No.84
ソニー VX2000インプレッション 他
---------------------------------------------------[発行部数2925]------
☆[AVファンのみ購読?]マガジン音と映像とAV機器 2000/5/11発行 Vol,76
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☆星の数あるメルマガの中から弊誌を選
んでいただき誠に有り難うございます☆
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◇◇◇本日のAV話題です◇◇◇
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本日のインプレッションはソニーのDVカメラでマニア
やプロの間でも大変人気があったVX1000の後続機で新し
く出たVX2000の使用感を現役プロのビデオカメラマンで
ある、おおぶじ様に詳しく紹介していただきました。
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▼おおふじ様のソニー DVカムコーダー VX2000インプレッション▼
4月下旬に予約していた量販店の先行入荷分が運良く回ってきました。
そこで、手持ちのDVカムコーダー4機種の画質比較DVビデオを作ってみ
ました。まだわずかな期間ですが、使用して感じたことを書いてみま
す。
=機能=
先代のVX1000の機能を踏襲している部分が多いです。ただ、今回は業務
用の姉妹機である PD150をほぼ同時に発売することもあってか、家庭用
としての機能が充実しています。
・操作する度にかわいいいろんなチャイム音を鳴らすことができる。
・撮影時にいろいろなデジタルエフェクトをかけられる。たとえば、
メモリースティックに記録されている縁取りのかわいい絵を撮影時
にクロマキー合成できる。ノンリニア編集で同じことをやるとして
も、けっこう面倒なので、ワンタッチでできるこういう機能は、す
ごく楽しいです。業務でこういう機能を使う人はまずいないと思い
ますが。
・メモリースティックに静止画を記録する時、「カシャッ」とまるで
一眼レフカメラを使っているような音がする。
遊び心が感じられて、「かわいいやつ」と思ってしまいます。
きちんと撮影する人のための機能としては、
・NDフィルタが2段階になった。これは画質にもろに効いています。青
天時に同条件でオート撮影すると、VX1000、キャノンXV1は、だいた
い絞りが9.6~11あたりになります。2000は、フィルタを「2」にする
ように指示が出て、光量が1/32になるので、絞りが5.6前後で動作し
ます。そのため、絞りすぎた時に起きる「小絞りボケ」の影響を逃
れて、映像にキレが出ているようです。XV1のレンズはキレがよいの
ですが、青天時のオート撮影では本領を発揮できないようです。絞
り優先オートにすると、シャッター速度が上がりすぎて、動きのぎ
こちない映像になってしまいますし、外付けでNDフィルタを付けて
、光量を落とすしかありません。
・プッシュダイヤルがついて、操作が素早くできるようになった。
・メニューボタンが外部についた。1000では後ろのふたをあけて、中
の小さいボタンを押していたので、大変やりづらかったです。
・ゼブラパターンの切り換えボタンが単独で付いた。これも、大きい
です。1000ではメニューでの切り替えだったので、面倒くさかった
ですが、2000では気楽に入れたり切ったりできます。70%のゼブラ
も付きましたが、私はほとんど100%しか使いません。
・液晶パネルが付いた。このパネルは使い勝手がいいです。画素が多
いので、画面が緻密で、十分ピント合わせができます。XV1のパ
ネルはピント合わせには使えません。また、色もきれいです。何よ
り、100%のゼブラを表示させていても、ピントを合わせられるの
がうれしいです。1000のファインダーにゼブラを表示させている
と、ほとんどピント合わせができませんでした。
・ズームリングが付いた。動きはやや緩慢ですが、使いやすいです。
またズーム最大速度も、1000よりだいぶ速くなりました。ただ、慣れ
るまでは、ズームリングとフォーカスリングを一緒にさわってしまい
がちです。
・大容量バッテリー使用。これは本当に安心です。一日中使っていても
、バッテリー切れをぜんぜん心配しなくて良いというのは、楽です。
・エンドサーチが付いた。撮影時の頭出しに使えます。ただ、私は同じ
テープの使い回しが多いので役立ちません。バージンテープでないと
意味がありません。1000のエディットサーチには早送り、巻き戻しが
付いていたので、その方が便利です。2000のは1倍速のみです。
・LPモード。私は固定で2時間イベントをベタ撮りすることがあるので、
LPモード大歓迎です。ただ、互換性は問題が多いです。2000ではまだ試
していませんが、XV1のLPモードで撮影したテープは、自己再生ができ
ないことがありました。また、ソニーのDVデッキでも、LP対応をうたっ
ているWV-DR5では再生できず、WV-D700とDHR1000では再生できました。
私はWV-DRシリーズのDVメカに疑問を持っています。ランク端子で外部の
コントローラーを使っても数フレームふらふらと動いて安定しませんし
。とても業務用メカを流用しているなんて、信じられません。以前のDシ
リーズは間違いなくDSR20、DSR30と同じメカです。話がずれましたが(汗)
、LPモードは保存用に使わないほうがいいと思います。
1000、2000とも盛り込まれていない機能ですが、私が欲しいのは、オー
ト撮影時にも絞りの数値を表示できる機能です。最近の業務用カメラに
は必ず付いています。マニュアルアイリスにボタンで切り換えれば表示
されますが、オートで撮影している時にも、絞りがどのあたりなのかは
知りたいものです。なお、XV1では、オート撮影時にワンプッシュボタ
ンでマニュアルに切り換えても、絞りの数値は表示されません。これは
使いづらいです。
=操作性=
バッテリーが大きくなりましたが、持ってみた感じは1000とあまり変
わりません。重心のバランスがよく、使いやすいです。ただ、XV1の軽
さとは比較になりません。ズームレバーはかなり押し込まないと動作
を始めません。「遊び」がやや大きい感じがしました。
機能のところで書いたことは、だいたい操作性の向上につながってい
ますので、総じて1000よりも操作性がいいと言えます。一番うれしか
ったのは液晶パネルですね。ローアングルで撮る時、本当に楽です。
パネルを左手でホールドすると、手ブレも少なくなり、安定させやす
いです。(あまりやるとこわれるかもしれませんが・・)手ブレ補正で
すが、効きが1000より良くなったかどうかは、まだわかりません。
ただ、手ブレ補正をかけているのに気づかないくらい、パンした時の
画面の動きが自然です。XV1では、パンした時、タイムラグがあり、
一瞬遅れて画面が動き始めます。こちらの意図と画面の動きがずれ
る感じがします。これは故障かと思ってキャノンの技術の方に問い
合わせましたが、性能だそうです。
2000の操作性ですごく困るのが、電源スイッチです。軽く動きすぎま
す。オンする時は緑のボタンを押さないと動かないので安心ですが、
オフにするのは軽く動いてしまいます。実際、私は撮影中に一度、誤
って電源を切ってしまいました。1000の電源はこんなことがありませ
ん。
XV1もこの欠点は同じで、本番の撮影中に電源を切ってしまい、血の
気が引いた経験が数回あるのです。電源を切るときも、緑のボタン
を押さないとスイッチが動かないようにしてもらいたいです。
=画質=
2000で家の回りの花を撮影して、その美しさにびっくりしました。
業務用カムコーダーのDSR300とほとんど違わないように見えたので
す。それで、画質比較ビデオを作ってみることにしました。
同じシーンを4機種で撮影して、10秒程度ずつ順次再生するように編
集してみました。画質については、モニターするテレビや、部屋の
明るさ、個人の画質の好みなどの条件で違ってくるように思います
。また、ホワイトバランスのとりかたで、同じカメラでも絵がぜん
ぜん違ってきます。
今回比較した4機種はそういった条件で画質の優劣が逆転しかねない
くらいレベルが似通っていると感じました。「ビデオサロン5月号」
に載っていた画質比較の記事も参考にしました。
自分で撮影してみて、記事になるほど、と思うところが多かったです
。しかし、結果が一致しない部分もありました。以下、あくまで個人
的な感想ですが、いくつか書きます。
なお、モニターはソニーPVM14M4Jで、画質調整はすべてニュートラル
、部屋は完全に暗くしました。また、ビクターの10年前の普及型25イ
ンチテレビで、部屋を明るくして見てみました。
・総合的な印象として、1000は5年前の機種として大健闘です。解像
感ではXV1よりよく、2000より少し劣る感じです。色の再現がややく
すみがちです。XV1は、色の再現がいいです。300と似た傾向で、編
集で混ぜて映像を使うには、一番いいコンビです。解像感はやや劣
ります。
レンズの切れがいいだけに、業務用モニターを至近距離で見ると、
ややノイズっぽく、荒れた感じがあります。普通のテレビで見ると
、色がきれいなだけに、とてもいい感じです。2000は300に肉薄し
ています。撮影の条件によっては、優劣が逆転しています。ただ、
やはり室内、低照度という条件では、業務用との差が大きくなりま
す。屋外で、オートで使うには一番よいと感じました。
・ホワイトバランスが、機種によってちがった傾向になっています
。マニュアル設定(白い紙を移してのワンプッシュ)、オートホワイ
トとも、XV1は赤っぼい傾向です。1000と2000はなぜか、青っぽい
傾向です。300はマニュアルで設定すると中間ですが、今回の撮影
ではXV1と似た発色になりました。やはり、いいコンビです。
300のオートホワイトはよくありません。ちょっとした光の状態の
変化に敏感に反応して、ふわふわと色が変わります。うまく合っ
た時はきれいですが、それでも色が抜けるというか薄くなってし
まい、2000の絵に負けています。解像感はさすがに優っているの
ですが、色がきたないと取り返しがつきません。
傾向を書きましたが、家庭用の3機種については、他と比較しなけ
れば気になるほど色が偏っているわけではなく、十分きれいにオ
ートホワイトで撮影できます。個人的には、XV1の色のバランスが
一番好きです。もちろん、正しくホワイトバランスをとれば、300
の色が一番だと思います。でも、はっきり違うと言えるほどの差は
、屋外では出ないように思います。
・解像感は、300が一番いいです。花をアップで撮ったときの立体
感が他とは違います。これは、CCDとレンズの差でしょうが、CCDが
1/2と一番大きいのと、フィルタによって適正な絞りで撮影できる
ため、「小絞りボケ」を避けられ、また被写界深度が浅くなるため
、より輪郭がはっきりすることもあると思います。
レンズのキレだけの問題ではないと思われます。ついで、2000、100
0、の順によく、XV1はやや劣る感じがしました。でも、室内で20倍
レンズをテレ端にして撮った絵には十分なキレがあります。XV1はワ
イド側で広い風景などを撮った時にぼけた感じになるところが残念
です。もしかすると、画素ずらしの方法で解像度を上げると起きる
問題なのかもしれません。
・逆光でのスミアの出方は家庭用では目立った差がありませんでし
た。どれもスミアが出ていました。2000が特に優れているようにも
見えませんでした。300だけは全く違います。やはり、業務用は悪条
件に強いですね。
・明暗の差が大きい、直射日光が当たった屋外での絵は、家庭用と
業務用で暗部の描写に差が出ました。これは普通のテレビで見ても
、はっきりわかります。黒くつぶれずにきちんと写っているのです
。どうも、オートアイリスで撮影すると、300の方が家庭用カメラよ
り、露出オーバー気味になるようです。
300は多少の露出オーバーでは白飛びしたりしませんから、安心して
(?)、明るめに設定できるのでしょう。家庭用はその辺は絵が破綻し
ないようにオートが設定されているようです。特に、XV1が露出をア
ンダー気味に設定してあるようです。
それで、同じ条件でオート撮影すると、XV1の絵が暗めになってしま
うのでしょう。今回はテストできませんでしたが、それぞれマニュ
アルで設定して、最良の露出で撮影すれば、かなり絵が違ってきた
だろうと思います。ただ、家庭用カメラはダイナミックレンジが小
さいので、露出をオーバーに設定すると、明るい部分が飛んでしま
いがちですので、設定が難しそうです。
・室内の低照度での撮影では、2000の色がくすんでしまいました。
1000と似た傾向の色です。ホールでの撮影でどうなるか、心配です
。XV1は、この条件でも、300と似た自然な色で撮れていました。XV
1は、色に関しては素晴らしいと感じました。
・夜景では、1000の夜景モードがきれいでした。絞りは開放で、ゲ
インがだいたい6dBで撮れています。XV1には夜景用のオートモード
がなく、プログラムオートで撮ると、12db(XV1のゲインの最大)に
なってしまいます。
露出オーバーで光がにじんでしまうのです。ピントがぼけた感じに
なるのは、このせいではないかと思われます。マニュアルでゲイン
を3dbあたりにすると、かなりよくなりました。2000には「サンセ
ット&ムーン」というモードがありますが、これはよくありません
でした。
2000は感度が高いカメラなのに、12dbになってしまいます。もちろ
んひどい露出オーバーです。故障でないとしたら、この設定は直し
てもらいたいところです。マニュアルでゲインを下げていくと、30
0と同じような絵が撮れました。300はオートにしてもゲインは上が
りません。
絞り開放でゲイン0dbでも、明るめでした。試しに9dbにゲインを上
げてみたら、露出オーバーでにじんでしまいました。ただ、モノク
ロファインダーで見ていると、0dbでは暗すぎるように見えたのです
。300のファインダーで夜景を正しく撮るのは難しいです。2000のカ
ラー液晶パネルは素晴らしかったです。
2000は、家庭用としては大きく重いけれど、れっきとした家庭用カ
メラで、愛着のもてる機種だと思います。性能も大きさと価格を考
えるとすばらしいです。業務に使うには、業務用の300に代わるこ
とはできません。
業務用に必要な機能が足りませんし、悪条件での画質に差が見られ
るからです。しかし、機動性は最高です。屋外で、うごきの多い被
写体を追いかけて撮ったり、ローアングル撮影やテーブルに乗っけ
て撮るなど、機敏に撮りたい場合は、2000の方がぜったいいい絵が
撮れると思います。
光の状況が刻々変わるような時の撮影も、オートホワイトできれい
に撮れる2000がいいです。最後に、16対9の画面ですが、これは、
2000とXV1で大きく違います。XV1は、ピントが甘い、ぼけた絵にな
ってしまいます。ファインダーやパネルも、XV1はワイド画面にな
らず、見づらいです。16対9を重視するなら、2000が絶対にいいで
すね。
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▼熱いAVシステム構築▼
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●[V20氏]
なんと熱く、濃い内容でしょう。とても良い勉強になりました。
さて、初めての質問でオーディオに近い件で申し訳有りませんが宜
しくお願い致します。
現在のシステム
プリメインアンプ サンスイ AU-D607X
スピーカー ケンウッド LS-990HG
CDプレーヤ デンオン DCD-1650AR
MDデッキ ソニー MDS-JE510
スピーカーケーブル ベルデン スタジオ 727
ピンケーブル アクロテック 6N-A2200
ビデオデッキ ミツビシ HV-S700
テレビ ソニー プロフィール KX20HF3
TVチューナ ソニー VT-X2R
BSチューナ ソニー SAT-30BS
過去にAVアンプ、オンキョーV801PROを利用していまし
たが知人にあまり良い音ではないと言われ、中古でサンスイを入
れ、古くとも比較的レベルアップしました。CDプレーヤもDC
D-830から1650ARにしながら、ケーブル類を熟考の上
、交換しました。
比較的なHiFi化が出来たと思います。また、このHPに影響
されて、骨董品だとは思いつつも、上記のAV機器を繋ぎ、何と
かシンプルな2chAVシステムを形作りました。現在の環境は
、部屋は洋間6畳、Maxell室内アンテナでしのいでおりま
す。田舎ですのでアンテナさえ投資すればかなり良い受信は可能
でしょうが、まだ、手は着けておりません。
A.古い607Xを現在のNRAにするとどの程度グレードアッ
プするでしょうか?また、本命は707ですが、907も射程に
は入っています。特に雑誌等でも話題の付難い707を利用する
としたら、AVシステムとしてオールラウンドにこなしてくれる
でしょうか?(607Xの音は狭いですが骨があって元気な鳴り
方はしています。)
B.ケンウッドLS-990HGの発売時期、発売時価格、諸元
などを教えて下さい。(実は、昨年、このSPを譲り受けた事が
発端でシステムを組出しました。)確か、当時はミドルクラスで
CDプレーヤが出始めの時期で無理にデジタル対応などとステッ
カーが貼ってあった記憶だけが頭に残っております。
C.ラックスのL-503,505,507Sに比べ、サンスイ
はどうなのでしょうか?田舎なのでラックスのアンプの音を聴く
機会がありませんので、言葉では限界があると思いますが、AV
としてオールラウンドに使用するにはどうですか?
かなり大量の書き込みの割には中身が薄く、詰まらない質問かも
知れませんがどなたかよくご存じの方がいらっしゃれば宜しくお
願いいたします。私は一般人ですので音楽のジャンルは絞り込ま
すに広く浅く聴く方です。
追伸:バブル崩壊後のビデオデッキの品質もかなり?の様な印象
を過去ログで感じました。自動車業界もしかり。バブル期の車も
N自動車のR32を見るとよく解ります。今でも、R32は古く
てもコストダウンの粗は見あたりません。
景気が悪いと物が悪く成るんですねぇ。バブル期の高額なサンス
イのアンプを中古で探すのも手ですかねぇ?
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●[2001:a氏]
V20さん、はじめまして。久しぶりにオフの1日で(明日はまた仕事
)、AVシステムで遊ぶ合間にレスを書いている2001:a(にせんいち
ねん、と読んでください)です。なかなかバランスのよい、オール
ラウンドなシステムをお使いですね。わかる範囲でご質問にお答
えさせていただきます。無責任なようですが、ほかにも識者の方
がフォローしてくださると思うので。
A. 607Xから607NRAの交換では、ワイドレンジ化、ハイスピード
化などの恩恵は得られると思いますが、グレードアップを実感す
るには、やはり707など上級機種に換えられるほうがよいと思い
ます。サウンドの傾向は基本的にオールラウンドであると思いま
す。
B. LS-990HGはわかりませんでしたが、手元にLS-990Aのデータ
がありました。HGはこれのマーク2的モデルだと思います。990A
は1984年6月発売。59,800円/本。33cmHRカーボンコーンウーファ
ー、10cmセミドームスコーカー、2.5cmハードドームツイーター
の3ウェイ、インピーダンス6オーム、出力音圧レベル92dB/W
、クロスオーバー周波数600Hz/5kHz、幅355×高さ670×奥行き32
1mm、22kgとなっています。
また、詳細は不明ですが、86年にはツイーターにプラズマダイア
モンド振動板、スコーカーにDSD(ダイレクト・スーパードーム)
を採用、バッフルの両側をラウンド化したLS-990Dが出ています(
価格は同じ)。HDというのは、型番から考えてさらに後のモデル
でしょうね。かなりのロングセラーです。
C. ラックスとサンスイ。因縁の巡り合わせですね。というのは
、一般論としては、この2社が日本最古参のアンプメーカーとい
うことになっています。ともにトランスメーカーとして名をはせ
、ラックスは前身の錦水堂ラジオ部が1925年の創立、アンプの1
号機は1959年のリリースです。
サンスイは1944年に山水電気製作所として開設され、1954年から
アンプを発売しています。発祥の地がラックスは大阪、サンスイ
は東京という点で対照的であることも、この2社が並んで取り上
げられることが多い理由でしょう。つい長くなってしまいました
が、個人的には初めて買った単品コンポのアンプが1976年のAU-6
07(同シリーズの初代機)であり、その後、知人からAU-777を譲り
受けたことなどもあります。
また、代替わりはしましたが、ずっと使い続けているJBLのスピ
ーカーが、当時はサンスイが輸入代理店だったので、新宿のショ
ールームに通ったものでした。一方のラックスはサンスイの後の
愛用機で、現在はセパレートアンプですが、計9台買い、5台が
現役で稼働中です。
ラックス製品について語りはじめるときりがないので、誤解を恐
れず手短にいえば、日本のメーカーには珍しい、音よりも音楽を
聴かせてくれる製品を作ってくれるメーカーであり、再生音も高
度ですが、趣味性の高さ、操作性やデザインへのこだわりでも群
を抜いた存在だと思います。
総合カタログを手に入れてご覧になるとよいと思うのですが、ト
ップページは「私共が作っているオーディオ製品は単なる実用品
ではなく、趣味の分野に属する文化的な工業製品です」という書
き出しで始まり、ラックスの製品作りの哲学紹介に費やされてい
ます。
ここだけでも、オーディオを楽しむ上で一読の価値があるもので
す。もちろん、ラックス自身がいっているように、オーディオは
趣味の製品ですから、ぼくもラックスの製品を無条件にすべての
人に勧めようとは毛頭考えていません。しかし、哲学がはっきり
しているだけに、この傾向の製品を求める人には、ほかに代え難
い、強い魅力を持つことも事実です。
ラックス党と呼ばれる、熱心なファンがいる所以です。503から50
7 のシリーズは、ラックス製品の特徴だった品位の高さに加えて
、ダイナミックな表現力も備わって、オールラウンドに使える製
品だと思います。一聴をおすすめします。ついつい長文になって
しまいましたが、これに懲りず、なんでもご相談ください
m(_ _;)m
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●[通りすがりさん]
(たまたま読んでいる物です、詳しくないのですが知ってることを
書きます。その昔607MRになって電源強化されて音は良くなっ
たのかなと思って日本橋で聞いたことがあったのですが、いまい
ちでした、907Aniversaly(だったかな)も同様にいまいちで
した。X
Rに比べて各パーツが安いのがMR等のだめなとこだと店員さんに聞
きましたが...、技術者は某メーカに流出したらしいですしね
。(古すぎかな^^;)サンスイの音が好みに合うのなら、僕の
聞いた中でのお勧めは907LTDです。でも907LTDにするとS10
2くらいにはしたくなるし(SPもかな^^;)
ちょっと無理なきもします。オーディオにそれほどこだわらない
のなら607XRで十分だと思います。しかし僕はここ2年くらい
オーディオの世界から遠ざかっていたので、最近どれがいいのか
解らないのです。すごくかってかな^^;;
MRを聞いたときサンスイはもう駄目かなと思ってしまいました。
607XRはその当時いいAMPだと思ったのですが....。最近のAM
Pのお勧めがあったら僕も知りたいです(^^;;
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●[KAZU氏]
サンスイの607から907にまでかけては以前から欠点があります。
(あくまで私個人の主観ですが)それはパワーアンプダイレクト
と通常のプリメイン入力とのクオリティ差がありすぎることで実
質ダイレクト入力の二系統しか使いものにならないことです。通
常入力はダイレクトに比べて低域の量感がでてきてピラミッドバ
ランスになるのはいいのですが、余りにも鮮度が落ちすぎて使え
ません。
ですので、私はCDだけちゃんと聴くことができればいいんだ、と
いうひと以外にはお勧めできません。ラックスは2001:aさんのお
っしゃるように音楽を聴かせるメーカーです。サンスイの音に惚
れ込んでいる人には、甘く感じられるかも知れませんがよく聴く
ときちんと必要な情報量を確保した上で密度を高め、かつ音楽性
を引き出しています。
お勧めは507です。スピーカーよっては高域が少々華やかに感じる
場合もあるかも知れませんが、大抵の場合はこれが艶やかさにに
つながり、なめらかさもあってなかなか素晴らしい音を聞かせて
くれます。
509もありますがCPを考えると507だと思います。ちなみに503はち
ょっと甘すぎるかなというところがあり505は全体にすっきりした
音でなめらか、力感がもう少し欲しいという感じです。最近のラ
ックスで唯一の問題は、天板の放熱口部分がプラスチックで出来
ているため使用しているうちに歪んで変形してしまうことです。
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●[アッキー氏]
707か907かと言う選択肢なら、907がよいと思います。607はお買
い得な値付、907はその時点の技術力の結集が魅力。中間の707は
返って割高と言う話を、オーディオ専門店で昔からよく聞きます
。
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●[V20氏]
こん○○は。初めて質問をさせて頂いたV20です。個人的に仕
事にブルー系が入っているので午前零時から午前8時迄は睡眠の
コアタイムですので皆様がご回答して下さっている時間は、鼻提
灯タイムです。(^^;)
何故か申し訳無く感じます。ご回答して下さった、2001:a
様、通りすがり様、KAZU様、アッキー様、初めまして、そし
て懇切丁寧に有り難うございました。m(__)m。 2001:a様
、種々の雑誌ではなかなか伺い知れない興味深い説明有り難うご
ざいます。
特にラックスとサンスイが日本最古参のメーカーだなんて知りま
せんでした。特にラックスという名前は素人には海外メーカーの
印象を受けますし。2001:a様のおっしゃるようにまず、カ
タログを取り寄せてメーカーの哲学に触れてみたい思います。更
には、やはり、何とか機会を作りまして視聴してみます。
それから、2001:a様、長文読解は、私は苦しくないです。
この長文で内容が濃いのですから、私はワープロで体裁を整えプ
リントアウトして重要資料として保存致します。更に文章の質も
さすが、文筆業の方ですね、さらりと頭に入ります。「これに懲
りず・・・」なんて、とんでもありません。
ちょくちょく、勉強させて下さい。LS-990HGですが、調
べて頂き有り難うございます。確かにHGはバッフルの両側をラ
ウンドしてあります。これが逆に質の高さを強調してるのカモ?
(発売当時価格に満足しました。値段の高いアンプでも使い切れ
る可能性が滲み出ています。(^^;)
もっともJBLには敵わないと思いますが。 通りすがり様、6
07XRとは、Xの後継モデルでしょうね?お話の内容ではバブ
ル期の物量投入が去った崩壊後のモデルの印象を生の声で聞いた
様に見受けられました。907LTDは、今でも高値の中古価格
で見られますよね。
余程の名機なのですね。実は職場の上司が所有しており、つい最
近S-10を組み入れたと。(^^;;)(収入の違いによるグレー
ドの違い?) KAZU様、入力のクオリティ差の件は、サンス
イのカタログ通りに並べられた美辞麗句は裏を返せば、実際、そ
うなるのでしょうね。実にリアルな話です。
また、ラックスのアンプの個体差比較を簡潔に解り易く説明して
下さり有り難うございました。参考になります。 アッキー様、
だから707に雑誌でも陽が当たらないのですね。ここ、数ヶ月
のステレオ誌の長岡先生のコメントでも似た意見が書かれていた
記憶があります。
うーん、濃い内容に唸ってしまいます。本当に皆様、有り難うご
ざいました。感謝!!m(__)m
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●[ライダー氏]
ケンウッドのLS-990シリーズの件。これはオンキョーの7
7シリーズとともに、比較的よく売れたモデルです。当時は60
000円前後が売れ筋の価格帯(普及価格帯)で、主要各社とも
この価格帯のモデルを投入していたと記憶しています。もちろん
、最近何かと話題のダイヤトーンも。
その当時のケンウッドは、ミニコン(ROXY W7,D7,C
D7,・・・シリーズ)の大ヒットにより経営状態が急ピッチで
回復し、単コンの開発にも非常に意欲的でした。ちょうど82年
に発売されたCDプレーヤーの第一次成長期(ROXY D7で
はオプション扱いであったCDプレーヤーが、次年度発売のCD
7では標準搭載され、そのかわりにレコードプレーヤーがオプシ
ョン扱いになりました。
また、単品CDの方ではヤマハが筆頭となって低価格化が急ピッ
チで進み、十数万円→99800円→69800円が実現された
のも、ちょうどこの時期です。)とも相まって。それらが発売さ
れていた当時、ちょうどケンウッド社のヘルパー(自社製品を販
売するために大型電器チェーン店などへ送り込まれたアルバイト
販売員)をやっていました。
もう10年以上も前のことなので、はっきりとは覚えていないん
ですが、990シリーズにはA,HG,D,..などがあり、H
Gは86年前後だったと思います。発売年度順までは覚えていま
せんが、価格は59800円×2に間違いありません。990シ
リーズは、すべて59800円でしたから。
普及価格品オンリーにまで落ちぶれてしまった現ケンウッドとは
違い、当時のケンウッドは光り輝いており、非常に魅力的な製品
を世に送りだしていました。
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●[V20氏]
ライダーさん、初めまして、V20です。またもや詳しい補足説
明有り難うございましたm(__)m。
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●[ライダー氏]
V20さん、はじめまして。たいへんうろ覚えで申し訳ないので
すが、990HGではなく990HDだったような気が・・・?
間違っていたらごめんなさい。
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◇全国のAV機器マニア、技術者、販売店、放送関係の方々の楽しい◇
◇AV談話をメールでお知らせ致します。 (発行人:Homer伯爵)◇
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◇本誌の無断転載及び引用は全文・部分を問わず、禁止させて頂きます◇
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『Homer-C音と映像とAV機器』==> https://homer-c.cyou/
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『それでは次回も楽しいAV談話お楽しみに』(^^)/~
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【ここだけの話】
バスジャックをした17歳の少年がインターネッ
ト上の掲示板で「ネオむぎ茶、キャットキラー」
というHNを使って、いろんな書き込みをしてい
たようですが、なんと、うちの掲示板にも出現し
ていました。内容的には短い批判や、時には意味
不明な中傷等です。
通常、掲示板等に嫌がらせをする場合は何処から
繋いでいるか解らないように海外のアクセスポイ
ントやプロキシ経由でするものですが、彼は地元
のプロバイダー、佐○県から堂々と繋いでいまし
た。
こんなバレバレな方法でイタズラ書きするのはネ
ット初心者だろうとは思いましたが・・・
合掌
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---------------------------------------------------[発行部数2925]------
☆[AVファンのみ購読?]マガジン音と映像とAV機器 2000/5/11発行 Vol,76
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☆星の数あるメルマガの中から弊誌を選
んでいただき誠に有り難うございます☆
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◇◇◇本日のAV話題です◇◇◇
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本日のインプレッションはソニーのDVカメラでマニア
やプロの間でも大変人気があったVX1000の後続機で新し
く出たVX2000の使用感を現役プロのビデオカメラマンで
ある、おおぶじ様に詳しく紹介していただきました。
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▼おおふじ様のソニー DVカムコーダー VX2000インプレッション▼
4月下旬に予約していた量販店の先行入荷分が運良く回ってきました。
そこで、手持ちのDVカムコーダー4機種の画質比較DVビデオを作ってみ
ました。まだわずかな期間ですが、使用して感じたことを書いてみま
す。
=機能=
先代のVX1000の機能を踏襲している部分が多いです。ただ、今回は業務
用の姉妹機である PD150をほぼ同時に発売することもあってか、家庭用
としての機能が充実しています。
・操作する度にかわいいいろんなチャイム音を鳴らすことができる。
・撮影時にいろいろなデジタルエフェクトをかけられる。たとえば、
メモリースティックに記録されている縁取りのかわいい絵を撮影時
にクロマキー合成できる。ノンリニア編集で同じことをやるとして
も、けっこう面倒なので、ワンタッチでできるこういう機能は、す
ごく楽しいです。業務でこういう機能を使う人はまずいないと思い
ますが。
・メモリースティックに静止画を記録する時、「カシャッ」とまるで
一眼レフカメラを使っているような音がする。
遊び心が感じられて、「かわいいやつ」と思ってしまいます。
きちんと撮影する人のための機能としては、
・NDフィルタが2段階になった。これは画質にもろに効いています。青
天時に同条件でオート撮影すると、VX1000、キャノンXV1は、だいた
い絞りが9.6~11あたりになります。2000は、フィルタを「2」にする
ように指示が出て、光量が1/32になるので、絞りが5.6前後で動作し
ます。そのため、絞りすぎた時に起きる「小絞りボケ」の影響を逃
れて、映像にキレが出ているようです。XV1のレンズはキレがよいの
ですが、青天時のオート撮影では本領を発揮できないようです。絞
り優先オートにすると、シャッター速度が上がりすぎて、動きのぎ
こちない映像になってしまいますし、外付けでNDフィルタを付けて
、光量を落とすしかありません。
・プッシュダイヤルがついて、操作が素早くできるようになった。
・メニューボタンが外部についた。1000では後ろのふたをあけて、中
の小さいボタンを押していたので、大変やりづらかったです。
・ゼブラパターンの切り換えボタンが単独で付いた。これも、大きい
です。1000ではメニューでの切り替えだったので、面倒くさかった
ですが、2000では気楽に入れたり切ったりできます。70%のゼブラ
も付きましたが、私はほとんど100%しか使いません。
・液晶パネルが付いた。このパネルは使い勝手がいいです。画素が多
いので、画面が緻密で、十分ピント合わせができます。XV1のパ
ネルはピント合わせには使えません。また、色もきれいです。何よ
り、100%のゼブラを表示させていても、ピントを合わせられるの
がうれしいです。1000のファインダーにゼブラを表示させている
と、ほとんどピント合わせができませんでした。
・ズームリングが付いた。動きはやや緩慢ですが、使いやすいです。
またズーム最大速度も、1000よりだいぶ速くなりました。ただ、慣れ
るまでは、ズームリングとフォーカスリングを一緒にさわってしまい
がちです。
・大容量バッテリー使用。これは本当に安心です。一日中使っていても
、バッテリー切れをぜんぜん心配しなくて良いというのは、楽です。
・エンドサーチが付いた。撮影時の頭出しに使えます。ただ、私は同じ
テープの使い回しが多いので役立ちません。バージンテープでないと
意味がありません。1000のエディットサーチには早送り、巻き戻しが
付いていたので、その方が便利です。2000のは1倍速のみです。
・LPモード。私は固定で2時間イベントをベタ撮りすることがあるので、
LPモード大歓迎です。ただ、互換性は問題が多いです。2000ではまだ試
していませんが、XV1のLPモードで撮影したテープは、自己再生ができ
ないことがありました。また、ソニーのDVデッキでも、LP対応をうたっ
ているWV-DR5では再生できず、WV-D700とDHR1000では再生できました。
私はWV-DRシリーズのDVメカに疑問を持っています。ランク端子で外部の
コントローラーを使っても数フレームふらふらと動いて安定しませんし
。とても業務用メカを流用しているなんて、信じられません。以前のDシ
リーズは間違いなくDSR20、DSR30と同じメカです。話がずれましたが(汗)
、LPモードは保存用に使わないほうがいいと思います。
1000、2000とも盛り込まれていない機能ですが、私が欲しいのは、オー
ト撮影時にも絞りの数値を表示できる機能です。最近の業務用カメラに
は必ず付いています。マニュアルアイリスにボタンで切り換えれば表示
されますが、オートで撮影している時にも、絞りがどのあたりなのかは
知りたいものです。なお、XV1では、オート撮影時にワンプッシュボタ
ンでマニュアルに切り換えても、絞りの数値は表示されません。これは
使いづらいです。
=操作性=
バッテリーが大きくなりましたが、持ってみた感じは1000とあまり変
わりません。重心のバランスがよく、使いやすいです。ただ、XV1の軽
さとは比較になりません。ズームレバーはかなり押し込まないと動作
を始めません。「遊び」がやや大きい感じがしました。
機能のところで書いたことは、だいたい操作性の向上につながってい
ますので、総じて1000よりも操作性がいいと言えます。一番うれしか
ったのは液晶パネルですね。ローアングルで撮る時、本当に楽です。
パネルを左手でホールドすると、手ブレも少なくなり、安定させやす
いです。(あまりやるとこわれるかもしれませんが・・)手ブレ補正で
すが、効きが1000より良くなったかどうかは、まだわかりません。
ただ、手ブレ補正をかけているのに気づかないくらい、パンした時の
画面の動きが自然です。XV1では、パンした時、タイムラグがあり、
一瞬遅れて画面が動き始めます。こちらの意図と画面の動きがずれ
る感じがします。これは故障かと思ってキャノンの技術の方に問い
合わせましたが、性能だそうです。
2000の操作性ですごく困るのが、電源スイッチです。軽く動きすぎま
す。オンする時は緑のボタンを押さないと動かないので安心ですが、
オフにするのは軽く動いてしまいます。実際、私は撮影中に一度、誤
って電源を切ってしまいました。1000の電源はこんなことがありませ
ん。
XV1もこの欠点は同じで、本番の撮影中に電源を切ってしまい、血の
気が引いた経験が数回あるのです。電源を切るときも、緑のボタン
を押さないとスイッチが動かないようにしてもらいたいです。
=画質=
2000で家の回りの花を撮影して、その美しさにびっくりしました。
業務用カムコーダーのDSR300とほとんど違わないように見えたので
す。それで、画質比較ビデオを作ってみることにしました。
同じシーンを4機種で撮影して、10秒程度ずつ順次再生するように編
集してみました。画質については、モニターするテレビや、部屋の
明るさ、個人の画質の好みなどの条件で違ってくるように思います
。また、ホワイトバランスのとりかたで、同じカメラでも絵がぜん
ぜん違ってきます。
今回比較した4機種はそういった条件で画質の優劣が逆転しかねない
くらいレベルが似通っていると感じました。「ビデオサロン5月号」
に載っていた画質比較の記事も参考にしました。
自分で撮影してみて、記事になるほど、と思うところが多かったです
。しかし、結果が一致しない部分もありました。以下、あくまで個人
的な感想ですが、いくつか書きます。
なお、モニターはソニーPVM14M4Jで、画質調整はすべてニュートラル
、部屋は完全に暗くしました。また、ビクターの10年前の普及型25イ
ンチテレビで、部屋を明るくして見てみました。
・総合的な印象として、1000は5年前の機種として大健闘です。解像
感ではXV1よりよく、2000より少し劣る感じです。色の再現がややく
すみがちです。XV1は、色の再現がいいです。300と似た傾向で、編
集で混ぜて映像を使うには、一番いいコンビです。解像感はやや劣
ります。
レンズの切れがいいだけに、業務用モニターを至近距離で見ると、
ややノイズっぽく、荒れた感じがあります。普通のテレビで見ると
、色がきれいなだけに、とてもいい感じです。2000は300に肉薄し
ています。撮影の条件によっては、優劣が逆転しています。ただ、
やはり室内、低照度という条件では、業務用との差が大きくなりま
す。屋外で、オートで使うには一番よいと感じました。
・ホワイトバランスが、機種によってちがった傾向になっています
。マニュアル設定(白い紙を移してのワンプッシュ)、オートホワイ
トとも、XV1は赤っぼい傾向です。1000と2000はなぜか、青っぽい
傾向です。300はマニュアルで設定すると中間ですが、今回の撮影
ではXV1と似た発色になりました。やはり、いいコンビです。
300のオートホワイトはよくありません。ちょっとした光の状態の
変化に敏感に反応して、ふわふわと色が変わります。うまく合っ
た時はきれいですが、それでも色が抜けるというか薄くなってし
まい、2000の絵に負けています。解像感はさすがに優っているの
ですが、色がきたないと取り返しがつきません。
傾向を書きましたが、家庭用の3機種については、他と比較しなけ
れば気になるほど色が偏っているわけではなく、十分きれいにオ
ートホワイトで撮影できます。個人的には、XV1の色のバランスが
一番好きです。もちろん、正しくホワイトバランスをとれば、300
の色が一番だと思います。でも、はっきり違うと言えるほどの差は
、屋外では出ないように思います。
・解像感は、300が一番いいです。花をアップで撮ったときの立体
感が他とは違います。これは、CCDとレンズの差でしょうが、CCDが
1/2と一番大きいのと、フィルタによって適正な絞りで撮影できる
ため、「小絞りボケ」を避けられ、また被写界深度が浅くなるため
、より輪郭がはっきりすることもあると思います。
レンズのキレだけの問題ではないと思われます。ついで、2000、100
0、の順によく、XV1はやや劣る感じがしました。でも、室内で20倍
レンズをテレ端にして撮った絵には十分なキレがあります。XV1はワ
イド側で広い風景などを撮った時にぼけた感じになるところが残念
です。もしかすると、画素ずらしの方法で解像度を上げると起きる
問題なのかもしれません。
・逆光でのスミアの出方は家庭用では目立った差がありませんでし
た。どれもスミアが出ていました。2000が特に優れているようにも
見えませんでした。300だけは全く違います。やはり、業務用は悪条
件に強いですね。
・明暗の差が大きい、直射日光が当たった屋外での絵は、家庭用と
業務用で暗部の描写に差が出ました。これは普通のテレビで見ても
、はっきりわかります。黒くつぶれずにきちんと写っているのです
。どうも、オートアイリスで撮影すると、300の方が家庭用カメラよ
り、露出オーバー気味になるようです。
300は多少の露出オーバーでは白飛びしたりしませんから、安心して
(?)、明るめに設定できるのでしょう。家庭用はその辺は絵が破綻し
ないようにオートが設定されているようです。特に、XV1が露出をア
ンダー気味に設定してあるようです。
それで、同じ条件でオート撮影すると、XV1の絵が暗めになってしま
うのでしょう。今回はテストできませんでしたが、それぞれマニュ
アルで設定して、最良の露出で撮影すれば、かなり絵が違ってきた
だろうと思います。ただ、家庭用カメラはダイナミックレンジが小
さいので、露出をオーバーに設定すると、明るい部分が飛んでしま
いがちですので、設定が難しそうです。
・室内の低照度での撮影では、2000の色がくすんでしまいました。
1000と似た傾向の色です。ホールでの撮影でどうなるか、心配です
。XV1は、この条件でも、300と似た自然な色で撮れていました。XV
1は、色に関しては素晴らしいと感じました。
・夜景では、1000の夜景モードがきれいでした。絞りは開放で、ゲ
インがだいたい6dBで撮れています。XV1には夜景用のオートモード
がなく、プログラムオートで撮ると、12db(XV1のゲインの最大)に
なってしまいます。
露出オーバーで光がにじんでしまうのです。ピントがぼけた感じに
なるのは、このせいではないかと思われます。マニュアルでゲイン
を3dbあたりにすると、かなりよくなりました。2000には「サンセ
ット&ムーン」というモードがありますが、これはよくありません
でした。
2000は感度が高いカメラなのに、12dbになってしまいます。もちろ
んひどい露出オーバーです。故障でないとしたら、この設定は直し
てもらいたいところです。マニュアルでゲインを下げていくと、30
0と同じような絵が撮れました。300はオートにしてもゲインは上が
りません。
絞り開放でゲイン0dbでも、明るめでした。試しに9dbにゲインを上
げてみたら、露出オーバーでにじんでしまいました。ただ、モノク
ロファインダーで見ていると、0dbでは暗すぎるように見えたのです
。300のファインダーで夜景を正しく撮るのは難しいです。2000のカ
ラー液晶パネルは素晴らしかったです。
2000は、家庭用としては大きく重いけれど、れっきとした家庭用カ
メラで、愛着のもてる機種だと思います。性能も大きさと価格を考
えるとすばらしいです。業務に使うには、業務用の300に代わるこ
とはできません。
業務用に必要な機能が足りませんし、悪条件での画質に差が見られ
るからです。しかし、機動性は最高です。屋外で、うごきの多い被
写体を追いかけて撮ったり、ローアングル撮影やテーブルに乗っけ
て撮るなど、機敏に撮りたい場合は、2000の方がぜったいいい絵が
撮れると思います。
光の状況が刻々変わるような時の撮影も、オートホワイトできれい
に撮れる2000がいいです。最後に、16対9の画面ですが、これは、
2000とXV1で大きく違います。XV1は、ピントが甘い、ぼけた絵にな
ってしまいます。ファインダーやパネルも、XV1はワイド画面にな
らず、見づらいです。16対9を重視するなら、2000が絶対にいいで
すね。
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▼熱いAVシステム構築▼
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●[V20氏]
なんと熱く、濃い内容でしょう。とても良い勉強になりました。
さて、初めての質問でオーディオに近い件で申し訳有りませんが宜
しくお願い致します。
現在のシステム
プリメインアンプ サンスイ AU-D607X
スピーカー ケンウッド LS-990HG
CDプレーヤ デンオン DCD-1650AR
MDデッキ ソニー MDS-JE510
スピーカーケーブル ベルデン スタジオ 727
ピンケーブル アクロテック 6N-A2200
ビデオデッキ ミツビシ HV-S700
テレビ ソニー プロフィール KX20HF3
TVチューナ ソニー VT-X2R
BSチューナ ソニー SAT-30BS
過去にAVアンプ、オンキョーV801PROを利用していまし
たが知人にあまり良い音ではないと言われ、中古でサンスイを入
れ、古くとも比較的レベルアップしました。CDプレーヤもDC
D-830から1650ARにしながら、ケーブル類を熟考の上
、交換しました。
比較的なHiFi化が出来たと思います。また、このHPに影響
されて、骨董品だとは思いつつも、上記のAV機器を繋ぎ、何と
かシンプルな2chAVシステムを形作りました。現在の環境は
、部屋は洋間6畳、Maxell室内アンテナでしのいでおりま
す。田舎ですのでアンテナさえ投資すればかなり良い受信は可能
でしょうが、まだ、手は着けておりません。
A.古い607Xを現在のNRAにするとどの程度グレードアッ
プするでしょうか?また、本命は707ですが、907も射程に
は入っています。特に雑誌等でも話題の付難い707を利用する
としたら、AVシステムとしてオールラウンドにこなしてくれる
でしょうか?(607Xの音は狭いですが骨があって元気な鳴り
方はしています。)
B.ケンウッドLS-990HGの発売時期、発売時価格、諸元
などを教えて下さい。(実は、昨年、このSPを譲り受けた事が
発端でシステムを組出しました。)確か、当時はミドルクラスで
CDプレーヤが出始めの時期で無理にデジタル対応などとステッ
カーが貼ってあった記憶だけが頭に残っております。
C.ラックスのL-503,505,507Sに比べ、サンスイ
はどうなのでしょうか?田舎なのでラックスのアンプの音を聴く
機会がありませんので、言葉では限界があると思いますが、AV
としてオールラウンドに使用するにはどうですか?
かなり大量の書き込みの割には中身が薄く、詰まらない質問かも
知れませんがどなたかよくご存じの方がいらっしゃれば宜しくお
願いいたします。私は一般人ですので音楽のジャンルは絞り込ま
すに広く浅く聴く方です。
追伸:バブル崩壊後のビデオデッキの品質もかなり?の様な印象
を過去ログで感じました。自動車業界もしかり。バブル期の車も
N自動車のR32を見るとよく解ります。今でも、R32は古く
てもコストダウンの粗は見あたりません。
景気が悪いと物が悪く成るんですねぇ。バブル期の高額なサンス
イのアンプを中古で探すのも手ですかねぇ?
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●[2001:a氏]
V20さん、はじめまして。久しぶりにオフの1日で(明日はまた仕事
)、AVシステムで遊ぶ合間にレスを書いている2001:a(にせんいち
ねん、と読んでください)です。なかなかバランスのよい、オール
ラウンドなシステムをお使いですね。わかる範囲でご質問にお答
えさせていただきます。無責任なようですが、ほかにも識者の方
がフォローしてくださると思うので。
A. 607Xから607NRAの交換では、ワイドレンジ化、ハイスピード
化などの恩恵は得られると思いますが、グレードアップを実感す
るには、やはり707など上級機種に換えられるほうがよいと思い
ます。サウンドの傾向は基本的にオールラウンドであると思いま
す。
B. LS-990HGはわかりませんでしたが、手元にLS-990Aのデータ
がありました。HGはこれのマーク2的モデルだと思います。990A
は1984年6月発売。59,800円/本。33cmHRカーボンコーンウーファ
ー、10cmセミドームスコーカー、2.5cmハードドームツイーター
の3ウェイ、インピーダンス6オーム、出力音圧レベル92dB/W
、クロスオーバー周波数600Hz/5kHz、幅355×高さ670×奥行き32
1mm、22kgとなっています。
また、詳細は不明ですが、86年にはツイーターにプラズマダイア
モンド振動板、スコーカーにDSD(ダイレクト・スーパードーム)
を採用、バッフルの両側をラウンド化したLS-990Dが出ています(
価格は同じ)。HDというのは、型番から考えてさらに後のモデル
でしょうね。かなりのロングセラーです。
C. ラックスとサンスイ。因縁の巡り合わせですね。というのは
、一般論としては、この2社が日本最古参のアンプメーカーとい
うことになっています。ともにトランスメーカーとして名をはせ
、ラックスは前身の錦水堂ラジオ部が1925年の創立、アンプの1
号機は1959年のリリースです。
サンスイは1944年に山水電気製作所として開設され、1954年から
アンプを発売しています。発祥の地がラックスは大阪、サンスイ
は東京という点で対照的であることも、この2社が並んで取り上
げられることが多い理由でしょう。つい長くなってしまいました
が、個人的には初めて買った単品コンポのアンプが1976年のAU-6
07(同シリーズの初代機)であり、その後、知人からAU-777を譲り
受けたことなどもあります。
また、代替わりはしましたが、ずっと使い続けているJBLのスピ
ーカーが、当時はサンスイが輸入代理店だったので、新宿のショ
ールームに通ったものでした。一方のラックスはサンスイの後の
愛用機で、現在はセパレートアンプですが、計9台買い、5台が
現役で稼働中です。
ラックス製品について語りはじめるときりがないので、誤解を恐
れず手短にいえば、日本のメーカーには珍しい、音よりも音楽を
聴かせてくれる製品を作ってくれるメーカーであり、再生音も高
度ですが、趣味性の高さ、操作性やデザインへのこだわりでも群
を抜いた存在だと思います。
総合カタログを手に入れてご覧になるとよいと思うのですが、ト
ップページは「私共が作っているオーディオ製品は単なる実用品
ではなく、趣味の分野に属する文化的な工業製品です」という書
き出しで始まり、ラックスの製品作りの哲学紹介に費やされてい
ます。
ここだけでも、オーディオを楽しむ上で一読の価値があるもので
す。もちろん、ラックス自身がいっているように、オーディオは
趣味の製品ですから、ぼくもラックスの製品を無条件にすべての
人に勧めようとは毛頭考えていません。しかし、哲学がはっきり
しているだけに、この傾向の製品を求める人には、ほかに代え難
い、強い魅力を持つことも事実です。
ラックス党と呼ばれる、熱心なファンがいる所以です。503から50
7 のシリーズは、ラックス製品の特徴だった品位の高さに加えて
、ダイナミックな表現力も備わって、オールラウンドに使える製
品だと思います。一聴をおすすめします。ついつい長文になって
しまいましたが、これに懲りず、なんでもご相談ください
m(_ _;)m
-----------------------------------------
●[通りすがりさん]
(たまたま読んでいる物です、詳しくないのですが知ってることを
書きます。その昔607MRになって電源強化されて音は良くなっ
たのかなと思って日本橋で聞いたことがあったのですが、いまい
ちでした、907Aniversaly(だったかな)も同様にいまいちで
した。X
Rに比べて各パーツが安いのがMR等のだめなとこだと店員さんに聞
きましたが...、技術者は某メーカに流出したらしいですしね
。(古すぎかな^^;)サンスイの音が好みに合うのなら、僕の
聞いた中でのお勧めは907LTDです。でも907LTDにするとS10
2くらいにはしたくなるし(SPもかな^^;)
ちょっと無理なきもします。オーディオにそれほどこだわらない
のなら607XRで十分だと思います。しかし僕はここ2年くらい
オーディオの世界から遠ざかっていたので、最近どれがいいのか
解らないのです。すごくかってかな^^;;
MRを聞いたときサンスイはもう駄目かなと思ってしまいました。
607XRはその当時いいAMPだと思ったのですが....。最近のAM
Pのお勧めがあったら僕も知りたいです(^^;;
-----------------------------------------
●[KAZU氏]
サンスイの607から907にまでかけては以前から欠点があります。
(あくまで私個人の主観ですが)それはパワーアンプダイレクト
と通常のプリメイン入力とのクオリティ差がありすぎることで実
質ダイレクト入力の二系統しか使いものにならないことです。通
常入力はダイレクトに比べて低域の量感がでてきてピラミッドバ
ランスになるのはいいのですが、余りにも鮮度が落ちすぎて使え
ません。
ですので、私はCDだけちゃんと聴くことができればいいんだ、と
いうひと以外にはお勧めできません。ラックスは2001:aさんのお
っしゃるように音楽を聴かせるメーカーです。サンスイの音に惚
れ込んでいる人には、甘く感じられるかも知れませんがよく聴く
ときちんと必要な情報量を確保した上で密度を高め、かつ音楽性
を引き出しています。
お勧めは507です。スピーカーよっては高域が少々華やかに感じる
場合もあるかも知れませんが、大抵の場合はこれが艶やかさにに
つながり、なめらかさもあってなかなか素晴らしい音を聞かせて
くれます。
509もありますがCPを考えると507だと思います。ちなみに503はち
ょっと甘すぎるかなというところがあり505は全体にすっきりした
音でなめらか、力感がもう少し欲しいという感じです。最近のラ
ックスで唯一の問題は、天板の放熱口部分がプラスチックで出来
ているため使用しているうちに歪んで変形してしまうことです。
-----------------------------------------
●[アッキー氏]
707か907かと言う選択肢なら、907がよいと思います。607はお買
い得な値付、907はその時点の技術力の結集が魅力。中間の707は
返って割高と言う話を、オーディオ専門店で昔からよく聞きます
。
-----------------------------------------
●[V20氏]
こん○○は。初めて質問をさせて頂いたV20です。個人的に仕
事にブルー系が入っているので午前零時から午前8時迄は睡眠の
コアタイムですので皆様がご回答して下さっている時間は、鼻提
灯タイムです。(^^;)
何故か申し訳無く感じます。ご回答して下さった、2001:a
様、通りすがり様、KAZU様、アッキー様、初めまして、そし
て懇切丁寧に有り難うございました。m(__)m。 2001:a様
、種々の雑誌ではなかなか伺い知れない興味深い説明有り難うご
ざいます。
特にラックスとサンスイが日本最古参のメーカーだなんて知りま
せんでした。特にラックスという名前は素人には海外メーカーの
印象を受けますし。2001:a様のおっしゃるようにまず、カ
タログを取り寄せてメーカーの哲学に触れてみたい思います。更
には、やはり、何とか機会を作りまして視聴してみます。
それから、2001:a様、長文読解は、私は苦しくないです。
この長文で内容が濃いのですから、私はワープロで体裁を整えプ
リントアウトして重要資料として保存致します。更に文章の質も
さすが、文筆業の方ですね、さらりと頭に入ります。「これに懲
りず・・・」なんて、とんでもありません。
ちょくちょく、勉強させて下さい。LS-990HGですが、調
べて頂き有り難うございます。確かにHGはバッフルの両側をラ
ウンドしてあります。これが逆に質の高さを強調してるのカモ?
(発売当時価格に満足しました。値段の高いアンプでも使い切れ
る可能性が滲み出ています。(^^;)
もっともJBLには敵わないと思いますが。 通りすがり様、6
07XRとは、Xの後継モデルでしょうね?お話の内容ではバブ
ル期の物量投入が去った崩壊後のモデルの印象を生の声で聞いた
様に見受けられました。907LTDは、今でも高値の中古価格
で見られますよね。
余程の名機なのですね。実は職場の上司が所有しており、つい最
近S-10を組み入れたと。(^^;;)(収入の違いによるグレー
ドの違い?) KAZU様、入力のクオリティ差の件は、サンス
イのカタログ通りに並べられた美辞麗句は裏を返せば、実際、そ
うなるのでしょうね。実にリアルな話です。
また、ラックスのアンプの個体差比較を簡潔に解り易く説明して
下さり有り難うございました。参考になります。 アッキー様、
だから707に雑誌でも陽が当たらないのですね。ここ、数ヶ月
のステレオ誌の長岡先生のコメントでも似た意見が書かれていた
記憶があります。
うーん、濃い内容に唸ってしまいます。本当に皆様、有り難うご
ざいました。感謝!!m(__)m
-----------------------------------------
●[ライダー氏]
ケンウッドのLS-990シリーズの件。これはオンキョーの7
7シリーズとともに、比較的よく売れたモデルです。当時は60
000円前後が売れ筋の価格帯(普及価格帯)で、主要各社とも
この価格帯のモデルを投入していたと記憶しています。もちろん
、最近何かと話題のダイヤトーンも。
その当時のケンウッドは、ミニコン(ROXY W7,D7,C
D7,・・・シリーズ)の大ヒットにより経営状態が急ピッチで
回復し、単コンの開発にも非常に意欲的でした。ちょうど82年
に発売されたCDプレーヤーの第一次成長期(ROXY D7で
はオプション扱いであったCDプレーヤーが、次年度発売のCD
7では標準搭載され、そのかわりにレコードプレーヤーがオプシ
ョン扱いになりました。
また、単品CDの方ではヤマハが筆頭となって低価格化が急ピッ
チで進み、十数万円→99800円→69800円が実現された
のも、ちょうどこの時期です。)とも相まって。それらが発売さ
れていた当時、ちょうどケンウッド社のヘルパー(自社製品を販
売するために大型電器チェーン店などへ送り込まれたアルバイト
販売員)をやっていました。
もう10年以上も前のことなので、はっきりとは覚えていないん
ですが、990シリーズにはA,HG,D,..などがあり、H
Gは86年前後だったと思います。発売年度順までは覚えていま
せんが、価格は59800円×2に間違いありません。990シ
リーズは、すべて59800円でしたから。
普及価格品オンリーにまで落ちぶれてしまった現ケンウッドとは
違い、当時のケンウッドは光り輝いており、非常に魅力的な製品
を世に送りだしていました。
-----------------------------------------
●[V20氏]
ライダーさん、初めまして、V20です。またもや詳しい補足説
明有り難うございましたm(__)m。
-----------------------------------------
●[ライダー氏]
V20さん、はじめまして。たいへんうろ覚えで申し訳ないので
すが、990HGではなく990HDだったような気が・・・?
間違っていたらごめんなさい。
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◇全国のAV機器マニア、技術者、販売店、放送関係の方々の楽しい◇
◇AV談話をメールでお知らせ致します。 (発行人:Homer伯爵)◇
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◇本誌の無断転載及び引用は全文・部分を問わず、禁止させて頂きます◇
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『Homer-C音と映像とAV機器』==> https://homer-c.cyou/
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『それでは次回も楽しいAV談話お楽しみに』(^^)/~
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【ここだけの話】
バスジャックをした17歳の少年がインターネッ
ト上の掲示板で「ネオむぎ茶、キャットキラー」
というHNを使って、いろんな書き込みをしてい
たようですが、なんと、うちの掲示板にも出現し
ていました。内容的には短い批判や、時には意味
不明な中傷等です。
通常、掲示板等に嫌がらせをする場合は何処から
繋いでいるか解らないように海外のアクセスポイ
ントやプロキシ経由でするものですが、彼は地元
のプロバイダー、佐○県から堂々と繋いでいまし
た。
こんなバレバレな方法でイタズラ書きするのはネ
ット初心者だろうとは思いましたが・・・
合掌
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