレオ放送ですので、オートカットやオートスキップは役にたたないのです(;_;) (まったく何を考えているんだビクターは。X7で機能を省略する必要がどこにある) ここで2+の複数登録機能を使って一つのボタンに早送りをコピーし8秒後に再生をコピーすると、X7の7倍速サーチで1分のCMがスキップできます。12秒強だと1分30秒のスキップができるんです。これのお蔭でX7が随分と使いやすくなりました。

ただ、初代と比べて信号の出力が弱くなっているようです。初代はかなり強力で、どこに向けてもAV機器が信号を受信してくれたのですが、2+だと受信できる範囲が若干狭いようです。またインバーターの蛍光灯で信号の受信が邪魔される頻度も2+の方が多くなりました。

あとマルケスさんが書かれていたスイッチ接触不良の件ですが、クロッサムはスイッチの接触部に導電ゴムを使っています。このゴムが劣化して来て、スイッチ基板の金属部分との接触面にカスが溜り接触不良を起こします。分解して、カセットデッキのヘッド用クリーナーで金属部を、ローラー用のクリーナーでゴムの部分を掃除してやれば治ります。しかし一度劣化すると掃除しても接触不良は再発し、年に2回は掃除しなければならなくなります。私は分解の手間がいい加減面倒になったので、導電ゴムにアルミホイルを両面テープで張り付けました。それから4年以上経ちますが、接触不良は一度も起きていません。でも2+に同じ処置を施すと接触過敏になって、一度押しただけで2回以上信号を出してくれますので、すぐにアルミホイルをはがしましたが(^^;

2+は買ってからまだ日が浅いので接触不良は起きていませんが、分解して見たところ、スイッチ部分の構造はそれほど変っていませんでしたので、接触不良はいずれ起きるかも知れません。ただ導電ゴム表面が、初代はまっ平だった のに対して、2+ではわざと編目状に凸凹させていましたので少しはましになっているのかも知れませんが、どれほど効果があるのかは数年使ってみないとわからないでしょう。