No.29
MDデジタル方式の音質は悪いのか?他
===============================================[只今の配信数1677部]======
☆[AVM]オーディオビジュアル情報マガジン☆ 1999/10/23発行 Vol,22
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◆◆メールマガジン音と映像とAV機器◆◆
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
♪本日のAV談話です♪
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■■■MDデジタル方式の音質は悪いのか?■■■
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オーディオ関係ですが、手元に数本だけ残っているカセットテープを、DTC-59E
SJ経由でDATに複製しています。これでアナログカセットの資産と完全に決別す
るつもりです。それから、実は先日MDデッキをMDS-JE700からMJ-D7に買い換え
たのですが、微小音の録音再生能力は上がったようですが、逆に中高域で歪み
感が増大し、かえって聞きづらい音になってしまいました。
ちょうどカセットのアジマスがずれた時のように高域が歪んで聞こえます。JE7
00で録音したものには影響はないんですが、特に自己録再で影響が顕著です。P
IONEER初のMDデッキ、それもレガートリンク搭載という事で多少なりとも音質
向上を狙って買い換えたのですが、これは失敗でした。
買い換えない方がアラが目立たなくて良かったかも知れない…(T_T)数日間使っ
てみたのですが、やっぱりCD-R/DATとの音質の差は如何ともし難く、結局MDデッ
キはサブ機に格下げです。カセットテープの方が(ヒスノイズはあるものの)自
然に聴こえる…。
高級カセットデッキ(とカセットテープ)の音は、MDより良い音が出るのだと
実感しました。MDに記録されているのと同一の音源でも、再び作成が可能なも
のは改めてDAT/CD-Rで作り直しています。
●[2001:a氏]
う~ん、DVDとLDの違いをほうふつとさせる話ですね。うちのMDデッキはもとも
と安物で、MDは仕事中のBGM用と割り切っていますが。故障している高級カセッ
トデッキ、修理しておこうかな。
●[上海亭氏]
何か凄くウキウキする様な内容です、はい(^^; あいさんが書かれている通
り、高価なデッキ・・・・僕は今でも欲しい一品なのですが、ナカミチの1000
ZXL リミテッドの音が忘れられません。現在、その音には足下にも及ばな
いのですが、ナカミチのドラゴンを使用していますが、発売から15年も経っ
ているのにMDを越す事はないですねぇ。
Cカセを越す事が出来るのはオープンリール位なんでしょうねぇ。よって、私
も2001:aさんと同様の使用方でMDは小さくて便利、何よりポケットに編集録
音したのが5、6枚も入る。CDとかCカセでは考えられないですよねぇ!!
今でもリミテッド入手出来たら狂喜乱舞でしょうねぇ(^^;
●[ひろみっく氏]
MDの場合はATRACの限界ということなんでしょうね。私は当時大枚をはたい
て必死に77ESを買っていましたが、まさかこの程度の機種がそんなに重要
になるとは思ってもみませんでした。ごくたまに中古の出物はあるようですの
で、注意されていれば見つかると思います。
まあ、56ESが出た頃だったんで、買った人にしても56なんですよねー。
私一人ちょっと頑張って払ったわけで。実売数も中途半端なところなので少な
いかと思いますが。
●[Lapis氏]
上に同じで非常にうきうき(笑)やっぱりMDなどの簡易デジタルは最高の環
境のアナログに対抗し得ないとはっきり思っています。私の周りでも「カセッ
トの音はサイテー」なんて言って自分のシステムの悪さを自慢してるようなの
ばっかりです。私も大きな事は言えませんが、ソニーの555ESJとスーパ
ーメタルマスターを使ったときは涙が出るほど感動しました(古い・・・)
もうオリジナルに比べての劣化がどうの、というのでなく音楽として美しい、
の一言でいつまでも聞いていたいと思える音色を奏でてくれました。電気的ス
ペック的にはMDにボコボコにされるでしょうが、人間はスペックに出る音だ
けを聞いているわけではないんですよね。そのことを実感させられた一瞬でし
た。ノイズも量的には多いですが、耳につかないと言うか気にならないと言う
か・・・反対にデジタルノイズはよっぽど酷く耳障りだとおもいます。ただ、
ダビングや繰り返しに弱いのはアナログの決定的な弱点だと思います。けどこ
れがかわいいって思うのは私だけ?(爆)
●[cera氏]
余談ですが、77ESの中古、アバックの千葉店中古に11月7日登録と言うのがあ
りますね。今も残っているかどうかは不明ですが・・・。付属品、保証書な
しとは言え28800円。当時バイト代数ヶ月分を使って買ったのに・・・。まぁ
未だに現役でがんばっているので良いんですが。
●[KAZ氏]
カセットテープですか・・・。今となっては懐かしい思い出ですね。たった数
年前のことなんですけど。私も高校生の頃はCDを買うお金が無かったので
、当時親に買ってもらったSONYのリバティ(当時はこれでも私の宝物で
した。)でFM放送をエアチェックしたテープを編集して「お気に入り・M
yBEST」のカセットをやたらと作っていました。
今思い返してみると、よくあんな面倒なことをしていたなと感心します。
大学に入ってからはVictorのTD-V731という3HEADのデッキ+SONTかTDKのメタ
ルテープにグレードアップ!して、レ○○○CDをカセットに落として音楽
を楽しんでいました。Victorのカセットデッキはあまり日の目を見ないんで
すけど、これはこれでなかなかいいデッキですよ?そういえばここ一年半ほ
ど使ってないな・・・。たまには昔録ったテープでも聞いてみようかな?
●[あい氏]
MDデッキ(MJ-D7)についてですが、よくもまぁこんな音でPIONEERの上層部が
OKを出したよなぁ、というのが私の感想です。きっと草葉の陰でエンジニア
は泣いているに違いない。民生用DATを未だに続けているのがSONYとPIONEER
なので(あとのメーカーは何処に行ったんだ?)、音にこだわりがあるから
変なモノは出さないだろうと思っていたのですが…。
あまりに音が歪んでいるので、最初は故障しているのかと疑ってみましたが、
多分交換しても症状は同じでしょう。これも私がATRAC圧縮の限界を感じてし
まったという事だと思います。MJ-D7が限界があっさり露見してしまう程の高
い実力の持ち主だったのかも知れませんが…(苦笑)
それから、私が使っているカセットデッキもVictorのTD-V711というデッキです
(V731のご先祖様にあたります)重厚長大という言葉を形にしたような、やたら
重量のあるデッキで、(以前も書きましたが)1年ほど前にゴム部分の交換修
理に出したのですが(まだ部品はあるようです)、修理伝票には適切な使用方
法を示唆する文字がビッシリ…。
エンジニアの良心が感じられました。テープの相性については、当時低価格
なメタルテープが出始めた頃で、MaxellのMETAL-UDやSONYのMETAL-XAなど数
種を使い比べてみましたが、結局TDKのMAに落ち着きました。総じてTDKとの
相性は良く、やはりAD/SA/MAを基準に調整しているみたいです。これら3種
類を使っている限り、絶対にハズレはないと言う、いわゆる「規準テープ」
でしょうね。ただ最近は低価格なテープに押されて、店頭から消えかかって
いるのが残念です。
●[KAZ氏]
あいさん、DTC-2000ESも現行機から外れてしまったのでしょうか?私も数年
前まで「俺様版・いつかは買ってやるぜ!リスト」に加えていた機種なんで
すけど・・・。でも私は、CカセットからCD-Rの世界へ飛び越してしまった身
ですので、もうこれからDATを手にすることは無いと思います。結局私はDA
Tを一度も手にすることはありませんでした。あの頃はSCMSに嫌気が差して
いたんですね。
追記です。あいさんがおっしゃる通り、VictorのカセットデッキとTDKのテ
ープの相性はいいですね。私の部屋のテープラックにもパッケージからし
て如何にも高級そうな、TDKのSA-XとMA、それからSONYのメタルマスターの
未開封品が全部合わせて15本ほどしまってあります。でも多分、このテー
プを使うことはほとんど無いでしょうね・・・。ウォークマン用に使うといっ
てもたかが知れていますし。カセットテープとDATはこのまま絶滅してしま
うのでしょうか?
●[ひろみっく氏]
DTC-2000ESは去年の今頃にカタログから価格が消えました。と
いうわけで、店頭在庫(あるのかな)か中古しかもうありませんです。真
剣に考えてはいたんですが、もう少したってから特機を買うつもりでいま
す。DATの特機は無茶高くはないんで。
●[あい氏]
ソニーの98年7月録音機カタログを見ると、DTC-2000ESに生産終了を示す
マークが付いています。一方、パイオニアの98年9月録音機カタログでは
、D-07Aは…あ、まだありますね。でもカタログの一番最後に写真だけで
、説明の文章は一切なし。D-05と並んでます。ソニーの据置DATでは今やD
TC-ZA5ES,DTC-ZE700,DTC-A8の3機種が残るのみ。これら全ての欠点として
「END ID」がないんです。
私自身のTCD-D7/D8での経験から、やっぱりEND IDがないと不便に思います
。私はこれが嫌いでわざわざ中古DATを探したくらいですから…。多分DTC-
ZE700あたりが残る事になるんでしょうけど、かつての高級機を使っていた
ユーザーが乗り換えると、はなはだ不便を感じるでしょうね。一方パイオ
ニアですが、TOC機能があるのはソニーユーザーとしてはうらやましいです
(最廉価のD-05でさえ付いている)
カセットからCD-Rに直接乗り換える人もいるみたいですが、私はCD-Rを直
接の後継にするのはちょっと出来ませんね。というのも「失敗出来ない」
というCD-Rの性質にあります。DATで完パケテープを作成して、それをCD-
Rに流し込むのが理想かと…。ですから私のところでは、DATは言うなれば
テンポラリファイルの役割をしています^^;
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■■■Lapis氏のソニー製テレビのサービスマンモード■■■
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私の使っていたKV-28FW2について覚えていることを記します。
基本的には実家のKV-29SF1でも同じだったのでakimoto氏のWEGA
でも、ほぼ同等ではないかと思います(項目が多少増減してるかも・・・)
ちなみに私のKX-32HV50プロフィールではLSIごとの設定になっ
ており、項目数が倍増していて私にも正直つかみきれません。
あと、これは私が我流で調べたものです。何か間違いがあったらバシバシつっこ
んでやってください!求情報!(もし色々間違ってても許してください~・・・)
<基本操作>
本体リモコン待機の状態で、画面表示→5→音量プラス→リモコンパワー、で
起動起動した後、チャンネル1と4で項目選択、3と6でパラメータ変更。つ
いでに5でセクション(項目をまとめたもの)移動。全設定保存は、消音→12
です(!危険!、下参照)
セットアップを起動してから1方向に項目を移動すると(私の使っていたKV
-28FW2ではVP0~40)主に画歪み(0~)、色補正等(~40)。
4方向でシステムパラメータ。こちらはいじっても(多分)いいことはないと
思います。
基本的にパラメータの0がDISABLE,1がenabledです。普通
のテレビとしてお使いになるのならデフォルトから大幅な変更は要らないと
思います。ただ、もしモニタとしてお使いになられるなら、各種補正を切っ
てみることをお勧めします。
特に画質に関わる項目を主観的に説明すると・・・
YDC・・・黒レベル補正。ノイズが目立ちやすい暗色を黒に引き込みます。
DPIC・・・ダイナミックピクチャー。コントラストを電気的に強調しま
す。VM・・・走査速度変調。輪郭をハードウェア的に強調します。
GMMA・・・ガンマ補正。暗部と明部のバランスを明るい部屋向きに
補正HWHT・・・ハイパーホワイト。白をより青白くする(色温度を
補正)NR・・・ノイズリダクション。最近のビデオなどにはもとから
入っているのでたぶん不要。SPIC、SBRTなど頭に”S”がつく
群・・・サブブライトなどデフォルト値の補正。R(B)AMP,R
(B)BIAS・・・色温度の補正に使います。
どっかで(日本向けorアメリカ向けなど)色補正があったような気がします。
あと、VPセクションの前半で各種画歪みの調整ができます。こればっ
かりは自分で試しながらやってみるのがいいと思います。
これでいじったものはセーブしない限りコンセントを抜くことで出荷時
にリセットできます。反対に、セーブすればもう出荷時には戻せません。
まず始める前に全パラメータを紙にメモしておくことをお勧めします。
全パラメータとは、入力、画面モード各それぞれについていじる可能性
があるすべてです。パラメータは各入力、各画面モードについて記憶さ
れますのでご注意。
私の経験では「セーブはしないことを強くお勧めします」
メーカー設定というのは結構うまいところをついていますし、
いい基準にもなりますよ。
**注意*
ここに記載した情報がもとで不都合が発生しても私、Lapisまたは
(株)ソニーは一切責任を負えません。ご自分の責任でお試しください。
公式には発表されていないものですので、これについてソニーにお尋ね
しても(おそらく)何も教えてくれません。
システムに多大な危険(画面が映らないなど)を及ぼす危険があります
ので、自信がなければすぐにおやめください
(まあセーブしていないならコンセントを抜けば戻りますが)
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■■■MDの音質は悪いのか?続き■■■
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●[6no.氏]
MDの音の悪さは仕様ですのでどうしようも無いです(ヲィ。今後もこういった諸悪
の根元たる低ビットレートディジタルが至る所で使われていくのかと思いますと
ため息しか出ませんね~。とか言いつつ実は私もMDは結構愛用していますが(^^;)。
感覚としましては『ランダム演奏付き携帯MIDI(?)プレーヤー』と言ったところ
です。録音された曲は、元の曲に似せて作ったATRAC氏作のMIDIデータ(?)とい
うわけですね。MDをHiFiオーディオコンポーネントだと思いますと不満しか出
ないかもしれませんが、上のように考えますと割と使える音源(ォだと思ってい
ます(^^;。
●[仙人氏]
なかなか脱兎ユーザーが多くてうれしい仙人です。私もごく最近に導入しま
したが、まさかそのような滅亡の危機に瀕しているとは知りませんでした。
ウォークマンは使わないので手放してしまいましたが、唯一メーカーに在庫
のあるモデルも、取り寄せの価格が10万を越えてしまうのが難点です。
私もKAZさんと同様に、リバティーでTDKのMAやAXIAのAU-4Xで録音をしまく
っていました。前者は輪郭のとてもはっきりした切れのいい音で、後者は
まろやかな音でした。ソニーはMETAL-XR以外は平均点ぎりぎりの音なので
、途中でやめました。しかし「振動対策カセット」のESシリーズはデザイ
ンが素晴らしく今でも保管しています。ところで私は、HX-PROを使うと高
域がシャリシャリし過ぎてしまうと思うのですが、皆様はいかがでしょう
? 以上、思い出話な駄文でした。
補足です。脱兎の三菱製カーオーディオが10万以上ということでした。
●[篠田@dcc氏]
MJD7ですが、ATRAC録音したディスクと比してASRAC自己録再時のアラは少
なく、感心しましたが、実際に購入された印象は違うようですね。アコー
スティックなナンバーにおいて従来MDにあった硬さがない感じがしまし
た。店にプリプロを持ってきた技術者は胸をはっていましたよ。だいいち
、店にMDデッキのプリプロなんて持ち込んだのは後にも先にもありません
(笑)パイオニアはDATメーカーとしてMDは断固出さないのかと思い、出し
たので失望しましたが、気合は感じられました。ただし、同価格のデジプ
ロ3ヘッドデッキ、T-D7のほうが音がいいですが(^^;
それを指摘したら(苦笑)でした(笑)。でも売れなきゃ仕方がないです。
JE700及びJB920は数秒で停止したくなるほどキツイ音でしたが(^^;JA33E
Sは30ESに比して雲泥の差で、可変デジタルフィルターをスプラインにし
てもアラが確認できず、やっとまともな音になったと思いました。音的に
は高域を相当押さえて低域に安定感を持たせているようです。それも再生
専用20ビットディスクにおいてだし、 DCCは初代のDCC900ですでにまとも
な音でした(^^;;;
それに今なら同価格のCDRのほうが遥かに高音質です。 CDRで焼いています
が、家の単品CDなら高音質で聴けますが、車ではCDの音が悪いのでDCCま
たはACCのほうが上です。 FMトランスミッターの音が悪すぎるので分解し
たら通電していてショートして壊れました。もう捨てます(^^;便利でも音
が悪すぎました。ヘッドフォンでは高音質なフィリップスのポータブルC
Dにしても車室内ではきめ細かさが生かせないので重量感のあるDCCのほう
が上です。
いかなる条件下でも高音質なDCCはCDでさえかなわないのにMDに負ける
わけはありません。自分の松下のヘッドユニットの倍する友人のケンウ
ッドのカーMDコンポはキンキンした軽さで低音質です。
●[stardust氏]
ひろみっくさん、こんにちは。DVではお世話になりました。ところで、
DATの特機はあまり高くないということですが、どのくらいなのでしょ
うか?話がそれますが、最近、DATのオーバーホールを順番にしていま
す。77ESはまだ部品は結構あるようですね。DENONの2000Gはそろそろ厳し
くなってきたようです。DTR-80Pも部品によってはない場合もあると言われ
ました。
●[あい氏]
なるほど、MDは「ATRAC氏がオリジナルに似せて作ったMIDIデータ」ですか
。これは一本取られた(笑)我が家では、もうMDをマスター録音に使用する事
は2度とありません。今から5~6年後、民生用CD-Rが普及してきた頃、
きっと「MDはDAT発売以降CD-Rが登場するまでの中継ぎの規格だった」と公
然と批判されるようになるでしょうから、その頃を楽しみにしておきます。
(録音機の大本命である)民生用CD-Rが登場したから、今にMDはオーディオ専
門雑誌にケチョンケチョンにけなされるに違いない。今でも雑誌を注意して
読むと、MDの音質を絶賛した評価記事なんてないんですよ。行間の意味を深
読みすると自然とそれが分かります。
周囲の状況に流されてDATからMDに移行しようと考えているそこのあなた!
私と同じ愚行を繰り返さない為に、もう一回頭を冷やして考え直した方が良
いです。マニアがこれから買うべき製品はMDではなくCD-Rです。規格として
の限界が露呈してしまったMDを、新しく単品オーディオコンポとして追加
する価値はほとんどありません。
それからカセットテープですが、SONYのMETAL-XAではなくMETAL-XRでした。
なにしろ6年以上昔なものでほとんど忘れておりました。HX-PROについて
ですが、ONにする場合私はバイアスをやや深めにかけて、高音の出具合を
調整しておりました。私の一番のお勧めはTDK SAにDOLBY B NR(HX PRO)と
いう組み合わせですね。元々SAはノイズが徹底的に押さえ込まれたテープ
で、それにDOLBY B NRだと(DOLBY C NRに比べて)DOLBYの癖が強く出過ぎ
ないので、比較的自然な音が聴けます。
SAは音調も非常に良く練られていて、MAのようにカッチリし過ぎる事も
ありません。SAが現在も店頭で入手出来るなら、一番にお勧めしたいテ
ープです。(SAはIEC TYPE IIの規準テープに最も近い市販テープと言
われていました)これが(かつてのSFや)SRのような廉価版になると、音
調が変わってしまうんですよ…。
UDIIが発売されて以降、価格競争の面で苦しくなったのか次第にSF/SR
系が主流になり、SAの音を好む者としてはちょっと悲しいです。そう
言っている自分自身は、かつてはMAにDOLBY C NR(HX PRO)を組み合わ
せて使っていました。高S/N重視派だったわけです。DOLBYの癖が強く
出る以外は、もうほとんど元のCDに負けないくらいの音が出ていました。
でもデジタルの時代になると、こういう「カセットテープの使いこな
し」というか「テープの個性を引き出す」使い方も、昔話になってし
まうのでしょうね…。数日前、Webを見ていて「カセットテープの歴史」
というページにたどり着き、非常に懐かしく見ていたのでありました…。^^;
●[6no.氏]
皆さん本当に熱い書き込みですね~(^^)。私のダビング編集環境の歴史
は録再デッキの歴史と共にありましたので、こういう話は何度でもどん
どんお願いいたします(^^)
あいさん、私はCD-Rより650MbyteのMD-DATAディスクを期待していまし
た。著作権の絡みで闇に葬られていったみたいで非常に残念です。CD-
R並の容量をあのサイズで実現するものだったのですが…。CD-Rは、ポ
ータブルで持ち運ぶにはディスクがかさばり、しかもディスクが傷つ
きやすいですのが欠点ですね。
DATに比べ、収録時間が短いとはいえランダムアクセスの魅力にはちょ
っと惹かれるものがありますけれど(^^;)。カセットデッキお話ですが
、私も殆ど全てHX-PROをかけてNRはdbxを使っていました。dbxを使う
のは、ダビング時に圧縮状態のままコピーするためです。dbxは対数圧
縮ですので、レベルズレによる誤動作が殆ど無視できる特性が非常に
重宝したのです。
ドルビーでは動作点を確実に合わせるために必ずデコードと再エンコ
ードが必要で、ダビング時の劣化はかなり大きかったですから。…VTR
のdbxもどきNR(VHS-HiFiピークノイズリダクション)も、音声NRのON/O
FFが可能でしたら、もっと高品位な音声ダビングが可能だったかもし
れないですね…。
(VHS-HiFi音声の生音質:S/N45dBという化けの皮が公衆の面前にさらけ
出されることになりますが(^^;)
●[ta-san氏]
カセットテープについてはまだ現役ですが、テープとデッキの相性とか、
メタル等の材質を気にしていたのが嘘のようです。今は、ひたすら安い物
を探して使っています。 因みに、デッキは、Victor TDV-711とSONY TC-K
555ESGです。どちらも今のビデオより遙かに貫禄があります。 MD、DCCに
関する話題が多いようですが、DCCの出始めの頃オーディオフェアでデモテ
ープを聴いてがっかりして以来、このタイプは利便性以外のメリットはな
いと考えています。MDとDCCを十把一絡げにしてすみません。
●[Stardust氏]
あいさん、こんにちは。私もしばしば、昔録音したオープンやカセットの
マスターをCD-Rで保存したり、車で聴いたりしています。同じ音源でも「
LP→オープン」だったものをCD-R化したものとカセットに録音したもの
とを何度か聴き比べましたが(特に車で)、やはりカセットの方が魅力的
な音なんですよね(この辺りは、NakamichiのデッキとSonyのCDチェンジ
ャー&プレーヤーとの違いによる部分も大きいかも知れませんけど)。
ただ、私はNRは使わない方なので、カセットの場合、圧倒的なノイズ
も一緒に聴こえてしまいますが(^^;..。カセットは私もTDK SAが一番好
きです。あと、癖はありましたが、BASFのクロームを1000IIで録音した
バロックも好きでした。
●[ひろみっく氏]
DATの特機はソニーのもので15万とか23万とかでしたか,Wデッ
キのもあります.TASCAMやpioneerのも出回っていますね
.安いものはちょっと性能が落ちますので,PCM7600だったかな
,このあたりのクラスがねらい目じゃないかと.
●[TS氏]
「MDは音質が悪くなくてはならない」
これが、MDを企画したソニー大賀典雄氏の証言です。
小学館文庫の「ソニーの法則」276ページに問題の発言があります。
ソニーには87年の時点で音楽CD-Rを作れる技術がありました。
しかし、「CDをレコーダブルにしたら、レコード産業は全部我々の敵になっ
てしまう」という大賀氏の政治的判断によって「CDより音質がある程度悪く
なければならない」MD MD規格が決められました。
さらに、初代MDを設計した末富達人氏は、
「DCCとの競争があったので、とにかく先にMDを出してシェアを獲得しな
ければならなかった。」「大賀さんが、「完成度は満たさなくても出せ」
といっても」などと証言しています。
飯田明先生は「鳴るようにつくられているものは鳴るようにすればなります」
という名言を紹介されていますが、MDは「鳴るように作らせなかった。」
ということです。アナログ規格なら改良で当初想定していた品質を凌駕でき
ますが、デジタルでは規格を超えることは極めて困難です。
ビジネスの面ではBetaとDATの教訓に学んだ、と評価できますが、
品質の面ではお寒い限りです。
ある程度以上の品位がなければ音楽ではないと思う耳の肥えた人々にも
選択肢を用意するのがメーカーの務めではないのでしょうか。
----------------------------------------------------------------------------
『また今度ね。次回も楽しい談話が待ってます』
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●読者の声として掲載致します●
本誌では読者の皆様の声を募集しています。オーディオorビジュアルのこと
なら「おまかせ」又は「しゃべらせて」何でも結構です。お待ちしています。
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◆本誌の無断転載及び引用は全文・部分を問わず、禁止させて頂きます◆
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
『メールマガジン音と映像とAV機器!』でした(^^)/~~"
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【ごにょごにょ話】
今日、電気屋さんに行ったら、こう言ってました。
D-VHSの画質は凄く良かったと・・・・・
視聴したデッキは11月発売予定のビクターの
HM-DR10000です。待ち遠しいですね。
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オーディオ関係ですが、手元に数本だけ残っているカセットテープを、DTC-59E
SJ経由でDATに複製しています。これでアナログカセットの資産と完全に決別す
るつもりです。それから、実は先日MDデッキをMDS-JE700からMJ-D7に買い換え
たのですが、微小音の録音再生能力は上がったようですが、逆に中高域で歪み
感が増大し、かえって聞きづらい音になってしまいました。
ちょうどカセットのアジマスがずれた時のように高域が歪んで聞こえます。JE7
00で録音したものには影響はないんですが、特に自己録再で影響が顕著です。P
IONEER初のMDデッキ、それもレガートリンク搭載という事で多少なりとも音質
向上を狙って買い換えたのですが、これは失敗でした。
買い換えない方がアラが目立たなくて良かったかも知れない…(T_T)数日間使っ
てみたのですが、やっぱりCD-R/DATとの音質の差は如何ともし難く、結局MDデッ
キはサブ機に格下げです。カセットテープの方が(ヒスノイズはあるものの)自
然に聴こえる…。
高級カセットデッキ(とカセットテープ)の音は、MDより良い音が出るのだと
実感しました。MDに記録されているのと同一の音源でも、再び作成が可能なも
のは改めてDAT/CD-Rで作り直しています。
●[2001:a氏]
う~ん、DVDとLDの違いをほうふつとさせる話ですね。うちのMDデッキはもとも
と安物で、MDは仕事中のBGM用と割り切っていますが。故障している高級カセッ
トデッキ、修理しておこうかな。
●[上海亭氏]
何か凄くウキウキする様な内容です、はい(^^; あいさんが書かれている通
り、高価なデッキ・・・・僕は今でも欲しい一品なのですが、ナカミチの1000
ZXL リミテッドの音が忘れられません。現在、その音には足下にも及ばな
いのですが、ナカミチのドラゴンを使用していますが、発売から15年も経っ
ているのにMDを越す事はないですねぇ。
Cカセを越す事が出来るのはオープンリール位なんでしょうねぇ。よって、私
も2001:aさんと同様の使用方でMDは小さくて便利、何よりポケットに編集録
音したのが5、6枚も入る。CDとかCカセでは考えられないですよねぇ!!
今でもリミテッド入手出来たら狂喜乱舞でしょうねぇ(^^;
●[ひろみっく氏]
MDの場合はATRACの限界ということなんでしょうね。私は当時大枚をはたい
て必死に77ESを買っていましたが、まさかこの程度の機種がそんなに重要
になるとは思ってもみませんでした。ごくたまに中古の出物はあるようですの
で、注意されていれば見つかると思います。
まあ、56ESが出た頃だったんで、買った人にしても56なんですよねー。
私一人ちょっと頑張って払ったわけで。実売数も中途半端なところなので少な
いかと思いますが。
●[Lapis氏]
上に同じで非常にうきうき(笑)やっぱりMDなどの簡易デジタルは最高の環
境のアナログに対抗し得ないとはっきり思っています。私の周りでも「カセッ
トの音はサイテー」なんて言って自分のシステムの悪さを自慢してるようなの
ばっかりです。私も大きな事は言えませんが、ソニーの555ESJとスーパ
ーメタルマスターを使ったときは涙が出るほど感動しました(古い・・・)
もうオリジナルに比べての劣化がどうの、というのでなく音楽として美しい、
の一言でいつまでも聞いていたいと思える音色を奏でてくれました。電気的ス
ペック的にはMDにボコボコにされるでしょうが、人間はスペックに出る音だ
けを聞いているわけではないんですよね。そのことを実感させられた一瞬でし
た。ノイズも量的には多いですが、耳につかないと言うか気にならないと言う
か・・・反対にデジタルノイズはよっぽど酷く耳障りだとおもいます。ただ、
ダビングや繰り返しに弱いのはアナログの決定的な弱点だと思います。けどこ
れがかわいいって思うのは私だけ?(爆)
●[cera氏]
余談ですが、77ESの中古、アバックの千葉店中古に11月7日登録と言うのがあ
りますね。今も残っているかどうかは不明ですが・・・。付属品、保証書な
しとは言え28800円。当時バイト代数ヶ月分を使って買ったのに・・・。まぁ
未だに現役でがんばっているので良いんですが。
●[KAZ氏]
カセットテープですか・・・。今となっては懐かしい思い出ですね。たった数
年前のことなんですけど。私も高校生の頃はCDを買うお金が無かったので
、当時親に買ってもらったSONYのリバティ(当時はこれでも私の宝物で
した。)でFM放送をエアチェックしたテープを編集して「お気に入り・M
yBEST」のカセットをやたらと作っていました。
今思い返してみると、よくあんな面倒なことをしていたなと感心します。
大学に入ってからはVictorのTD-V731という3HEADのデッキ+SONTかTDKのメタ
ルテープにグレードアップ!して、レ○○○CDをカセットに落として音楽
を楽しんでいました。Victorのカセットデッキはあまり日の目を見ないんで
すけど、これはこれでなかなかいいデッキですよ?そういえばここ一年半ほ
ど使ってないな・・・。たまには昔録ったテープでも聞いてみようかな?
●[あい氏]
MDデッキ(MJ-D7)についてですが、よくもまぁこんな音でPIONEERの上層部が
OKを出したよなぁ、というのが私の感想です。きっと草葉の陰でエンジニア
は泣いているに違いない。民生用DATを未だに続けているのがSONYとPIONEER
なので(あとのメーカーは何処に行ったんだ?)、音にこだわりがあるから
変なモノは出さないだろうと思っていたのですが…。
あまりに音が歪んでいるので、最初は故障しているのかと疑ってみましたが、
多分交換しても症状は同じでしょう。これも私がATRAC圧縮の限界を感じてし
まったという事だと思います。MJ-D7が限界があっさり露見してしまう程の高
い実力の持ち主だったのかも知れませんが…(苦笑)
それから、私が使っているカセットデッキもVictorのTD-V711というデッキです
(V731のご先祖様にあたります)重厚長大という言葉を形にしたような、やたら
重量のあるデッキで、(以前も書きましたが)1年ほど前にゴム部分の交換修
理に出したのですが(まだ部品はあるようです)、修理伝票には適切な使用方
法を示唆する文字がビッシリ…。
エンジニアの良心が感じられました。テープの相性については、当時低価格
なメタルテープが出始めた頃で、MaxellのMETAL-UDやSONYのMETAL-XAなど数
種を使い比べてみましたが、結局TDKのMAに落ち着きました。総じてTDKとの
相性は良く、やはりAD/SA/MAを基準に調整しているみたいです。これら3種
類を使っている限り、絶対にハズレはないと言う、いわゆる「規準テープ」
でしょうね。ただ最近は低価格なテープに押されて、店頭から消えかかって
いるのが残念です。
●[KAZ氏]
あいさん、DTC-2000ESも現行機から外れてしまったのでしょうか?私も数年
前まで「俺様版・いつかは買ってやるぜ!リスト」に加えていた機種なんで
すけど・・・。でも私は、CカセットからCD-Rの世界へ飛び越してしまった身
ですので、もうこれからDATを手にすることは無いと思います。結局私はDA
Tを一度も手にすることはありませんでした。あの頃はSCMSに嫌気が差して
いたんですね。
追記です。あいさんがおっしゃる通り、VictorのカセットデッキとTDKのテ
ープの相性はいいですね。私の部屋のテープラックにもパッケージからし
て如何にも高級そうな、TDKのSA-XとMA、それからSONYのメタルマスターの
未開封品が全部合わせて15本ほどしまってあります。でも多分、このテー
プを使うことはほとんど無いでしょうね・・・。ウォークマン用に使うといっ
てもたかが知れていますし。カセットテープとDATはこのまま絶滅してしま
うのでしょうか?
●[ひろみっく氏]
DTC-2000ESは去年の今頃にカタログから価格が消えました。と
いうわけで、店頭在庫(あるのかな)か中古しかもうありませんです。真
剣に考えてはいたんですが、もう少したってから特機を買うつもりでいま
す。DATの特機は無茶高くはないんで。
●[あい氏]
ソニーの98年7月録音機カタログを見ると、DTC-2000ESに生産終了を示す
マークが付いています。一方、パイオニアの98年9月録音機カタログでは
、D-07Aは…あ、まだありますね。でもカタログの一番最後に写真だけで
、説明の文章は一切なし。D-05と並んでます。ソニーの据置DATでは今やD
TC-ZA5ES,DTC-ZE700,DTC-A8の3機種が残るのみ。これら全ての欠点として
「END ID」がないんです。
私自身のTCD-D7/D8での経験から、やっぱりEND IDがないと不便に思います
。私はこれが嫌いでわざわざ中古DATを探したくらいですから…。多分DTC-
ZE700あたりが残る事になるんでしょうけど、かつての高級機を使っていた
ユーザーが乗り換えると、はなはだ不便を感じるでしょうね。一方パイオ
ニアですが、TOC機能があるのはソニーユーザーとしてはうらやましいです
(最廉価のD-05でさえ付いている)
カセットからCD-Rに直接乗り換える人もいるみたいですが、私はCD-Rを直
接の後継にするのはちょっと出来ませんね。というのも「失敗出来ない」
というCD-Rの性質にあります。DATで完パケテープを作成して、それをCD-
Rに流し込むのが理想かと…。ですから私のところでは、DATは言うなれば
テンポラリファイルの役割をしています^^;
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■■■Lapis氏のソニー製テレビのサービスマンモード■■■
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私の使っていたKV-28FW2について覚えていることを記します。
基本的には実家のKV-29SF1でも同じだったのでakimoto氏のWEGA
でも、ほぼ同等ではないかと思います(項目が多少増減してるかも・・・)
ちなみに私のKX-32HV50プロフィールではLSIごとの設定になっ
ており、項目数が倍増していて私にも正直つかみきれません。
あと、これは私が我流で調べたものです。何か間違いがあったらバシバシつっこ
んでやってください!求情報!(もし色々間違ってても許してください~・・・)
<基本操作>
本体リモコン待機の状態で、画面表示→5→音量プラス→リモコンパワー、で
起動起動した後、チャンネル1と4で項目選択、3と6でパラメータ変更。つ
いでに5でセクション(項目をまとめたもの)移動。全設定保存は、消音→12
です(!危険!、下参照)
セットアップを起動してから1方向に項目を移動すると(私の使っていたKV
-28FW2ではVP0~40)主に画歪み(0~)、色補正等(~40)。
4方向でシステムパラメータ。こちらはいじっても(多分)いいことはないと
思います。
基本的にパラメータの0がDISABLE,1がenabledです。普通
のテレビとしてお使いになるのならデフォルトから大幅な変更は要らないと
思います。ただ、もしモニタとしてお使いになられるなら、各種補正を切っ
てみることをお勧めします。
特に画質に関わる項目を主観的に説明すると・・・
YDC・・・黒レベル補正。ノイズが目立ちやすい暗色を黒に引き込みます。
DPIC・・・ダイナミックピクチャー。コントラストを電気的に強調しま
す。VM・・・走査速度変調。輪郭をハードウェア的に強調します。
GMMA・・・ガンマ補正。暗部と明部のバランスを明るい部屋向きに
補正HWHT・・・ハイパーホワイト。白をより青白くする(色温度を
補正)NR・・・ノイズリダクション。最近のビデオなどにはもとから
入っているのでたぶん不要。SPIC、SBRTなど頭に”S”がつく
群・・・サブブライトなどデフォルト値の補正。R(B)AMP,R
(B)BIAS・・・色温度の補正に使います。
どっかで(日本向けorアメリカ向けなど)色補正があったような気がします。
あと、VPセクションの前半で各種画歪みの調整ができます。こればっ
かりは自分で試しながらやってみるのがいいと思います。
これでいじったものはセーブしない限りコンセントを抜くことで出荷時
にリセットできます。反対に、セーブすればもう出荷時には戻せません。
まず始める前に全パラメータを紙にメモしておくことをお勧めします。
全パラメータとは、入力、画面モード各それぞれについていじる可能性
があるすべてです。パラメータは各入力、各画面モードについて記憶さ
れますのでご注意。
私の経験では「セーブはしないことを強くお勧めします」
メーカー設定というのは結構うまいところをついていますし、
いい基準にもなりますよ。
**注意*
ここに記載した情報がもとで不都合が発生しても私、Lapisまたは
(株)ソニーは一切責任を負えません。ご自分の責任でお試しください。
公式には発表されていないものですので、これについてソニーにお尋ね
しても(おそらく)何も教えてくれません。
システムに多大な危険(画面が映らないなど)を及ぼす危険があります
ので、自信がなければすぐにおやめください
(まあセーブしていないならコンセントを抜けば戻りますが)
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■■■MDの音質は悪いのか?続き■■■
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●[6no.氏]
MDの音の悪さは仕様ですのでどうしようも無いです(ヲィ。今後もこういった諸悪
の根元たる低ビットレートディジタルが至る所で使われていくのかと思いますと
ため息しか出ませんね~。とか言いつつ実は私もMDは結構愛用していますが(^^;)。
感覚としましては『ランダム演奏付き携帯MIDI(?)プレーヤー』と言ったところ
です。録音された曲は、元の曲に似せて作ったATRAC氏作のMIDIデータ(?)とい
うわけですね。MDをHiFiオーディオコンポーネントだと思いますと不満しか出
ないかもしれませんが、上のように考えますと割と使える音源(ォだと思ってい
ます(^^;。
●[仙人氏]
なかなか脱兎ユーザーが多くてうれしい仙人です。私もごく最近に導入しま
したが、まさかそのような滅亡の危機に瀕しているとは知りませんでした。
ウォークマンは使わないので手放してしまいましたが、唯一メーカーに在庫
のあるモデルも、取り寄せの価格が10万を越えてしまうのが難点です。
私もKAZさんと同様に、リバティーでTDKのMAやAXIAのAU-4Xで録音をしまく
っていました。前者は輪郭のとてもはっきりした切れのいい音で、後者は
まろやかな音でした。ソニーはMETAL-XR以外は平均点ぎりぎりの音なので
、途中でやめました。しかし「振動対策カセット」のESシリーズはデザイ
ンが素晴らしく今でも保管しています。ところで私は、HX-PROを使うと高
域がシャリシャリし過ぎてしまうと思うのですが、皆様はいかがでしょう
? 以上、思い出話な駄文でした。
補足です。脱兎の三菱製カーオーディオが10万以上ということでした。
●[篠田@dcc氏]
MJD7ですが、ATRAC録音したディスクと比してASRAC自己録再時のアラは少
なく、感心しましたが、実際に購入された印象は違うようですね。アコー
スティックなナンバーにおいて従来MDにあった硬さがない感じがしまし
た。店にプリプロを持ってきた技術者は胸をはっていましたよ。だいいち
、店にMDデッキのプリプロなんて持ち込んだのは後にも先にもありません
(笑)パイオニアはDATメーカーとしてMDは断固出さないのかと思い、出し
たので失望しましたが、気合は感じられました。ただし、同価格のデジプ
ロ3ヘッドデッキ、T-D7のほうが音がいいですが(^^;
それを指摘したら(苦笑)でした(笑)。でも売れなきゃ仕方がないです。
JE700及びJB920は数秒で停止したくなるほどキツイ音でしたが(^^;JA33E
Sは30ESに比して雲泥の差で、可変デジタルフィルターをスプラインにし
てもアラが確認できず、やっとまともな音になったと思いました。音的に
は高域を相当押さえて低域に安定感を持たせているようです。それも再生
専用20ビットディスクにおいてだし、 DCCは初代のDCC900ですでにまとも
な音でした(^^;;;
それに今なら同価格のCDRのほうが遥かに高音質です。 CDRで焼いています
が、家の単品CDなら高音質で聴けますが、車ではCDの音が悪いのでDCCま
たはACCのほうが上です。 FMトランスミッターの音が悪すぎるので分解し
たら通電していてショートして壊れました。もう捨てます(^^;便利でも音
が悪すぎました。ヘッドフォンでは高音質なフィリップスのポータブルC
Dにしても車室内ではきめ細かさが生かせないので重量感のあるDCCのほう
が上です。
いかなる条件下でも高音質なDCCはCDでさえかなわないのにMDに負ける
わけはありません。自分の松下のヘッドユニットの倍する友人のケンウ
ッドのカーMDコンポはキンキンした軽さで低音質です。
●[stardust氏]
ひろみっくさん、こんにちは。DVではお世話になりました。ところで、
DATの特機はあまり高くないということですが、どのくらいなのでしょ
うか?話がそれますが、最近、DATのオーバーホールを順番にしていま
す。77ESはまだ部品は結構あるようですね。DENONの2000Gはそろそろ厳し
くなってきたようです。DTR-80Pも部品によってはない場合もあると言われ
ました。
●[あい氏]
なるほど、MDは「ATRAC氏がオリジナルに似せて作ったMIDIデータ」ですか
。これは一本取られた(笑)我が家では、もうMDをマスター録音に使用する事
は2度とありません。今から5~6年後、民生用CD-Rが普及してきた頃、
きっと「MDはDAT発売以降CD-Rが登場するまでの中継ぎの規格だった」と公
然と批判されるようになるでしょうから、その頃を楽しみにしておきます。
(録音機の大本命である)民生用CD-Rが登場したから、今にMDはオーディオ専
門雑誌にケチョンケチョンにけなされるに違いない。今でも雑誌を注意して
読むと、MDの音質を絶賛した評価記事なんてないんですよ。行間の意味を深
読みすると自然とそれが分かります。
周囲の状況に流されてDATからMDに移行しようと考えているそこのあなた!
私と同じ愚行を繰り返さない為に、もう一回頭を冷やして考え直した方が良
いです。マニアがこれから買うべき製品はMDではなくCD-Rです。規格として
の限界が露呈してしまったMDを、新しく単品オーディオコンポとして追加
する価値はほとんどありません。
それからカセットテープですが、SONYのMETAL-XAではなくMETAL-XRでした。
なにしろ6年以上昔なものでほとんど忘れておりました。HX-PROについて
ですが、ONにする場合私はバイアスをやや深めにかけて、高音の出具合を
調整しておりました。私の一番のお勧めはTDK SAにDOLBY B NR(HX PRO)と
いう組み合わせですね。元々SAはノイズが徹底的に押さえ込まれたテープ
で、それにDOLBY B NRだと(DOLBY C NRに比べて)DOLBYの癖が強く出過ぎ
ないので、比較的自然な音が聴けます。
SAは音調も非常に良く練られていて、MAのようにカッチリし過ぎる事も
ありません。SAが現在も店頭で入手出来るなら、一番にお勧めしたいテ
ープです。(SAはIEC TYPE IIの規準テープに最も近い市販テープと言
われていました)これが(かつてのSFや)SRのような廉価版になると、音
調が変わってしまうんですよ…。
UDIIが発売されて以降、価格競争の面で苦しくなったのか次第にSF/SR
系が主流になり、SAの音を好む者としてはちょっと悲しいです。そう
言っている自分自身は、かつてはMAにDOLBY C NR(HX PRO)を組み合わ
せて使っていました。高S/N重視派だったわけです。DOLBYの癖が強く
出る以外は、もうほとんど元のCDに負けないくらいの音が出ていました。
でもデジタルの時代になると、こういう「カセットテープの使いこな
し」というか「テープの個性を引き出す」使い方も、昔話になってし
まうのでしょうね…。数日前、Webを見ていて「カセットテープの歴史」
というページにたどり着き、非常に懐かしく見ていたのでありました…。^^;
●[6no.氏]
皆さん本当に熱い書き込みですね~(^^)。私のダビング編集環境の歴史
は録再デッキの歴史と共にありましたので、こういう話は何度でもどん
どんお願いいたします(^^)
あいさん、私はCD-Rより650MbyteのMD-DATAディスクを期待していまし
た。著作権の絡みで闇に葬られていったみたいで非常に残念です。CD-
R並の容量をあのサイズで実現するものだったのですが…。CD-Rは、ポ
ータブルで持ち運ぶにはディスクがかさばり、しかもディスクが傷つ
きやすいですのが欠点ですね。
DATに比べ、収録時間が短いとはいえランダムアクセスの魅力にはちょ
っと惹かれるものがありますけれど(^^;)。カセットデッキお話ですが
、私も殆ど全てHX-PROをかけてNRはdbxを使っていました。dbxを使う
のは、ダビング時に圧縮状態のままコピーするためです。dbxは対数圧
縮ですので、レベルズレによる誤動作が殆ど無視できる特性が非常に
重宝したのです。
ドルビーでは動作点を確実に合わせるために必ずデコードと再エンコ
ードが必要で、ダビング時の劣化はかなり大きかったですから。…VTR
のdbxもどきNR(VHS-HiFiピークノイズリダクション)も、音声NRのON/O
FFが可能でしたら、もっと高品位な音声ダビングが可能だったかもし
れないですね…。
(VHS-HiFi音声の生音質:S/N45dBという化けの皮が公衆の面前にさらけ
出されることになりますが(^^;)
●[ta-san氏]
カセットテープについてはまだ現役ですが、テープとデッキの相性とか、
メタル等の材質を気にしていたのが嘘のようです。今は、ひたすら安い物
を探して使っています。 因みに、デッキは、Victor TDV-711とSONY TC-K
555ESGです。どちらも今のビデオより遙かに貫禄があります。 MD、DCCに
関する話題が多いようですが、DCCの出始めの頃オーディオフェアでデモテ
ープを聴いてがっかりして以来、このタイプは利便性以外のメリットはな
いと考えています。MDとDCCを十把一絡げにしてすみません。
●[Stardust氏]
あいさん、こんにちは。私もしばしば、昔録音したオープンやカセットの
マスターをCD-Rで保存したり、車で聴いたりしています。同じ音源でも「
LP→オープン」だったものをCD-R化したものとカセットに録音したもの
とを何度か聴き比べましたが(特に車で)、やはりカセットの方が魅力的
な音なんですよね(この辺りは、NakamichiのデッキとSonyのCDチェンジ
ャー&プレーヤーとの違いによる部分も大きいかも知れませんけど)。
ただ、私はNRは使わない方なので、カセットの場合、圧倒的なノイズ
も一緒に聴こえてしまいますが(^^;..。カセットは私もTDK SAが一番好
きです。あと、癖はありましたが、BASFのクロームを1000IIで録音した
バロックも好きでした。
●[ひろみっく氏]
DATの特機はソニーのもので15万とか23万とかでしたか,Wデッ
キのもあります.TASCAMやpioneerのも出回っていますね
.安いものはちょっと性能が落ちますので,PCM7600だったかな
,このあたりのクラスがねらい目じゃないかと.
●[TS氏]
「MDは音質が悪くなくてはならない」
これが、MDを企画したソニー大賀典雄氏の証言です。
小学館文庫の「ソニーの法則」276ページに問題の発言があります。
ソニーには87年の時点で音楽CD-Rを作れる技術がありました。
しかし、「CDをレコーダブルにしたら、レコード産業は全部我々の敵になっ
てしまう」という大賀氏の政治的判断によって「CDより音質がある程度悪く
なければならない」MD MD規格が決められました。
さらに、初代MDを設計した末富達人氏は、
「DCCとの競争があったので、とにかく先にMDを出してシェアを獲得しな
ければならなかった。」「大賀さんが、「完成度は満たさなくても出せ」
といっても」などと証言しています。
飯田明先生は「鳴るようにつくられているものは鳴るようにすればなります」
という名言を紹介されていますが、MDは「鳴るように作らせなかった。」
ということです。アナログ規格なら改良で当初想定していた品質を凌駕でき
ますが、デジタルでは規格を超えることは極めて困難です。
ビジネスの面ではBetaとDATの教訓に学んだ、と評価できますが、
品質の面ではお寒い限りです。
ある程度以上の品位がなければ音楽ではないと思う耳の肥えた人々にも
選択肢を用意するのがメーカーの務めではないのでしょうか。
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『また今度ね。次回も楽しい談話が待ってます』
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●読者の声として掲載致します●
本誌では読者の皆様の声を募集しています。オーディオorビジュアルのこと
なら「おまかせ」又は「しゃべらせて」何でも結構です。お待ちしています。
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◆本誌の無断転載及び引用は全文・部分を問わず、禁止させて頂きます◆
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『メールマガジン音と映像とAV機器!』でした(^^)/~~"
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【ごにょごにょ話】
今日、電気屋さんに行ったら、こう言ってました。
D-VHSの画質は凄く良かったと・・・・・
視聴したデッキは11月発売予定のビクターの
HM-DR10000です。待ち遠しいですね。
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