ビデオデッキ、本音のインプレ

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前回の書込みにコメントを頂いた皆様,ありがとうございます. ほんとは前の書込みの追記にしようと思いましたが,別記にすることにしました. 前回報告出来なかったD9000のチューナ部のこと,及びその他追記をします.

チューナー部の画質:
はっきり言ってD10000と変わりません.最新のGRT付きの物と比べては酷です. 出力される絵的には,画像回路の違いでDVの時の絵の違いと同じような傾向 (つまり解像感が少し増してメリハリが出ている)の違いはあります. BSの場合,D10000やDHR-1000では,変なリンギングノイズがあったのですが これは受け継いでいます(T T).少しだけ軽減された感じがしましたが,DVで 録画してD10000で再生したら同じでしたので,これは再生回路の違いだけです. 地上波は,GRT無しですから当然ゴーストにまみれます.
しかし,きちんとしたアンテナできちんと利得が取れている状況のチャンネル の画質は決して悪くは無いです.ゴーストがあると妙に気になるのは,昔から SONYの機器の特徴だと思うので...(誤魔化しが無いんですね) 画像に変なノイズが乗るとかの障害は見当たりませんでした.
良いチューナの絵を外部入力すると,もっと良いのでしょうけど,その確認は 出来ていません.(いかんせん他の機器が古いものばかりなので)

4bitデジタル処理の効果:
先の書込みにも書いたことですが,TBC,DNRの効果はきっちりあり,VHS部の画 質については,これまでのSONY機の比ではありません.VXGやSBとは,好みレベ ルだと思います.三倍モードは,さすがに19ミクロンを持つ機器に負ける感じは しますが,三菱のV930のようなことは無いです.
前回,色のりがいまいち弱いと書きましたが,これはこのデジタル処理の弊害の ようで,切るとしっかり色がのってきました.ただ,色のりが悪いといっても, ダビング特性的には特に問題無いようで,BS600にダビングするときちんと色が のってきていました.さほど気にする必要は無さそうです.(だから好みの問題 だと思います)

雑感:
「このデッキは,買得になってきたDVデッキに少しは使えるようになったS-VHSを 付けたもの」というのが,私の感想です.DV部は十分に高性能ですし,VHSもやっ と他社並みになった感じですので,285kの価格も200kのDVデッキに85kのS-VHSと 考えればお買得だと思いました.S部にちゃんとFEも付いていますし(^^)
編集にこだわらず,エアチェックマシンが欲しい人,SVHSの新型を買おうと思うが DVにも興味がある人,既にDVリファレンス機をもっている人の2'ndには悪くないと 思うのですが,買う前には一度確認された方がよろしいでしょう. あくまで,私の主観が前面に出たimpressionですので(^^;)

おまけ:
長くなり申し訳ございません. Lapisさん:VC-BS600とEDV-9000は私の宝物です(^^).あの頃の機器は本当に 良かったと私も思います.HV-V6000なんかは今でも欲しい.HV-V2000はさすがに引 退を余儀なくされたおじいさんって感じで厳しいですが,10年経っても使える(画 質とかは別として)というのは,あの頃の機械だからでしょう.最近のは5年保つか どうか...

stardustさん:DHR-1000購入おめでとうございます.使い方次第ですが,D9000より いろんな面で優れた機体だと思います.NV-DV10000より良いとは一概に言えません. ただ,DHR-1000よりもDV10000の絵の方を好む方にはお勧めしませんけど.傾向が 1000に近いと思います.
ホーマーさんのホームページではVictor愛好者の方が多いと思いますので,その方々 から見ると,色調はまだしも,解像感の甘さが気になるかもしれません. SONYとVictorの絵はそこが違うと感じています.私はVictorの機器はダビング特性の 悪さとテープの噛み込みから敬遠していますが,ぱっと見ではSONYの絵ってピンぼけ もやもやですよね(^^;).でも,ダビング特性と,記録時の特性に関しては,D10000 もD9000も悪くないと思います.

# 特にVHS部の再生が良くないとは,確かに思いますけど(^^;) 松下の絵は私は個人的に嫌いなので表現がきついかもしれません.>すみません.松下ユーザー様 ただ,あちらはぱっと見にこだわっていて,細部が甘いと思うのです.特に色の階調 表現が粗いかなって.もちろん良い機器もありますけど. どちらにせよ正反対なので,D9000は物足りないように見えると思います.
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(SATO)
はじめて書き込みさせていただきます、SATOと言います。はじめての書き込みで質問させていただき申し訳ありません。さて、私もD9000を買ったのですが、どうも地上波を録画した時に色が濃くなってしまい特に女性のほっぺたが赤くなる時があるのです。これはDVの方だけ起こります。BSおよび外部入力は少しましかなという感じです。SVHSはオリジナルとほとんど同じような色で録画できます。また、背面ファンに板金が振動して少しビリビリ音がするのです。あきばさんのD9000はどうでしょうか?サービスに連絡した方が良いのでしょうか。それ以外はDV部は結構気にいっています。 DV10000を1台目として持っているのですが再生はD9000の方でしようかとも思っています。 ずっとXシリーズおよびW5を使っているビクターファンですがこの絵もなかなかいいなと思っている次第です。 あと、編集についてですがD9000はiLink準拠なのでひょっとしてDV接続でDV10000からコントロールできるのかなと思ってやってみたんですが、再生、停止、ジョグシャトル等は動きましたね。アッセンブリ編集が自動でできるかどうか早く試してみようと思います。 98/11/11 12:46:24
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(あきば)
SATOさんの指摘されている状況がどの程度なのかわからないので一概に言うことはできませんが,私のところではそのような傾向は見られません.今晩もう一度確認をしてみますが,DV部だけ色が濃くなる(チューナスルーに比較して?)ということは感じませんでしたし,赤が乗るという傾向も感じていません.ただ,輝度が少し上がる傾向は感じましたけど.ファンについてですが,これもビリビリ音はしません.ラック内でHi-8が上に乗っているからわからないだけかもしれませんが,聞こえないです. SONY製品で,しかも初期ロットですからハズレの可能性は否定しにくいです(^^;).サービスより,一度購入されたお店に相談されてみるのがよろしいかと存じます. iLink準拠のところは全く確認していませんでした.参考になります.DV10000でコントロール可ならば,VAIOに入っているDV Gate motionからのcontrolはきっと”ばっちり”ですね. 98/11/11 18:07:33
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(6no.)
あきばさん、詳細なインプレッションパート2をどうもありがとうございます(^^)。なんとなくチューナはSONY DVファミリーでみんな一緒っぽいですね(^^;)。解像度(周波数特性)優先のためか、SONYのチューナはリンギング(波形で言う変化部分に続く余震で過渡応答特性などによるもの。ゴーストモドキとは違います。右に輪郭強調が出る、というやつです)が、Victor比の倍くらい目立ちます(;_;)。 98/11/11 19:18:51
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(SATO)
あきばさん、早速返事をくださってありがとうございます。今日もチェックしたのですが、どうやらチューナースルーに比較して色が濃くなるというのは間違いで、赤が乗るために色によっては濃くなったように見えるというのが正しいようです、特にテレビ朝日が目立つようです。(地上波はX7のチューナーを外部入力につないで使うつもりなのであまり問題ではないのですが。)DVと言うことでこちらの要求も厳しくなっているのかもしれません。昔のVHSなら顔が赤くなったり、黄色くなったり、黒くなるのはあたりまえだったような。スペック内かも知れませんが、ファンの共振の件もあるので店に相談しようと思います。D9000とDV10000の再生互換ですがSP、LP共にOKでした。また、松下のカメラ(NV−DE3)でLP録画したテープもD9000で再生できました。 98/11/11 20:36:50
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(Stardust) あきばさん、こんにちは。私も安定性と操作性という点を除けば、DV10000を過度に劣るとは言うつもりはないのです(^^;..。ただ、DHR-1000と使い比べてみると、DHR-1000の方が、安定性と操作の確実性の点で明らかに優れていると思う次第です。実際、SATOさんも書かれていらっしゃるように、後発のDV10000 では、DV端子接続のみでも、高度な編集ができる(精度もなかなかいいです)などの長所もありますし(^^)..。あと、DV10000 のLP録画については、次のような用途では全く期待はずれのものになります。私は音楽番組を流し録りしておいて、あとで気に入った物だけを編集するという趣味があるのですが(^^;..、DV10000 のLPモードにて流し録画をした場合、録画自体はほとんど支障がないのですが、再生時に気に入った曲を探すために、再生時に早送りや巻き戻しをかなり繰り返すと、通常の再生の場合に音が飛んだり、画面にノイズが入ってしまうのです。もちろん、その際、クリーニングテープを使って掃除すれば一旦は解消されるのですが、また上述の作業を反復するとすぐに同じ状況に戻ってしまうのです。同様のことをSP録画したもので行った場合はほとんど支障がないことから、LP録画の再生はかなりデリケートな扱いが必要になる(具体的には、「ただ再生のみする」あるいは「再生中に早送りや巻き戻しはあまりしない」など)と私は感じています(^^;..。私はPanaではSonyのテープは使わないようにしているので、実質2hしか録画できないという不便さに直面している次第です(T_T)...。X7は最近は、GRT Tunerとして活躍してくれています(^^;..。X7で録画したものをダビングしようとすると結構気を使いますよね(^^;..。Panaの階調表現の粗さは私も感じました。やはりこれがメーカーの指向の違いなんですね。 98/11/14 03:22:03
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(6no.)
Stardustさん、ガリガリDHR-1000を活用されているようで何よりです(^^)。音楽番組の編集は、実にDV向きですよね〜。私も音楽系は全てDVにシフトしまして性能を堪能しています。それにしましても、DV10000のLPモードがそんなに酷いとは知りませんでした。 98/11/14 05:26:04
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(Stardust)
6no.さん、いつもお世話になっておりますm(__)m。 DV10000のLPモードですが、ちゃんと再生できるときは綺麗なんですよ(^^;..。音質はSPより軽くなりますけど..。ただ、再生時の早送りや巻き戻しを反復すると正常に(綺麗に音切れなく)再生できないというわけでして..(^^;..。最初からなかったと思えばいいので、最近は諦めています..。Sonyが据置DVでLPモード録画を採用しない理由がわかるような気がしますね..。それとDV10000の機能的に優れている点をあげると、録画ポーズ状態から録画状態への移行を比較すると、DHR-1000は映像は即座に開始されるのですが、音が少し遅れて録音開始されますよね?でも、DV10000は録画状態への移行にかかる時間はDHR-1000に劣るようですが、映像と音声が同時に開始されるので、厳密な編集をするときには(プログラム編集など)有利だと思います。 98/11/15 00:00:15
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(6no.)
Stardustさん、RESどうもありがとうございます。DV10000のLPモードは、単一方向での使用専用なんですね。でも緊急避難用に、しばらく家を空けるために録画時間優先、とかいう場合にはやはり威力を発揮するわけで、これはやはり大きなアドバンテージだと思います(^^)。 DHR-1000の録画ポース解除ですが、確かに音声は不都合がありますね。手動の編集は全く考慮されていないようです。LANC端子使用時の編集では、1フレームトラックの入れ替えすら完璧に入りますから全く問題ないレベルなのですが…。プログラム編集、カット編集もプロの使用に耐える精度を出しています。音声が遅れることもありません。でもなぜか手動でのポーズ解除はだめですね。  録画ではなく、一旦何か録画したテープに、ビデオインサート+オーディオインサートモードで一時停止を解除してみてはどうでしょう。友人がリモコンで操作していたのはこちらだったかもしれません。でも、何かしらの方法で音と映像のカット編集を実現していたと思います。音声インサートと画像インサートの開始タイミングズをずらしていたのかもしれませんが、私もそこまで詳しくは聞いていませんm(_ _)m。 98/11/17 00:06:30
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(Stardust)
6no.さん、こんにちは、いつもお世話になりありがとうございます..m(__)m..。確かにストレートに録画するだけ、再生も同じようにするのであれば、LPモードは便利ですよね。私もクラシカジャパンなどの長時間プログラムでは使っています(^^)..。 DHR-1000の音声の遅れは手動時の場合だけなのですか(@o@;..? これは意外ですね(^^;..。逆にLANC接続だと、1フレームの入れ替えまでできるとは感動ものですね..。そういう話を伺うと、「う〜ぅむ、LANC接続したいなぁ..」などとはかない夢を抱いてしまいます(^^;..。AV Review の79号には、2秒以内の編集は不可?なんて書いてありましたが、そんなことはないのですね?とても嬉しいお話です。手動の録画ポーズ解除の問題に気づいたのは、「眠れる森」という番組のCM抜きをするときでした(^^;..。あの番組って、いきなり音が出ることがあるので、あれれ?って気づいた次第です。学習リモコンの方は私には無理です(^^;..。仕方ないので、いつか第3のDV機を買えるまでは、DV10000 でのシステム編集か、DHR-1000での瞬時の高度な(^^;手動編集ということになりそうです(^^;..。SonyのDVCAM124だと、186分録画できるので、1時間番組(正味46分〜46分30秒)×4の録画保存には丁度いいんですよね(^^;..。 98/11/17 05:54:15
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(あきば)
いつのまにか増えてる(^^).最近は数ページ見ておかないと駄目ですね.SATOさん,6no.さん,Stardustさん.貴重な情報ありがとうございます.大変参考になりました. DHR-1000の音声記録遅れですか.私はこれを持っていませんので確認出来ないのですが,LANK編集では問題無いということは,「やり忘れた」んじゃないのかなとも思います.ちなみにD10000でもD9000でも,例えばBSを録画したり外部入力を録画したりした際に,ポーズ解除時点から音声が記録されていると認識していますので,1000特有のようにも感じます.まあ,こちらは「編集機」としては使い物になってませんけど(^^).BSのチューナ部に関しては6no.さんの印象そのままだと思いますが,よくよく見ているとD9000 では微妙にSNが良くなったようで,先日WOWOWの某番組を同時に撮ったテープをわざと入れ替えたりして見てみたら,D9000での記録の方がわずかにですが解像感が高く綺麗でした.リンギングについては,前述の通りさほど変わりませんが,一応チューナも微妙な変化をしたのかな?というところです. 98/11/17 18:58:45
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(ひろみっく)
DHR-1000ですが、確かに若干録画より録音が遅れる感触があります。もっとも、操作する側で予想して修正できる範囲ですが。修正してやれば再生してみてもそう違和感なくうまくいく程度です。第一世代のデッキですし、こんなもんだろうというところですが。 98/11/23 01:02:09


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