カテゴリ「AV版過去ログ」に属する投稿[152件](60ページ目)
名前:dio 投稿日:2002/12/06(Fri) 01:03
VHSテープに記録された映像の経年変化は?
10年くらい前に録画したVHS テープを今、PCでキャプチャーするのですが、
その当時は、PC でキャプチャーすることなど考えもしませんでしたので、テープの最初にカラーバーを入れておくようなことはしませんでした。
もし、やっていると、そのカラーバーを基準として、色等の経年変化も正確に知ることができたはずです。
こういう質問をすると、まずはじめに、言われることは、それほど、色にこだわっても、そもそも、キャプチャーカードもそれほど正確に色は較正されてはないから、民生用で色などに神経を使っても意味はないというものです。
その可能性は十分に予想しています。
しかし、実験としても試みてみようとしています。
まず、キャプチャーカード単体に対しても、キャリブレーションされたカラーバー信号をキャプチャーすることで、PC側で実際の色の測定が可能なソフトがあります。そういう方法でキャリブレーションが可能な環境持っています。
その測定を元にして、かなり、正確なキャプチャーカードの色の較正が可能です。
また、VHS デッキ内蔵のチューナで録画したテープ映像に対しては、10年たった現在もそれほど、画質も鈍化していない形で同じVHSデッキでの録画可能なので、それぞれの局ごとのカラーバーを最近、同じデッキで録画しました。
そのカラーバー出力をキャプチャーカードでキャプチャーして、そのことから局からデッキのチューナー特性、デッキの録画再生特性、キャプチャーカードの特性をトータルで測定できて、トータルで較正をかけることが可能だと思います。
ただ、10年前に放送を録画したテープ自体の経年変化による色の変化が上記の較正には抜けていると思います。
このことは推測するしかありません。
VHSテープが経年変化すると、一般的には、色に関してはどのような変化がおこるのでしょうか?
一般的に言える点はないのでしょうか?
単にノイズが増えていくだけではなく、色合いという点でも、変化が起こるのでしょうか?
たとえば、赤くなるとか、黄色くなくなるとか。
テープ自体は、数ヶ月に一回くらいは定期的に再生して見ていましたので、非常に良い状態だと思います。
コメントがいただけたら、幸いです。
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1 名前:ばう 投稿日:2002/12/07(Sat) 00:11
日本ビクターに問い合わせてみましょう。
過去の VHS や VHD の経年劣化を計測しているはずです。
ついでにソニーにも問い合わせてみましょう。
ベータやデジタルマイクロテープやエルカセットの経年劣化も参考になるでしょう。
#以上の4行は私の勝手な期待です(笑)。
以下、あまり直接の回答にはならないかもしれませんが、
よく、経年劣化を試験するために、加速度的な試験をおこなうと聞きます。
たとえば、なにかの材料ならば故意に温度や湿度変化を過度におこさせて、
1時間の試験が通常の1年に相当するとみなす、などです。
ビデオテープの場合は、外部の磁気の影響による消磁や帯磁や転写だと思いますので、
磁石を近づけてみる、などが考えられます。
過去の記録で試すわけにはいかないかもしれませんが、
今からならカラーバーを記録してからこのような試験やってみて
劣化の傾向を掴むことはできるかもしれません。
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2 名前:dio 投稿日:2002/12/07(Sat) 03:03
> 日本ビクターに問い合わせてみましょう。
> 過去の VHS や VHD の経年劣化を計測しているはずです。
> ついでにソニーにも問い合わせてみましょう。
> ベータやデジタルマイクロテープやエルカセットの経年劣化も参考になるでしょう。
これは冗談で言われたのでしょうか?
本当に聞いてみても、”おかしな人物”扱いされるようなことはありませんか?
だめ元で、聞いてみようかとも思いますが。
コメントいただけませんか?
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3 名前:mint 投稿日:2002/12/07(Sat) 06:07
10年も前の放送となると、放送毎に色調が多少変わって当たり前だと思います
つまり番組・各話ごとに微妙に色が違いますし、ノイズの乗り方もその時の電波状況に
よって変わりますので、ご自分の目で丁度良い様に調整してPCにキャプチャーし
元テープも保管するのが良いかと思います。
製作側の意図によって特殊な色合いにされた番組もありますし
番組が時代劇なら落ちついた色調に、バラエティならハデな色調に調整されています
局単位で調整すれば良いという単純なものでは無いと思われます。
経年変化については室温15度~20度・湿度50%位なら20年以上もつそうです
厳しい環境だと、テープの端の部分から磁性体の粉が落ちてきます
使用回数だと200回位を超えるとノイズが増えていきますが
そんなには使わないと思います、この辺の情報ならビデオ関連の本に載ってます
ちなみに、録画したデッキと違うデッキで再生の場合
3倍モードだと、完全にはトラッキングが合わない場合があるので御注意下さい
たぶんメーカーに聞いたら、親切な所だと教えてくれるでしょうけど
普通は「品質は万全です」とかの撃墜モードになるのではないかしら?。
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4 名前:ばう 投稿日:2002/12/07(Sat) 11:08
> これは冗談で言われたのでしょうか?
分かりにくく書いてすみません。ほぼ冗談です。
> 本当に聞いてみても、”おかしな人物”扱いされるようなことはありませんか?
それはないと思います。
> だめ元で、聞いてみようかとも思いますが。
日本ビクターのホームページに問い合わせ窓口の一覧があるので、
メール(Web ページのフォームからの送信)などで、
問い合わせられてはどうでしょうか。
なお、一般論になりますが、質問文には、具体的な専門用語や数値などを混ぜて、
定量的な回答を望む書き方にしておいて、
技術担当者でないとその用語の意味が分からないことを匂わせておけば、
素人向けの回答が返ってくる確率はいくらか減らせるかもしれません。
#もし期待外れの回答が返ってきても、突っ込むことができますし。
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6 名前:ひろみっく 投稿日:2002/12/07(Sat) 13:23
以前に話題になっていたと思いますが、マクセルのHPを覗いてみられる
ことをおすすめします。
テープの長期保存の条件がいかに厳しいかよくわかります。
一般的にはクリアは難しいと思います。長期でない条件の最低ラインでも
難しいというところでしょうか。努力はしているんですけどね。
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7 名前:dio 投稿日:2002/12/07(Sat) 13:27
mint さんへ
コメントありがとうございます。
> 製作側の意図によって特殊な色合いにされた番組もありますし
> 番組が時代劇なら落ちついた色調に、バラエティならハデな色調に調整されています
そういうことはあると思います。映画でも色付フィルターをかけて撮影するようなことがあるそうですから。
北野ブルーとか。
しかし、それが映像製作者の意図した色であるのなら、その色に近づけるということが目標です。
というか、今の時点で、伝送経路の中で受けた色の変化の中で、理論的に、元に戻せる分は元に戻したいということです。
そのとき放送された製作者の意図した色に少しでも近づける対策を少しでもしてみようと思っています。
勘ではなく、一応、定量的に意味を持つやり方で、実験してみようと思っています。
> ちなみに、録画したデッキと違うデッキで再生の場合
> 3倍モードだと、完全にはトラッキングが合わない場合があるので御注意下さい
お気使いありがとうございます。デッキのふたを開けて、ある部分の調整をすることで、その問題は完全に解決できます。
もちろん、その調整の前にデッキの出荷状態でテープに録画しておいて、デフォルトの状態を記録しておくことはします。
トラッキングが合わないということは、標準で記録されたテープで起こることもありました。
ばう さんへ
コメントありがとうございます。
わかりました。
日本ビクターのホームページにメールで問い合わせてみようとおもいます。
何か、意味のある回答がもらえたら、お知らせします。
ひろみっく さんへ
コメントありがとうございます。
マクセルのホームページをみてみます。
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8 名前:匿名さん 投稿日:2002/12/07(Sat) 16:46
私は、ここ10年ほどですがVHSスタンダードとSVHSとでは明らかな違いが
解りました。VHSの方は点状のノイズと若干の色褪せが確認できております。
SVHSにいたっては当時録画した状態を保っていて映像の劣化はみとめられませんでした。
これから何年もつのかわかりませんが、Sはアナログとしては十分信頼できそうです。
標準は問題ありませんでしたが3倍録画はトラッキングが合わないのが何本かありました。
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9 名前:priss 投稿日:2002/12/07(Sat) 21:53
私の場合、VHS系は数年前から使用していませんが、Victorの一番いいやつ(プロミネントでしたっけ?3000円/本するやつです。)
を使用して、HR-W5で記録しても、半年ほどで画質は劣化すると思いました。
色の純度はともかく、フリッカーやノイズは少しずつ発生します。
記録ソースはTVのエアチェックで、ソースはアニメ、テープは新品、再生回数は多くて5回程、の条件です。
他にもPRO系テープ(定価1200~1800円/本くらい)のものでも同様に感じました。
安いテープ(3本で980円とかのテープ)は論外で、2ヶ月ももたなかったと思いました。
結論として、アナログだろうがデジタルだろうが、接触系メディア(つまりテープ)は劣化するとおもいます。
あと、保存方法は、直射日光に当たらない自室の本棚です。
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12 名前:dio 投稿日:2002/12/08(Sun) 12:40
> VHSの方は点状のノイズと若干の色褪せが確認できております。
> HR-W5で記録しても、半年ほどで画質は劣化すると思いました。
> 色の純度はともかく、フリッカーやノイズは少しずつ発生します。
共通しているのは、色の濃さが薄くなるということのようですね。
HR-W5 という高級機はその性能が本当に優れているために、テープの経年変化を敏感に捉えることができるということだと思いました。
HR-W5 のような高級機でない場合には、再生能力がそれほど高くないので数年たってもそれほどテープの経年変化が色の濃さ以外にはわからないという感じではないのかと思いました。
私の場合は、10年くらい前に録画した VHS デッキは本当にその当時の普通のクラスのデッキです。
実際に、キャプチャーするときに使用するデッキはこちらのサイトで再生能力として比較的優れているとされている
panasonic NV-SVB10
です。
ですから、上記の二人の方のコメントから推測すると、おそらく、私の場合も、ある程度、色の濃さが落ちていることだけしか分からないという再生状態ではないかと思いました。
上記で書きましたように、日本ビクターへ、具体的に、たとえば、ある環境下で、記録直後の色の濃さを 100% とした場合に、経年変化によって、一年あたり、何%くらい落ちるというようなデータがありませんか? という質問を具体的にテープの型番を示して聞いてみるつもりです。もし、そういうようなデータがあったら、色の濃さを落ちている割合だけ上げてやれば、元の色の濃さレベルにできるので、データがメーカーにあると良いのですが。
しかし、こちらでも、お聞きしてみたいことは、色合いの変化があるのかどうかです。
上記のお二人の体験では、
色褪せ、色の純度
という事が書かれています。
”色の純度”が悪くなるということは、おそらく、色的なノイズとでも言うようなものが増えるとでも推測しました。しかし、色合いが変化するということではないと推測しました。この”色の純度”が失われるというようなことは、HR-W5 のような高級でしか分からない部類のことだと推測しました。
テープの経年変化で色合いの変化、つまり、色が赤に傾くとか、というようなことは確認できますか?
コメントがいただけたら、参考になります。
よろしくおねがいします。m(_ _)m
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13 名前:priss 投稿日:2002/12/08(Sun) 23:11
色合いの変化ですか・・・記憶頼りですが、色合いの変化は無いと思います。
dioさんのいわれるとおり、経年変化によるものは、色的なノイズとでも言うようなものが増える、
ということです。赤に傾く、といった特定の色の変化はありません。
ちなみに、この「赤に傾く」という根拠が分からないのですが、
基本的にビデオデッキは安価なものほど、「赤」の再生が苦手です。
なので、赤がよく劣化しているように見えるのかもしれません。
あと、余談ですが、仮に映画を撮りだめしているとして、TVで放送している分と、ビデオで売っているのでは色のバランス(設定)が
全然違いますよね?
TV放送分のほうがハッキリクッキリのふうに調整されてるハズです。
なので、録画時に色合いを調整できるデッキもいいかもしれませんね。
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14 名前:匿名さん 投稿日:2002/12/08(Sun) 23:36
色合い・色の濃さはビデオデッキ内蔵のTBCで自動的に補正されます。
録画するS-VHSテープにカラーバーを入れるようになって10年ほど経ちますが、
VictorのNew629デジタルTBC搭載機(HR-VX11・HR-X5・HR-W5)を使って再生した場合
10年前の録画テープであっても、ほぼ問題ないカラーバー信号が再生されます。
問題があるとすれば、そもそも10年前当時のビデオで見ていた色が
本当に正しい色味だったのかどうか、そこまでさかのぼってみる必要があるでしょう。
当時TBCが内蔵されていないビデオデッキを使っていたとすると、
当時見ていた色そのものが正しい色ではなかった可能性は否定できません。
(10年前にTBCを内蔵していたビデオはVictor HR-S8800・SONY SLV-R7など
ごく一部の高級機に限られます)
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15 名前:mint 投稿日:2002/12/09(Mon) 23:04
テープの経年変化ではなくて、デッキの経年変化で
画面全体が赤になる事は多くあります。
10年以上前のデッキで、無調整で使いつづけているものの中には
画面全体にうっすらと赤が入ってしまうものがあるので
古いデッキを使う場合は、デッキの調整も視野に入れておいてください。
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16 名前:dio 投稿日:2002/12/11(Wed) 21:28
priss さんへ
経年変化で色合いの変化は見られないという情報ありがとうございます。
「赤に傾く」という文の”赤”には意味はありません。たまたまその色を取り上げただけです。
> あと、余談ですが、仮に映画を撮りだめしているとして、TVで放送している分と、ビデオで売っているのでは色のバランス(設定)が
> 全然違いますよね?
> TV放送分のほうがハッキリクッキリのふうに調整されてるハズです。
はい、そういう事があるのも分かっているつもりです。
あくまで、伝送経路によって受けた変化をできるだけ戻すということを目指しています。
書きました方法によって、補正をかけた後に、自分の好みで色を変化させるということはするかもしれません。
匿名さんへ
コメントありがとうございます。
> 色合い・色の濃さはビデオデッキ内蔵のTBCで自動的に補正されます。
はい、そのことも分かっているつもりです。もし、その機能によって行なわれる色に関する補正の度合いが、テープに記録されている信号の鈍化度合いとでもいうような値に対して、非線形関係であるような場合には、上記に書きました補正の方法はうまくいかないと思います。
> 問題があるとすれば、そもそも10年前当時のビデオで見ていた色が
> 本当に正しい色味だったのかどうか、そこまでさかのぼってみる必要があるでしょう。
最初に書きましたように、昔に見た色という感覚的なものに戻すことを計画しているのではありません。
そもそも、その時に使ったモニターも正確に色のキャリブレーションがされていなくてはいけないはずです。そんなことはしていませんでしたし。
最初にかきましたように、定量的に測定値だけを頼りにした方法です。
一切、目に写る色の感覚には頼らない方法です。
mint さんへ
コメントありがとうございます。
> 古いデッキを使う場合は、デッキの調整も視野に入れておいてください。
キャプチャーする時は、再生能力の優れた S-VHS デッキで再生します。
もちろん、補正する伝送路が
放送局 > 古いデッキのチューナーの特性 > 古いデッキの録画特性 > 再生能力の優れた S-VHS デッキの再生特性 > キャプチャーカードの特性
であるとして、補正値を上記の方法で測定します。
つまり、古いデッキで内蔵チューナーでカラーバーを録画して、それを、再生能力の優れた S-VHS デッキで再生してキャプチャーカードでカラーバーをキャプチャーして、その測定値から、上記の伝送経路のトータルの色特性が測定できると思います。
もちろん、古いデッキの特性が経年変化してしまっている分の補正はできません。場合によると、現在、古いデッキで録画したカラーバーを使って色の較正して、それを使って色の較正をしたために、逆に昔の録画のテープの色おかしくなる可能性があることは、予想しています。
色々な可能性を予想した上で、実験してみるつもりです。
実験に必要な装置を一つ、自作しているので、それが完成してからの実験になります。
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