ビデオデッキ、本音のインプレ |
WV−D9000の購入動機は、DVカメラで撮影したTAPEの簡単な編集をした いというものでした。 私が所有しているDVカメラは、ビクターのGR−DVLです。 購入して2日目に、DVケーブルによるダビングをして見ました。 ダビングしたTAPEを再生してみたら、素人目にはオリジナルとの見分けがつかな いぐらいすばらしいものでした。 気を良くして、不要カットを削除しながら編集してみました。 そうしたら、WV−D9000で一時停止にすると、WV−D9000のモニターに 画像が出てこなくなりました。GR−DVLの液晶モニターには表示されています。 WV−D9000の一時停止を解除しても画像は表示されません。 録画したTAPEを再生したら一時停止をするまでの映像は録画されていましたが、 一時停止を解除した後には何も録画されいません。(灰色の画面が録画されている) SONYのサービスセンターへ連絡したら機器の故障が疑わしいということで、セッ ト交換をしてもらいました。 しかし、交換したWV−D9000でも現象は、同じでした。 SONYのサービスセンターへ報告したら、同じ環境を作ってテストして見ますと言 うことでした。 2、3日後に報告がありました。 SONY、ビクター、パナソニックのデッキを組み合わせてテストを行った結果、ビ クターのデッキを再生側にしたときに同様の現象が確認できたということでした。 私の方でもいろいろ試して見たところ、以下のことが解りました。 WV−D9000で一時停止にし、WV−D9000のモニターに画像が出てこない 状態で、GR−DVLを一時停止、一時停止解除をすると、WV−D9000のモニ ターに画像が出てきます。 ビクターのお客様相談センターへ連絡すると(SONYサービスセンターのテスト結果 は、報告していない)、他のDVカメラで正常に動作するようであれば、機器の故障が 考えられるのでサービスセンターへ出して下さいということでした。 昨日、サービスセンターへ行って見たんですが、結果が分かるまで最長2週間ぐらいか かると言うことなので、持ち帰ってきました。春は、DVカメラを購入する言い訳にし た行事がいろいろとあるものですから。 GR−DVLのDV端子は出力のみ対応なので、IEEE1394準拠の基準がSO NYとビクターで違うと言われても納得はできないのですが。。。。? 長々と書いてきましたが、私としては、WV−D9000の購入の目的を果たしたいの ですが、皆さんのご意見、アドバイスをいただけますでしょうか ? -------------------------------------------------------- 投稿者:bitstream DV端子って元々ソニーがDVカメラに初めて実用化したものなので、他メーカが追いつくまでにかなり時間がかかってます。ところが、他メーカが追いついてくると、今度は実装が不完全or解釈の相違のために、相互接続互換性に問題が出てきました。また、ソニーでも初期のDV端子と最新のDV端子に仕様の変更があったりしました。そこで、i.LINKという接続互換性が保てる規格が提唱された訳です(要は、ちゃんと実装できないメーカの技術レベルの底上げをするためでもある)。GR-DVLはi.LINK以前の機種ですよね。まさしく、DV端子をフルにインプリ(実装)できていない機種ですから、他の機器と接続したときに、何か問題が起きてもおかしくないです。これは仕方がないことだと思います。確か店員がやたら薦めるので有名な機種だったと思いますが、安い裏にはちゃんと理由があるわけです。 -------------------------------------------------------- 投稿者:Locus やはり互換性の問題ってあるんですね。私のイメージとしては、DV端子は商品が先か規格が先か曖昧な感じでしたので、互換性が問題になるだろうなと当初より思っておりました(昔のSCSIのように)。ということは、WV-D700の安さの裏にある理由を心配したりして(余計な心配であることを願って)。 -------------------------------------------------------- 投稿者:TS >ということは、WV-D700の安さの裏にある理由を心配したりして >(余計な心配であることを願って)。 基板の形状から判断する限り、 メカニズム・ヘッド・デジタル処理基板は DHR-1000、WV-D10000、D9000、D700 で全く同一だと考えられます。 デジタルWビデオ間では基本的な制御・アナログ処理回路まで 同一です。(S-VHSや3次元Y/C等は追加基板の差し替えで追加) D700は追加基板が少ないおかげで音声S/N面ではかえって上位機種より 有利なようです。また、それ以前に空冷ファンがないおかげで 「熱暴走しない最も静かなDVデッキ」であることも事実です。 さすがにDHR-1000とでは制御・アナログ処理回路が異なります。 個人的に気になるのは、DVデジタル基板の間近にスイッチング電源が配置されている ことです。メカの小さいDV側に配置したくなるのはわかりますが、 私ならVHS側に押しつけます。(爆) DHR-1000との基本的なS/N面での格差はY/C分離回路と アナログ映像基板の設計の差から生じているようです。 あとはお節介な「絵作り」の違いです。 私はiLink端子を使ったことがないのでLANCなしでの他機とのシンクロが デジタルWビデオで可能なのかどうかは知りません。 (隠しLANC端子を使えば良いのですが) DHR-1000でLANCなしでの他機とのシンクロ ができないのは、初号機ゆえiLinkの規格が決まりきっておらず、 やむなく制御については枯れた技術のLANCを選択したからだと聞いています。 この制約ゆえ、DHR-1000と他機とのシンクロ編集では機種・再生側が 強い制約を受けて困るようです。 (DVビデオカメラと組むと、カメラでの再生を強要される) D700については、とにかく中途半端なVHSがついているために 買い得感がなく、HR-DVS1とともに買い控えされたのだと思います。 今は逆に安売り店でのみ値が暴落して、一部で在庫が消えているようです。 今時ビデオに10万円以上出そうというユーザーがVHSを持っていないとは思えない のですが。MiniDV専用のDVS1(信頼性の劣るLPを多用せざるを得ない)ともに 性能以前の商品構成で買い控えを招いている気がしてなりません。 |